【用語辞典】シングルとは?|日本では約30ml。ダブルとの違いと「指1本ぶん」の目安

「シングル(30ml)」の解説図:黒板チョーク風で、日本と海外の量の違い・純アルコール量・ワンフィンガーをマッサンが解説するインフォグラフィック ウイスキー用語辞典

マッサンやで。

バーのカウンターで「これ、シングルで」——サラッと言えたら、ちょっと大人やと思わへんか。

今日はウイスキーの量の呼び方、シングルの話や。日本のバーではだいたい30ml。せやけどこの30ml、世界のどこでも同じ顔しとるわけやないねん。

たった30mlの中に、オンスいう昔の単位も、指で測る豪快な目安も、自分が今夜どれだけ飲んだかを知る目盛りも詰まっとる。順番に見ていこか🥃

「シングル(30ml)」の解説図:黒板チョーク風で、日本と海外の量の違い・純アルコール量・ワンフィンガーをマッサンが解説するインフォグラフィック
日本と海外の量の違い、純アルコールの早見表、ワンフィンガーの目安を1枚に🥃

🥃 一言結論

シングルは、バーで注文するウイスキー1杯の量を表す言葉や。日本では約30mlを指すことが多うて、その倍の約60mlがダブルやな。

ただし、法律で全国30mlに揃えられとるわけやない。店によって量はちゃうし、国が変われば「1杯」の中身もガラッと変わる。日本では「ワンショット」も近い意味で使われるけど、これも世界共通で30mlと決まっとるわけやないで。

ほんで先に言うとくで——「シングルモルト」のシングルとは無関係や。あっちは「ひとつの蒸溜所で造った」っちゅう意味。量のシングルとは別モンやから、ごっちゃにせんといてな。

📏 なんで日本では約30mlなん?

📕 事実:もとは1オンス。それを日本が使いやすい30mlに丸めた

シングルのもとになっとるんは、英米で使われる液量の単位1オンスや。アサヒビールの公式案内でも「シングル=1オンス(28.4ml)、日本では通常30mlとして扱う」「ダブル=2オンス(56.8ml)、日本では通常60ml」と説明されとる。

ほんでこのオンス、実は英国式と米国式で微妙にちゃうんや。英国式が約28.4ml、米国式が約29.6ml。どっちにしても30mlピッタリやない。日本は「ほな30mlでいこか」いう、覚えやすい丸め方を選んだわけやな。

ちなみにバーテンダーが使う計量カップ(ジガー)は、日本やと30mlと45mlの組み合わせが定番や。この45mlのほうは1.5オンス(英国式やと約42.6ml)を日本流に丸めた数字で、「セミダブル」と呼ばれることもあるで。

✋ 「ワンフィンガー」は由来やのうて、昔ながらの目安

もうひとつ有名なんが「ワンフィンガー」や。ロックグラスの底に指を横向きに当てて、指1本ぶんの高さまで注ぐ——西部劇の酒場から聞こえてきそうな、豪快な測り方やな。指2本ぶんなら「ツーフィンガー」で、だいたいダブルくらいになる。

ただしこれ、正確な30mlやないで。同じ指1本ぶんでも、細いグラスと太いグラスでは入る量が全然ちゃうからな。「シングルの由来はワンフィンガーや」と紹介されることもあるけど、それを裏づける確かな資料は見つけられへんかった。「戦後のバーで30mlのワンショットが広まったんが始まり」いう別の説もあって、どうやら決着はついとらん。

せやからワンフィンガーは、語源やのうて「昔から使われとる、ざっくりした目安」として覚えといたらええで。

🗣️ マッサンの一言

「1オンス」いう几帳面な単位と、「指1本ぶん」いうどんぶり勘定が、同じグラスの中で仲良う並んどる。この温度差がワイは好きやねん。

家で指1本ぶん注いでみて、ジガーで答え合わせしたことがある。出た答えは「君、思っとったより自由に入っとったな」やった。

指で雰囲気、きっちり量りたいならジガー。うまいこと使い分けたらええんやな🥃

📊 シングルは「飲んだ量を知る目盛り」になる

📕 事実:度数40%のシングル30mlで、純アルコールは約9.6g

飲んだお酒の純アルコール量は、飲んだ量(ml) × 度数(÷100) × 0.8 で計算できる。厚生労働省もこの式を案内しとるで。

度数40%のウイスキーをシングル(30ml)飲んだら、30 × 0.4 × 0.8 = 約9.6g いう計算になる。

ml(量)だけ見とると、度数のちゃうボトル同士は比べられへん。グラム(純アルコール)に直すと、はじめて同じ物差しの上に並ぶんや。

注ぐ量 純アルコール量(度数40%)
15ml(ハーフショット)約4.8g
30ml(シングル)約9.6g
45ml(セミダブル)約14.4g
60ml(ダブル)約19.2g

※度数40%で計算。度数が上がれば同じ量でも純アルコールは増えるで。たとえば度数60%のカスクストレングスを30ml飲んだら約14.4g。「シングルやから約10g」やのうて、度数もセットで見てな。

🧊 「何gまでならセーフ」いう線はないで

厚生労働省が2024年に出した「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」には、生活習慣病のリスクを高める量として男性40g・女性20gという数字が出てくる。ただしガイドラインの本文には、こう書いてあるんや——「これらの量は個々人の許容量を示したものではありません」

つまり「20gまでなら大丈夫」いう読み方はできひん。お酒の効き方は体質・年齢・性別・持病・飲んどる薬で変わるし、高血圧や一部のがんみたいに、少しの量でもリスクが上がると報告されとる病気もあると同ガイドラインは説明しとる。

せやからシングルは、健康の合格ラインやない。今夜の自分が何g飲んだか、見失わんための目盛りや。数字は背中を押すためやのうて、ブレーキがどこにあるか知るために使お。

🏮 店によって、国によって「1杯」はちゃう

🧊 店によって量はちょっとちゃう

シングル=30mlは日本で広う使われとる目安やけど、全部の店が同じやない。ホテルのバーには、1杯45mlを標準にしとるところもあるし、「うちのシングルは1ジガー45mlです」と決めとる街場のバーもある。さっき出てきたセミダブルの量を、そのままシングルとして出しとるわけやな。

気になるときは「こちらのシングルは何mlですか?」って聞いてええんやで。値段だけ見て中身を想像するより、量が分かったほうがボトル同士も比べやすい。量を聞くんは野暮やのうて、ちゃんと味わう人の質問や。

📕 事実:イギリスは法律で25mlか35ml、アメリカは約44ml

イギリス:法律で、ウイスキーなどのスピリッツ1杯は25mlか35mlのどちらかと決まっとる。しかも同じ店の中では全部その量に揃えたうえで、どっちを採用しとるか店内に掲示する義務まであるんや。
アメリカ:公的機関(NIAAA)が、度数40%の蒸留酒1.5オンス=約44mlを「標準的な1杯」の換算例として示しとる。店の提供量が全国で揃っとるいう話やないで。

日本の30mlに慣れた感覚のままロンドンで頼むとグラスがちょっと控えめに見えるし、ニューヨークやと同じ「1杯」が急に育っとる。

旅先で「シングルで」だけやのうて「何mlですか?」まで聞けたら、その一杯は、きっとええ旅の思い出になるで。

🤔 よくある質問

Q. 家ではどうやって30mlを測るん?

A. いちばん確実なんはジガーカップ(メジャーカップ)や。無ければ料理用の計量スプーンで、すり切り大さじ2杯=30mlになる。ハイボールの黄金比1:4も「大さじ2+炭酸120ml」で再現できるで。詳しくはハイボールの作り方を見てな。

ちなみに食卓のカレー用スプーンは、形も大きさもバラバラやから、正確には量られへん。きっちり揃えたい日は、計量スプーンを使うんがおすすめや。

Q. 「シングル」と「ワンショット」は同じなん?

A. 日本では近い意味で使われることが多いで。ただしショットの量も世界共通やない。アメリカのショットグラス基準やと約44mlやったりする。

きっちり同じ量で飲み比べたい場面では、「シングルで」やのうて「30mlで」って伝えるんがいちばん確実や。

Q. 「シングルモルト」のシングルと同じ意味なん?

A. 全然ちゃうで。シングルモルトの「シングル」は「ひとつの蒸溜所で造られた」っちゅう意味や。量とは無関係。バーで「シングルモルトをダブルで」っちゅう注文も普通に成立するんや。ややこしいけど、ここが分かったら一歩前進やで。詳しくはシングルモルトの用語辞典でな。

Q. シングルとダブル、どっちで頼むのがええん?

A. ここからはワイの好みの話やけど、初めて飲む銘柄や、何種類か比べたい夜はシングルが選びやすい。30mlでも、ストレートでちびちびやれば、ゆっくり長う楽しめるからな。

「これや」っちゅう一本に出会うて、腰を据えたい夜はダブルもええ。

ただ、シングルやから初心者、ダブルやから通、いう話やないで。グラスの肩書きより、自分のペースのほうが大事や。

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公式情報・参考リンク

📖 この記事に出てきた用語(タップで辞典へ)

分からん言葉があったら、ここから用語辞典でサクッと確認してな。

シングルモルト…単一蒸溜所のモルト原酒だけで作るウイスキー。蒸溜所の個性がそのまま出る。

ハイボール…ウイスキーの炭酸水割り。比率で度数が変わり(1:4で約8%目安)、食事に合わせやすい爽快な飲み方やで。

ストレート…氷や水を何も足さず、瓶の度数のまま楽しむ飲み方。チェイサー(和らぎ水)と交互に、自分のペースでゆっくりが基本や。

ダブル(60ml)…シングル2杯ぶん=約60mlのこと。じっくり味わいたい夜はこっちやで。

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