秩父蒸溜所が手がける「イチローズモルト&グレーン」シリーズには、入門編のホワイトラベルのさらに上位に位置づけられる一本があります。それが「クラシカルエディション」(黒ラベル)です。
度数はホワイトラベルの46度から48度に引き上げ、世界5大ウイスキー産地の原酒に、ミズナラ樽由来のニュアンスを纏わせた重厚な一本。価格は8,000円前後と、ホワイトラベルの倍近くしますが、それだけの価値は十分にあります。本記事では、香り・味わい・ホワイトラベルとの違い・最適な飲み方まで、本音でレビューしていきます。
【結論】こんな人におすすめ
- ✅ホワイトラベルを飲んで「もう一段階深い秩父」を味わいたい人
- ✅ミズナラ樽の和の香り(伽羅・白檀系)が好きな人
- ✅48度のしっかりボディで飲み応えのある一本を求める人
- ✅ノンチル・ナチュラルカラーの「素」のウイスキーが好きな人
- ✅ジャパニーズクラフトの真髄を味わいたい人
- ✅箱付きでギフトとして贈りたい人
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | イチローズモルト&グレーン クラシカルエディション |
| カテゴリー | ワールドブレンデッドウイスキー(モルト&グレーン) |
| 原産国 | 日本(最終ブレンドは秩父蒸溜所) |
| 蒸溜所 | 秩父蒸溜所(キーモルト)+世界5大ウイスキー産地の原酒 |
| 熟成年数 | NAS(ノンエイジ) |
| アルコール度数 | 48% |
| 容量 | 700ml |
| 樽 | ミズナラ樽由来のニュアンスを含む複数樽 |
| 仕様 | ノンチルフィルタード・ナチュラルカラー |
| 製造 | 株式会社ベンチャーウイスキー |
| 参考価格 | ¥8,000〜¥10,000前後(定価¥7,700) |
テイスティングノート(香り・味わい・余韻)
香り(ノーズ)
グラスに注いだ瞬間から、ホワイトラベルとの違いが香りで分かります。最初に立ち上がるのは、ミズナラ樽由来の伽羅(きゃら)や白檀のような東洋的なお香の香り。続いてはちみつ、洋ナシ、熟したリンゴのフルーツ感が重なり、奥にバニラとオーク(樽木)のしっかりした厚みを感じます。
48度の度数のわりに刺激的なアルコール感はなく、ふわっと立ち上がる立体的な香り立ち。ホワイトラベルが「明るく軽やかなフルーツ香」だとすれば、こちらは「奥行きのある寺院の香り」と言いたくなる重厚さです。
味わい(パレット)
口に含むと、まず48度ならではのリッチな厚みが舌の上に広がります。最初に来るのははちみつとキャラメルの濃い甘さ、そのあとに干しイチジク、ドライアプリコットのようなドライフルーツ感が重なります。
中盤からはミズナラ樽特有の香木・お香のニュアンスがじわじわと広がり、口の中で「日本らしさ」を感じさせます。ボディはオイリーで、舌に張り付くような厚みあり。後半には軽くスパイシーなニュアンス(黒胡椒・シナモン)が顔を出し、複雑な層をつくります。
余韻(フィニッシュ)
余韻は長め。甘さがゆっくりと退いていく中で、ミズナラ樽由来のオリエンタルな木質感が口の奥にしっかりと残ります。最後はビター系のチョコレートのような苦味が引き締めてくれて、「もう一杯」と思わせる完成度の高さ。ホワイトラベルが「フレンドリーな入り口」なら、こちらは「腰を据えてじっくり飲む一杯」です。
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
いやコレなぁ、ホワイトラベル飲んでから飲むと、「あ、なるほど、別物やん」って唸るで。48度って数字だけ見ると「2度違うだけやん」って思うかもしれんけど、口に入れた時の厚みがぜんぜん違う。しかもミズナラ樽のお香みたいな香りがふわっと来るから、もう日本のウイスキー飲んでる感が爆上がりやねん。これは沼やで〜。
メリット
✅ メリット
- ✅48度のリッチで重厚なボディ:ホワイトラベルとは明確に違う、舌に張り付く厚みのある飲み口
- ✅ミズナラ樽由来の和の香り:伽羅・白檀のような東洋的なニュアンスが日本らしさを強烈に演出
- ✅ノンチル・ナチュラルカラー:余分な処理をしてないので、原酒本来の風味がそのまま伝わる
- ✅世界5大ウイスキー産地の原酒ブレンド:日本・スコッチ・アメリカン・カナディアン・アイリッシュの集合体
- ✅箱付きの高級感:ギフトにも自分用にも、所有欲を満たすパッケージ
デメリット
❌ デメリット
- ❌ホワイトラベルの倍近い価格:8,000円前後は、デイリー使いには少しハードルが高い
- ❌定価で手に入りにくい:人気商品で、実勢価格が定価¥7,700より上のことが多い
- ❌流通がやや限定的:街の酒屋では見かけないことも。ECサイト中心の購入になりがち
- ❌48度なのでハイボールでの希釈に少しコツが要る:強炭酸でしっかり割らないと重く感じることも
- ❌ピート好きには物足りない:スモーキーさはなし。アイラ系の味を求める人には合わない
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
8,000円って聞くと「うっ」ってなる気持ちわかるで。ワイも最初そうやった。でもなぁ、これは「響JHが¥9,000、これが¥8,000」って並べたら、どっちがコスパええかは舌で確かめてみて欲しい。ミズナラ樽のニュアンスでガチで日本らしさ感じられるのは、こっちやと思うわ。1本だけギフトに選ぶならコレやな。
他のブレンデッドとの比較
| 銘柄 | 度数 | 参考価格 | キャラクター |
|---|---|---|---|
| イチローズモルト クラシカルエディション | 48% | ¥8,000前後 | 秩父キー+世界5大・ミズナラ樽の和の香り・48度の重厚ボディ |
| イチローズモルト ホワイトラベル | 46% | ¥4,500前後 | 秩父キー+世界9カ国・はちみつ&フルーツ・軽やか |
| 響 ジャパニーズハーモニー | 43% | ¥9,000前後 | 山崎・白州・知多の調和・上品で甘い |
| シーバスリーガル ミズナラ12年 | 40% | ¥6,000前後 | スコッチ+ミズナラフィニッシュ・和テイストのスコッチ |
同じ「ミズナラ系」では、シーバスリーガル ミズナラ12年が比較対象になりますが、シーバスはあくまで「スコッチ+ミズナラフィニッシュ」。一方このクラシカルエディションは秩父蒸溜所のキーモルトを軸にミズナラのニュアンスを纏わせた、よりジャパニーズらしい構成です。価格帯では響JHのちょい下、ホワイトラベルのちょうど倍。「ホワイトラベルから一段ステップアップしたい」というニーズにピッタリ収まる位置づけです。
おすすめの飲み方
ストレート(最推し)
このウイスキーの真骨頂はストレートにあり。48度のしっかりボディとミズナラ樽の繊細な香りを、何も加えずにそのまま味わうのが一番。常温の小さなテイスティンググラスに少量を注いで、ゆっくり時間をかけて。香木のニュアンスがじわじわと立ち上がってきます。
トワイスアップ(1:1の常温水割り)
常温の水を同量加える「トワイスアップ」も◎。香りが一気に開き、ミズナラ由来のオリエンタル系のニュアンスがより明確に浮かび上がってきます。プロのテイスターも使う飲み方です。
ロック
大きめの氷を一個入れて、ゆっくり溶かしながら時間とともに変化を楽しむ。冷えるほどミズナラ樽のニュアンスは引っ込みますが、その代わりキャラメル感がより強調されます。
ハイボール
ハイボールにする場合は、強炭酸でしっかり割るのがコツ。1:4くらいの濃いめでも、48度のボディがあるからしっかり主張してくれます。和食との相性は抜群で、寿司や焼き魚と合わせるとミズナラの香りが料理を引き立てます。
お湯割り
冬場の夜にじっくり。お湯で温めると、ミズナラ樽の香木感がさらに広がり、まさにお寺で味わうような神秘的な飲み口になります。
購入方法・価格目安
| 販売チャネル | 参考価格 | 備考 |
|---|---|---|
| Amazon | ¥8,500〜¥14,000 | プライム会員なら配送が早い |
| 楽天市場 | ¥8,090〜¥16,000 | 店舗によって価格差大きい・ポイント還元◎ |
| Yahoo!ショッピング | ¥7,700〜¥12,000 | 定価販売の店舗もあり・PayPay還元あり |
| 街の酒屋 | ¥7,700(定価)〜 | 取扱店が限られる・正規取扱店を要確認 |
まとめ・総評
「イチローズモルト&グレーン クラシカルエディション」は、ホワイトラベルの世界をさらに深く味わいたい人のための、明確な「次の一本」です。秩父蒸溜所のキーモルトに、世界5大ウイスキー産地の原酒を加え、ミズナラ樽由来の和の香りを纏わせた、48度のリッチな仕上がり。
ホワイトラベルが「明るく軽やかなジャパニーズの入り口」だとすれば、このクラシカルエディションは「腰を据えてじっくり飲むジャパニーズの本道」と言っていいでしょう。価格は倍になりますが、味わいの深さ・余韻の長さ・所有欲を満たすパッケージなど、すべてにおいてワンランク上の体験を約束してくれます。
ジャパニーズクラフトの真髄を味わいたい人、響ジャパニーズハーモニーとは違う方向性の和の表現を試したい人、そしてホワイトラベルを飲んで「もう一段深く秩父を知りたい」と思った人に、自信を持っておすすめできる一本です。
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
ワイの中ではこれ、「ジャパニーズの本気」を味わわせる時のキラーカード扱いやで。家に来た友達に「ええもん飲ませたるわ」って出すのはこの黒ラベルや。香木の香りがふわっと立ち上がった瞬間「え、これ何?」って言うてくれる。あの瞬間のために、ワイは秩父さんに頭が上がらん。一生応援するで〜。


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