ニッカ カフェグレーンの姉妹品として登場した、「ニッカ カフェモルト」。一般的にモルトウイスキーは単式蒸溜機(ポットスチル)で蒸溜されますが、このウイスキーは「カフェ式連続式蒸溜機」でモルトを蒸溜するという、世界的にも珍しい製法で作られています。原料はモルト100%なのに、公式分類は「グレーンウイスキー」枠。製法と素材のミスマッチが生む、ユニークな一本です。
2019年に休売となり「実質終売」とされた時期もありましたが、2024〜2025年から逆輸入品(海外向け輸出品の国内還流)を中心に流通量が回復。価格も¥10,000超えのプレミア時代から、定価近辺の¥5,038〜¥5,830まで落ち着いてきたところです。本記事では、この稀少なモルトウイスキーの魅力を、香り・味わい・流通状況まで本音でレビューしていきます。
📦 流通状況の最新情報(2026年5月時点)
公式(アサヒビール/ニッカ)からの「再販」発表はなく、ステータスとしては「休売継続中」のまま。ただし、2024〜2025年から逆輸入品(海外向け輸出品が国内に還流したもの)を中心に流通量が明確に回復し、酒販店やECで再び見かける機会が増えてきました。価格も2022年頃の¥10,000超え高騰相場から、定価¥6,600以下の¥5,038〜¥5,830レベルまで落ち着いています。「気まぐれ入荷の限定流通」という位置づけで、見かけたら早めの確保がおすすめです。
【結論】こんな人におすすめ
- ✅世界的に珍しい「カフェスチル製モルトウイスキー」を体験したい人
- ✅カフェグレーンを飲んで姉妹品も試したい人
- ✅マイルドで甘いモルトウイスキーが好きな人
- ✅稀少なジャパニーズウイスキーをコレクションに加えたい人
- ✅カフェスチルの歴史と製法に興味があるウイスキーファン
- ✅休売銘柄の流通状況をウォッチしている人
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | ニッカ カフェモルト(NIKKA COFFEY MALT) |
| カテゴリー(公式) | グレーンウイスキー枠(原料はモルト100%だが製法から) |
| 原料 | モルト100% |
| 原産国 | 日本 |
| 蒸溜所 | 宮城峡蒸溜所(カフェスチル使用) |
| 熟成年数 | NAS(ノンエイジ) |
| アルコール度数 | 45% |
| 容量 | 700ml |
| 蒸溜方式 | カフェ式連続式蒸溜機(カフェスチル)でモルトを蒸溜 |
| 発売開始 | 2014年(欧州先行) |
| 流通状況 | 公式は休売継続中/2024〜2025年から逆輸入品中心に流通回復 |
| 製造 | ニッカウヰスキー株式会社 |
| 参考価格 | ¥5,038〜¥7,000前後(元定価¥6,000税別) |
「カフェスチル製モルトウイスキー」の希少性
このウイスキーが世界的に珍しいのは、モルトをカフェ式連続式蒸溜機で蒸溜しているという点です。一般的にモルトウイスキーは単式蒸溜機(ポットスチル)で蒸溜されるのが当然で、それゆえに「シングルモルト」と呼ばれます。一方グレーンウイスキーは連続式蒸溜機で穀物を蒸溜するもの。
カフェモルトは、「モルト100%」という素材は満たしているのに、蒸溜方式が連続式(カフェスチル)。そのため、原料的にはモルトウイスキー、製法的にはグレーンウイスキー、という分類上の珍しい立ち位置に属します。公式(アサヒビール)の分類は「グレーンウイスキー」枠で、店舗ではグレーンとしてサントリー知多やニッカ カフェグレーンと並んでいることが多いです。
1963年にニッカが導入した古典的なカフェスチルが、1999年に宮城峡蒸溜所へ移設されたことで、この稀少な製法が日本で生き残ることに。世界的に類を見ない「カフェスチルで蒸溜したモルトウイスキー」は、ジャパニーズウイスキー史にも残る独自の存在です。
2026年現在の流通状況
| 時期 | 流通状況・価格 |
|---|---|
| 2014年〜2018年 | 通常流通・定価¥6,000で安定 |
| 2019年 | 原酒不足で休売。市場から消える |
| 2022〜2023年 | プレミア化が進み¥10,000〜¥15,000+まで高騰。「実質終売」と評される |
| 2024〜2025年 | 逆輸入品(海外向け輸出品の国内還流)が流通の主経路に。SAKAGOYA、隅田屋商店、オーケーストアなどでの抽選販売・限定入荷 |
| 2026年5月(現在) | 価格は¥5,038〜¥5,830まで落ち着き、定価以下のレベルで安定。「気まぐれ入荷の限定流通」状態 |
つまり、「公式には休売だが、市場では限定的に再流通している」という独特な状態。ラベルが英語表記で「PRODUCED BY THE NIKKA WHISKY DISTILLING CO.,LTD., JAPAN」と書かれているもの(裏ラベルが英語なら逆輸入品)が現在の主な流通形態です。中身は同じものなので、品質的な心配はありません。
テイスティングノート(香り・味わい・余韻)
香り(ノーズ)
グラスに鼻を近づけた瞬間、まず立ち上がるのはマイルドで甘いモルトの香り。バニラ、はちみつ、洋ナシのフルーツ感、そしてオークのウッディさが続きます。カフェグレーンのはちみつ+トーストコーン+チョコの濃厚さとは違い、こちらはより「優しいモルト感」が際立ちます。
カフェスチル由来の「原料の香味を強く残す」特徴と、モルトという素材の組み合わせで、「他にない不思議な甘さ」を持つ香り立ち。一般的なシングルモルトとも、グレーンとも違う独自の世界観です。
味わい(パレット)
口に含むと、まず感じるのはマイルドで滑らかな飲み口。45度のしっかりとしたボディなりに、刺激的なアルコール感は最小限。続いてはちみつ、バニラ、洋ナシの甘いフルーツ感、奥にモルトの香ばしさとキャラメルのコクが広がります。
ポットスチル製のシングルモルトと比べると明らかに「軽やかで優しい」のが特徴。重厚さや複雑さを求める方には物足りないかもしれませんが、その分「日常的に楽しめるモルトウイスキー」として非常に飲みやすい仕上がりです。中盤からはオークのウッディさが顔を出し、後半にほんのりとしたスパイシーさが残ります。
余韻(フィニッシュ)
余韻は中程度。バニラとはちみつの甘さがゆっくり退いた後、ほんのりとしたウッディさで締めくくります。「もう一杯飲みたい」と素直に思わせる、優しく長すぎず短すぎない丁度良い余韻。スイスイ飲める軽快さがあります。
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
これな、ワイの中では「不思議な銘柄」枠やで。モルトなのにカフェスチルで蒸溜って、世界中見渡しても他にない発想や。カフェグレーンと並べて飲み比べると、製法と素材の関係がよう分かる。最近また酒屋でちょいちょい見かけるようになって、価格も¥5,000台に落ち着いてきた。見つけたら絶対買いや、また休売したら次いつ会えるか分からんで〜。
メリット
✅ メリット
- ✅世界的にも珍しいカフェスチル製モルトウイスキー:唯一無二の存在
- ✅マイルドで甘い飲み口:シングルモルトの重厚さが苦手な方にも飲みやすい
- ✅カフェグレーンとの飲み比べが楽しめる:姉妹品の比較で製法の違いを実感
- ✅2024〜2025年から流通回復・価格安定:定価近辺で買える機会が増えた
- ✅稀少性の高いコレクションアイテム:休売銘柄ながら「飲める」状態の貴重な機会
デメリット
❌ デメリット
- ❌公式は休売継続:いつまた市場から消えるかわからない不安定な流通
- ❌店頭での出会いは「気まぐれ」:常時在庫がある銘柄ではない
- ❌シングルモルトの重厚さを求める人には物足りない:あくまで「優しいモルト」
- ❌分類が複雑で混乱しやすい:原料はモルト・製法はグレーンというユニークさ
- ❌逆輸入品が主流:英語表記ラベルが基本となる
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
「公式は休売継続」「店頭で会えるかは運」って書いたけど、これな、見方を変えると「会えた時はラッキー」っていう一期一会の銘柄や。プレミア時代は¥10,000超えてたのが、今¥5,000台で買えるんやで?逆輸入品って言葉に抵抗ある人もおるかもしれんけど、中身は同じや。気にせず飲んでみてほしい一本やで〜。
カフェグレーンとの比較
| 項目 | カフェグレーン | カフェモルト |
|---|---|---|
| 原料 | 穀物(コーン主体) | モルト100% |
| 蒸溜方式 | カフェスチル | カフェスチル |
| 分類 | グレーンウイスキー | グレーンウイスキー枠(モルト100%) |
| 度数 | 45% | 45% |
| 流通 | 数量限定・流通あり | 休売継続中・逆輸入で限定流通 |
| 味わい | はちみつ・バニラ・チョコ・濃厚 | バニラ・洋ナシ・モルト・マイルド |
同じカフェスチル製でも、原料の違いでこれだけキャラクターが変わります。カフェグレーンは「濃厚で芳醇」、カフェモルトは「マイルドで優しい」。姉妹品として両方並べて飲み比べるのが、このシリーズの醍醐味です。
おすすめの飲み方
ストレート(最推し)
カフェモルトはマイルドな飲み口なので、ストレートでもスイスイ楽しめます。45度のしっかりボディとバニラ・洋ナシの甘さを、何も加えずにそのまま味わうのが正解。常温の小さなテイスティンググラスでじっくり時間をかけて。カフェスチル製モルトの独自の世界観を堪能できます。
ロック
大きめの氷を入れたグラスにそのまま注ぐ。冷やすとマイルドさがより締まり、バニラのニュアンスがクリアに浮かび上がります。夏場の特別な夜に。
トワイスアップ(1:1の常温水割り)
常温の水を同量加える「トワイスアップ」もオススメ。香りが一気に開き、カフェスチル由来の独特のニュアンスがクリアに浮かび上がります。プロのテイスターが使う飲み方です。
カフェグレーンと飲み比べ
カフェモルトの真骨頂は「カフェグレーンとの飲み比べ」。同じカフェスチルで蒸溜しても、原料が違うとこんなに味わいが変わるのか、と実感できます。両方を並べて、テイスティンググラスで少量ずつ。ジャパニーズウイスキー愛好家にとって、特別な体験になります。
購入方法・価格目安
| 販売チャネル | 参考価格 | 備考 |
|---|---|---|
| 街の正規取扱酒屋 | ¥5,500〜¥7,500 | 取扱店は限定的・抽選販売も |
| Amazon | ¥5,500〜¥9,000 | 在庫変動大・要監視 |
| 楽天市場 | ¥5,038〜¥7,000 | 逆輸入品中心・店舗多数 |
| Yahoo!ショッピング | ¥5,038〜¥7,000 | PayPay還元あり |
ECサイトで見かけたら早めに確保するのがおすすめです。逆輸入品中心の流通なので、入荷タイミングが読みにくく、いつまた市場から消えるか分かりません。価格.com直近データでは¥6,050〜¥6,211で安定しており、定価¥6,600以下のレベルは数年ぶりの落ち着いた水準です。
まとめ・総評
「ニッカ カフェモルト」は、世界的にも類を見ない「カフェスチル製モルトウイスキー」として、ジャパニーズウイスキー史にも残る独自の存在です。原料はモルト100%なのに、蒸溜方式は連続式(カフェスチル)という、製法と素材のミスマッチが生む、ユニークで優しい味わい。
2019年に休売となり、2022〜2023年は¥10,000超のプレミア化で「実質終売」と評されていた時期もありましたが、2024〜2025年から逆輸入品中心に流通量が回復し、定価近辺で買える機会が増えてきました。公式の「再販」発表はないため、ステータスとしては「休売継続中」のままですが、市場では確実に再流通が進んでいる状態です。
カフェグレーンと並べて飲み比べることで、カフェスチル製造の奥深さを体験できる一本。「気まぐれ入荷の限定流通」という現状なので、見かけたら早めの確保がおすすめです。
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
これでニッカシリーズ8本コンプリートや!ブラックニッカ4兄弟、スーパーニッカ、ザ・ニッカ、カフェグレーン、カフェモルト。それぞれ全然違う個性持ってて、ニッカウヰスキーの懐の深さがよう分かる。カフェモルトは特に「希少性」と「優しい飲み口」が魅力。ワイの家のウイスキー棚にも一本確保しとる。市場で見かけたら、迷わず買っとこな〜!

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