🏆 WWA 2025 Category Winner / 兄弟蒸溜所の黄金比ブレンド
嘉之助蒸溜所のモルト + 日置蒸溜蔵のポットスチル原酒。小正醸造の2蒸溜所だけで仕立てた特別なブレンデッド
画像:嘉之助蒸溜所 公式サイトより
※この記事はマッサンがまだ飲んだことない銘柄の妄想レビューや。公式テイスティングノートを元に、ワイの想像も交えて書いとる。実飲したらまた追記する予定やで。
嘉之助 DOUBLE DISTILLERYとは?|小正醸造の2蒸溜所だけで仕立てた特別ブレンデッド
嘉之助 DOUBLE DISTILLERY(ダブルディスティラリー)は、鹿児島県日置市の嘉之助蒸溜所が2024年に初リリースした、ブレンデッドジャパニーズウイスキーの定番品や。名前の「ダブルディスティラリー」は「2つの蒸溜所」っちゅう意味。嘉之助蒸溜所のモルト原酒と、同じ小正醸造グループの日置蒸溜蔵で蒸溜されたポットスチル原酒のみっちゅう、めっちゃ贅沢なブレンドで仕立てられとる1本やで。
普通のブレンデッドウイスキーは、複数の蒸溜所から原酒を集めて造ることが多いけど、DOUBLE DISTILLERYは「自社グループの2蒸溜所だけ」っちゅうクローズドな構成。日本のクラフトやとイチローズモルトの「モルト&グレーン」やマルスの信州×津貫みたいに、自社蒸溜所だけで仕立てる例もあるけど、それでも比較的個性的な設計や。嘉之助の「兄弟蒸溜所」っちゅう体制やからこそ生まれた銘柄やで。アルコール度数は53%と、定番ブレンデッドとしてはかなり骨太な仕様。リリース直後から世界的なコンペで賞を獲りまくっとって、WWA(ワールドウイスキーアワード)2025でゴールド&カテゴリーウィナーを獲得した、今ノリにノッとる1本やで。
📋 基本情報
| 銘柄 | 嘉之助 DOUBLE DISTILLERY |
| 蒸溜所 | 嘉之助蒸溜所 × 日置蒸溜蔵(鹿児島県日置市) |
| 分類 | ブレンデッド・ジャパニーズウイスキー |
| アルコール度数 | 53% |
| 容量 | 700ml |
| 希望小売価格 | 14,300円(税込) |
| 主な樽 | 焼酎リチャー樽/アメリカンホワイトオーク新樽/バーボン樽 など |
| 原酒構成 | シングルモルト嘉之助 + 嘉之助 HIOKI POT STILL |
| 初リリース | 2024年(定番として販売中) |
📘 ちょっと用語解説:ブレンデッドウイスキーって何?
ブレンデッドウイスキーは、複数の原酒をブレンドして仕立てたウイスキーのこと。普通は「モルトウイスキー」と「グレーンウイスキー」を組み合わせて造る場合が多い。代表例は響、シーバスリーガル、ジョニーウォーカーなど、世界中で愛されとる定番タイプや。
ここでちょっとややこしい話を整理するで。DOUBLE DISTILLERYは「ブレンデッド」名乗っとるけど、その中身は嘉之助蒸溜所のモルト原酒(シングルモルト分類)+日置蒸溜蔵の HIOKI POT STILL 原酒。実はこのHIOKI POT STILLは日本の酒税法上「シングルグレーン」に分類される(原料に未発芽大麦を使うため麦芽100%ではない)。つまり「モルトウイスキー+グレーンウイスキー」の組み合わせ=ブレンデッドっちゅう構造になっとるんや。
ただし、ややこしいのが「グレーン」の中身。一般的なグレーンウイスキー(連続式蒸溜機で造る軽やかな穀物原酒)と違って、HIOKIはステンレス釜の単式蒸溜(ポットスチル)で造られた重厚な原酒。だから「モルト+連続式グレーン」の薄まる定石とは全然違う、両方とも単式蒸溜の濃い原酒同士のブレンド——これがDOUBLE DISTILLERYのユニークさや。
嘉之助蒸溜所と日置蒸溜蔵|小正醸造の「兄弟蒸溜所」体制
DOUBLE DISTILLERYを理解するうえで欠かせんのが、嘉之助蒸溜所と日置蒸溜蔵が、同じ小正醸造グループの「兄弟蒸溜所」やっちゅう関係性や。小正醸造は1883年創業の140年企業で、もともと焼酎メーカー。その伝統あるグループが、性格の違う2つの蒸溜拠点を持っとるんやで。
嘉之助蒸溜所|2017年設立・吹上浜の本格ウイスキー蒸溜所
嘉之助蒸溜所は2017年に設立された、本格モルトウイスキー専門の蒸溜所や。鹿児島県日置市の吹上浜の砂丘に建ち、銅製ポットスチル3基(それぞれラインアームの角度が違う)を備える。コンセプトは「MELLOW LAND, MELLOW WHISKY」。焼酎「メローコヅル」由来のリチャー樽をキー樽として、メローでフルーティなジャパニーズシングルモルトを生み出しとる。シングルモルト嘉之助やPEATEDの製造拠点や。
日置蒸溜蔵|140年の焼酎蔵・ステンレス釜のポットスチル蒸溜
日置蒸溜蔵は、1883年創業の焼酎蔵そのもの。140年以上にわたって焼酎を造り続けてきた歴史ある場所で、ここでウイスキー原酒も蒸溜しとる。特徴は焼酎造りで培われた「ステンレス製の単式ポットスチル」を使うこと。銅釜とはまた違う、シャープでクリアな酒質が生まれるんや。HIOKI POT STILLっちゅう銘柄のキーになっとる、ここでしか造れんユニークな原酒の出どころやで。
🤝 兄弟やからこそできる「黄金比」ブレンド
嘉之助のメローでフルーティなモルト、日置のクリアでシャープな焼酎蔵由来のポットスチル原酒——性格の違う兄弟原酒だけで仕立てるからこそ、互いを引き立て合う絶妙なバランスが生まれる。両方とも小正醸造の哲学と技術を共有しとるから、混ぜたときの調和が外れへん、っちゅう設計思想やで。「ダブルディスティラリー」っちゅう名前は、この特別な兄弟関係そのものを表しとるんや。
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
DOUBLE DISTILLERYの何がオモロいって、「連続式蒸溜の一般的なグレーンを使わずに、両方とも単式蒸溜(ポットスチル)原酒だけでブレンデッド名乗っとる」っちゅう点やで。日置のHIOKI POT STILLは酒税法上はグレーン扱いやけど、中身は単式蒸溜の重厚な原酒。普通の「軽やかなグレーン+モルト」の薄まる定石とは全然違う、両方コクのある単式蒸溜原酒同士のブレンドや。140年の焼酎ノウハウを持つ日置蒸溜蔵と、2017年から本格ウイスキーに振り切った嘉之助蒸溜所——この兄弟が手を組んだら、そら世界から賞獲るやろなって納得の構成や。
テイスティングノート|公式の表現とマッサンの想像
🎨 色
公式:べっこう
マッサンの想像:琥珀よりもう一段深い、煮詰めた砂糖の「べっこう飴」みたいな色味。リチャー樽とアメリカンホワイトオーク新樽がしっかり仕事しとる証拠やと思う。グラスに注いだ瞬間、テーブルが一気に大人っぽくなる色合いやで。
🍯 香り
公式:バニラ/ミント/レモングラス/あんず/メロン/黄桃
マッサンの想像:グラスを揺らした瞬間、まずバニラの甘い香りが立ち上るはず。そのあと意外と爽やかなミント+レモングラスの清涼感が顔を出すのが、このボトルの個性やと思う。さらに奥にはあんず・メロン・黄桃っちゅう、ねっとり甘い「やわらか果実」のニュアンス。日置のポットスチル由来やろう、ちょっと米っぽい蒸留香もほんのり混じっとる予感。バニラと果実の甘さの真ん中に、ミント系のフレッシュさが軸として通っとる構造を妄想しとる。
🌰 味わい
公式:リッチな甘み/クローブ/紅茶/みかん/ニッキ
マッサンの想像:53%のボディがしっかりあるから、口に含むと「リッチな甘み」っちゅう公式表現どおりの、舌に乗っかる重量感のある甘さがブワッと広がりそう。そのなかからクローブ(丁子)と紅茶の渋み・スパイス感が立ち上がって、続いてみかんの皮みたいな和の柑橘感、最後にニッキ(シナモン)のスパイス。和洋折衷の味わいで、日本人ならどっかで嗅いだことある懐かしさを含んだ複雑さやと予想。「飲みごたえはあるのに、しんどくない」っちゅう、嘉之助らしいメロー設計やと思うで。
🌬️ 余韻
公式:オーキー/リッチな果実香/ビター
マッサンの想像:飲み込んだあとは、アメリカンホワイトオーク新樽由来のオーキー(樽香)が中心に残るはず。そのまわりに果実香がふわっと余韻として漂って、最後に紅茶のような上品なビター(苦味)でキリッと締まる——っちゅうクラシックなフィニッシュやと予想。ダラダラ甘いだけで終わらず、ビターで切れる構造やから、食事と合わせても飽きにくいタイプやろうな。
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
テイスティングノート読んで一番ワイがワクワクしとるんは、「ミント/レモングラス」っちゅう清涼系の香りと、「みかん/ニッキ/クローブ」っちゅう和スパイス系の味わいが同居しとる点や。これたぶん、日置のステンレス釜由来のクリアでフレッシュな原酒と、嘉之助のリチャー樽由来のメロー甘やかさが、ブレンドで絶妙に引き立て合っとる構造やと思う。ブレンデッドって「丸めすぎて個性消える」イメージあるかもしれんけど、DOUBLE DISTILLERYは逆に「個性の違う兄弟原酒を掛け算してる」って妄想する方が当たっとる気がするわ。
受賞歴|WWA 2025 カテゴリーウィナーの実力
嘉之助 DOUBLE DISTILLERYは、2024年のリリース直後から世界的なコンペで高評価を獲りまくっとる。
- WWA(ワールドウイスキーアワード)2025 ゴールド/カテゴリーウィナー
- ISC(International Spirits Challenge)2024 ゴールド
- TWSC(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション)2024 スーペリアゴールド
- NOSC(ニューオーリンズ・スピリッツ・コンペティション)2024 ゴールド
特にデカいんが、WWA 2025のカテゴリーウィナー受賞や。WWAは世界中のウイスキーを地域・カテゴリ別に審査する世界最大級のコンペで、「カテゴリーウィナー」はそのカテゴリ内で「世界一」と認められた1本っちゅう称号。リリースしてまだ間もない定番ブレンデッドが、いきなり世界トップ評価を受けとるっちゅうのは、嘉之助蒸溜所のブレンディング技術と原酒クオリティが、世界水準でぶっちぎりやっちゅう証拠やで。
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
正直に言うと、ワイ最初DOUBLE DISTILLERYのスペック見たとき「14,300円のブレンデッドはちょっとお高めかな?」って思っとった。でもWWA 2025カテゴリーウィナー獲っとるって知ったら、印象がガラッと変わる。世界中の同カテゴリ全部の中で「一番」って認められとるっちゅうこと。これと同等の世界一級ブレンデッドを他で買おうとしたら、響21年は定価で6万円・実勢価格やと10万円超えがザラっちゅう世界やからな。むしろ14,300円でカテゴリーウィナーが手に入るなら破格の入り口価格やと思う。
おすすめの飲み方
①ストレート(一番おすすめ)
53%とパンチのある度数やけど、嘉之助のメロー設計のおかげで攻撃的なアルコール感は抑えられとるはず。まずはストレートで、バニラ→ミント/レモングラス→果実→クローブ→ニッキ→紅茶っちゅう複雑な香味の重なりをじっくり堪能してほしい。グラスはチューリップ型(テイスティンググラス)かグレンケアンがおすすめや。
②加水(数滴〜10ml)
少しだけ水を加えると、閉じとった香りが一気に開く。特にメロン・黄桃・あんずといった果実の甘やかな香りがフワッと立ち上がる予感。53%が「ちょっとキツイ」と感じたら、ためらわず数滴加水してええで。
③ハイボール
53%&樽香しっかりやから、ハイボールにしても薄まらずちゃんと主張する。嘉之助のリチャー樽由来の甘やかさ+日置のキリッとしたフレッシュ感が炭酸で広がって、食中酒としても優秀やと予想。1:3〜1:4で割って、レモンピール添えると清涼感がさらに開くで。
どんな人におすすめ?
✅ こんな人におすすめ
- 気になっとった嘉之助蒸溜所を試したい人:シングルモルトだけやなく、ブレンデッドの世界も体験できる
- 世界一級のジャパニーズブレンデッドが欲しい人:WWA 2025カテゴリーウィナー、世界トップの評価
- 響が手に入らんけど代替を探しとる人:和の複雑さ+ブレンドの妙、っちゅうコンセプトが近い
- 嘉之助とHIOKIどっちも気になる人:両方の原酒が1本で楽しめるお得感
- ギフトや特別な日の1本を探しとる人:金キャップ+月のデザインが特別感バツグン
メリット・デメリット
✅ メリット
- WWA 2025 ゴールド/カテゴリーウィナーの世界一評価
- 53%のしっかり度数で飲みごたえバツグン
- 嘉之助モルト+日置ポットスチルの兄弟ブレンドが唯一無二
- 一般的な連続式グレーンを使わず、両方とも単式蒸溜原酒の贅沢ブレンド
- 金キャップ+月のラベルが特別感あり、ギフトに最適
⚠️ デメリット
- 希望小売価格14,300円とお高め
- シングルモルトを求める人にはストレートではない
- ピート系のスモーキーは強くない(PEATEDを選ぼう)
- 定番品でも需要高く、品薄になる時期がある
ボトルデザインで見分ける嘉之助シリーズ
嘉之助シリーズはどれも上品な共通デザインで揃えとるから、初見やと迷うことも。ボトル外観でササッと見分けられるよう、主要5本を並べてみたで。
定番(48%)
白ラベル+金の太陽。シングルモルトの顔
PEATED(48%)
グレーラベル。ピート版・スモーキー仕様
HIOKI(51%)
ポットスチルウイスキー。焼酎蔵のステンレス釜で単式蒸留
MBR(55%)
🛫空港免税店限定。ミズナラ&シェリー
DOUBLE DISTILLERY(53%)★本記事
金キャップ+白い月。兄弟蒸溜所の黄金比ブレンド
👀 DOUBLE DISTILLERYの見分け方
DOUBLE DISTILLERYは、嘉之助シリーズの中でも「金色のキャップ+ラベル上半分が金色」「中央に白い月の円」「下部に金帯と『DOUBLE DISTILLERY』表記」「『嘉之助蒸溜所×日置蒸溜蔵』の文字」っちゅう特徴的なデザイン。シリーズで一番ゴージャスな見た目やから、お店で並んどっても一目で分かるはずやで。
嘉之助シリーズのなかでの位置づけ
| 銘柄 | 度数 | 価格 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| シングルモルト嘉之助(定番) | 48% | 9,900円 | 定番シングルモルト。リチャー樽キー |
| 嘉之助 PEATED | 48% | 10,450円 | ピート版シングルモルト。SFWSC最高金賞 |
| 嘉之助 HIOKI POT STILL | 51% | 12,100円 | ポットスチルウイスキー。焼酎蔵のステンレス釜で単式蒸留した変わり種 |
| The Mellow Bar Reserve | 55% | 9,000〜11,000円(免税店) | 🛫空港免税店限定。SFWSC98点 |
| DOUBLE DISTILLERY(本記事) | 53% | 14,300円 | 🏆ブレンデッド。兄弟蒸溜所の黄金比。WWAカテゴリーウィナー |
| 嘉之助 シングルモルトハイボール缶 | 9% | 660円 | ローソン限定。気軽に味見できる入り口 |
嘉之助の現行コアラインナップ5本の中でも、DOUBLE DISTILLERYは唯一の「ブレンデッド」っちゅう特別なポジション。シングルモルト3本(定番/PEATED/MBR)とは違って、嘉之助モルトと日置ポットスチル原酒を組み合わせた「兄弟蒸溜所だけで仕立てたブレンド」っちゅう独自の世界観や。同じカテゴリ枠で他のシリーズ品と並べるんやなく、「兄弟原酒の掛け算が楽しめる別軸の1本」として位置づけるんが正解やで。
価格と購入リンク
💰 価格情報
希望小売価格:14,300円(税込)
※定番品やけど、WWA 2025カテゴリーウィナー受賞の影響で需要が一気に上がっとる。見つけたら買い時やで。
まとめ|兄弟蒸溜所が手を組んだ、世界一の黄金比ブレンド
嘉之助 DOUBLE DISTILLERYは、嘉之助蒸溜所と日置蒸溜蔵っちゅう小正醸造グループの兄弟蒸溜所だけで仕立てた、ユニークなブレンデッドジャパニーズウイスキーや。連続式蒸溜の一般的なグレーンは使わず、両蒸溜所の単式蒸溜(ポットスチル)原酒だけで構成するっちゅう贅沢な設計。53%のしっかり度数、リチャー樽+アメリカンホワイトオーク新樽+バーボン樽のリッチな樽構成、そしてWWA 2025ゴールド/カテゴリーウィナーの世界一評価——もう、世界の舞台で語れるレベルの実力やで。
14,300円は決して安くないけど、世界一級のジャパニーズブレンデッドとしては破格。「嘉之助蒸溜所の現行ラインナップを全部試したい」「ジャパニーズの新しい潮流を体験したい」「響の代替を探しとる」っちゅう人には、絶対にチェックしてほしい1本や。ぜひ兄弟蒸溜所の黄金比、体験してみてな🥃
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