「ジャパニーズウイスキー」と聞いて思い浮かぶのは、山崎・白州・響あたりではないでしょうか。でも実は、世界が注目するもう一つのクラフトウイスキーが日本にあります。それが秩父蒸溜所が手がけるイチローズモルトです。
今回ご紹介する「イチローズモルト&グレーン ホワイトラベル」は、その秩父蒸溜所のキーモルトを軸に、世界9カ国の原酒をブレンドした「ワールドブレンデッドウイスキー」です。5,000円前後で買えるのに中身は本格派、というありがたい一本。本記事では、香り・味わい・他銘柄との比較・最適な飲み方まで、本音で正直にレビューしていきます。
【結論】こんな人におすすめ
- ✅ジャパニーズクラフトウイスキーを試してみたい人
- ✅5,000円台で本格派の一本を探している人
- ✅山崎・白州が高くて手が出にくいと感じている人
- ✅ノンチルフィルター・ナチュラルカラーの「素のままの味」を楽しみたい人
- ✅ストレートでもハイボールでも楽しめる柔軟な一本が欲しい人
- ✅秩父蒸溜所のウイスキーを初めて試したい人
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | イチローズモルト&グレーン ホワイトラベル |
| カテゴリー | ワールドブレンデッドウイスキー(モルト&グレーン) |
| 原産国 | 日本(最終ブレンドは秩父蒸溜所) |
| 蒸溜所 | 秩父蒸溜所(キーモルト)+世界9カ国の蒸溜所 |
| 熟成年数 | NAS(ノンエイジ) |
| アルコール度数 | 46% |
| 容量 | 700ml |
| 仕様 | ノンチルフィルタード・ナチュラルカラー |
| 製造 | 株式会社ベンチャーウイスキー |
| 参考価格 | ¥4,500〜¥5,500前後(定価¥3,850) |
テイスティングノート(香り・味わい・余韻)
香り(ノーズ)
グラスに注いだ瞬間、最初に立ち上がるのは洋ナシのような優しいフルーツ香。続いてはちみつの甘さと、焼き菓子のようなバニラのニュアンスがふわっと顔を出します。よく嗅ぐと奥のほうにほんのりとミルキーな香りもあって、46度の度数のわりにアルコール感が刺さらない、丸みのある立ち上がりです。
ピート(燻製感)はほぼ感じません。スコッチで言えばスペイサイド寄りの、フルーティで穏やかな香り立ちです。ノンチルフィルター・ナチュラルカラーゆえの、加工感のない自然な香りが心地よい一本です。
味わい(パレット)
口に含むと、まず甘さが先に来ます。はちみつをそのままトーストに塗ったような、ふくよかな甘み。中盤にはバニラ、洋ナシ、若いリンゴの皮の爽やかさが重なり、徐々に穀物(モルトとグレーン)の香ばしさが顔を出してきます。
ボディは中盤から少しオイリーで、46度らしいしっかりした厚みがありながら、刺さるアルコール感は最小限。不思議とまろやかで、複雑な味わいが層になって押し寄せてきます。秩父キーモルトのおかげなのか、芯がしっかり通った印象です。
余韻(フィニッシュ)
余韻は中程度の長さ。甘さがふんわり残ったあと、ナッツのような香ばしさと、ほんのりウッディな締めくくり。飲み終えた後の余韻が「もう一杯飲みたい」と素直に思わせてくれる、嫌味のない仕上がりです。
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
いやぁ〜、これ初めて飲んだ時、正直「秩父ってホンマにすごいんやな」って唸ったわ。世界9カ国の原酒ブレンドって聞くと派手な印象やけど、口に含んだら全然うるさくない。秩父キーモルトのおかげで、芯がしっかり通ってる感じやねん。5,000円台でこの完成度はちょっと反則やで〜。
メリット
✅ メリット
- ✅5,000円台で本物のジャパニーズクラフトが飲める:山崎ノンエイジが¥10,000近い時代に、約半額で本格派が楽しめるコスパの良さ
- ✅秩父キー+世界9カ国の壮大なブレンド:1本で世界のウイスキーを少しずつ味わえる贅沢な構成
- ✅46度のしっかりボディ:水割りやハイボールに崩れない強さで、どんな飲み方にも対応
- ✅ノンチル・ナチュラルカラー:余分な処理をしてないので、原酒本来の風味がそのまま伝わる
- ✅飲み方の幅が広い:ストレート・ロック・ハイボール・お湯割りまで一本で楽しめる柔軟性
デメリット
❌ デメリット
- ❌完全な秩父シングルモルトではない:「秩父の純粋な味」を期待すると、ワールドブレンデッドゆえの複雑さに戸惑うことも
- ❌定価で買えないことが多い:人気商品ゆえ、実勢価格が定価¥3,850より上のことが多い
- ❌ピート好きには物足りない:スモーキー・燻製感はほぼなし。アイラ系が好きな人には刺さらない
- ❌エイジング表記なし:年数表記が好きな人には少し物足りなさを感じるかも
- ❌店舗で見かける機会が安定しない:流通量は増えてきたが、地方の小さな酒屋ではまだ品切れも
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
正直なこと言うと、「ガチの秩父シングルモルト」を期待してこれ買ったら「あれ?」ってなる気持ち、わからんでもない。でもなぁ、5,000円でガチ秩父シングルモルトが飲めるかって言うたら、無理やねん。値段相応を「物足りない」って言うのはちょっと違うと思うで。これは「秩父への入り口」やから、そういうつもりで楽しむのが正解やとワイは思うわ。
他のブレンデッドとの比較
| 銘柄 | 度数 | 参考価格 | キャラクター |
|---|---|---|---|
| イチローズモルト ホワイトラベル | 46% | ¥4,500前後 | 秩父キー+世界9カ国の融合・はちみつ&フルーツ |
| 響 ジャパニーズハーモニー | 43% | ¥9,000前後 | 山崎・白州・知多の調和・上品で甘い |
| サントリー 碧AO | 43% | ¥5,500前後 | 5大産地ブレンド・軽やかで爽やか |
| デュワーズ ホワイトラベル | 40% | ¥1,500前後 | 王道スコッチブレンデッド・ハニー&ライト |
同じ「ブレンデッド」のジャンルでも、響は山崎・白州・知多という日本のサントリー系3蒸溜所の調和、碧AOは世界5大産地のブレンド、そしてイチローズモルト ホワイトラベルは「秩父キー+世界9カ国」と、それぞれ思想が違います。価格帯としては響の半額、碧AOとは互角、デュワーズホワイトラベルの3倍。コストパフォーマンスでは抜群の存在感を放っています。
おすすめの飲み方
ハイボール(最推し)
このウイスキーの真価が一番発揮される飲み方。46度のしっかりボディが炭酸で割っても痩せず、はちみつ&フルーツのニュアンスがそのまま残ります。食中酒として優秀で、和食との相性も抜群。レモンを軽く絞ると、洋ナシのフルーツ香がさらに引き立ち、冷えたグラスでよく冷えた強炭酸で割れば、もう晩酌が止まりません。
ストレート
46度の重みをそのまま味わう本道。常温の小さなテイスティンググラスに少量を注いで、グラスをくるくる回しながら香りを立たせて。秩父キーモルトの存在感をいちばん感じられる飲み方です。
ロック
氷で冷やすと香りはやや締まりますが、夏場には最高の飲み方。大きめの氷を一個入れて、ゆっくり溶かしながら時間とともに味わいの変化を楽しめます。
トワイスアップ(1:1の常温水割り)
常温の水を同量加える「トワイスアップ」は、香りが一気に広がるのでオススメ。プロのテイスターが使う飲み方でもあり、46度のしっかりボディがちょうどよく開きます。
お湯割り
冬場の夜に、温かいお湯で割って。レモン皮を浮かべると、香りがふわっと立ち上がります。冷えた身体に染み入る一杯です。
購入方法・価格目安
| 販売チャネル | 参考価格 | 備考 |
|---|---|---|
| Amazon | ¥4,500〜¥5,500 | プライム会員なら配送が早い |
| 楽天市場 | ¥4,235〜¥5,500 | ポイント還元が大きい |
| Yahoo!ショッピング | ¥4,500〜¥6,000 | PayPay還元あり |
| 街の酒屋 | ¥3,850(定価)〜 | 定価で買えれば一番ラッキー |
まとめ・総評
「イチローズモルト&グレーン ホワイトラベル」は、ジャパニーズクラフトウイスキーの入り口として最適な一本です。秩父蒸溜所の創業者・肥土伊知郎(あくと いちろう)氏が「世界の原酒に秩父をプラスする」というアイデアで生み出したこの一本は、5,000円という価格帯では考えられないほど中身が詰まっています。
ノンチルフィルター・ナチュラルカラーで原酒本来の風味を楽しめ、46度というしっかりした度数で水割り・ハイボールにも崩れない。何より、秩父キーモルトの香りが芯にしっかりと通っているのが素晴らしいポイント。「ジャパニーズ=高い」と思っていた方に、まず一度試してみてほしい一本です。
山崎・白州が品薄&値上がりで手が出にくくなっている今、5,000円台で「日本のクラフトウイスキー」の世界に触れられるこの一本は、本当に貴重な存在。秩父蒸溜所の名前を覚えるきっかけとしても、ぜひ手に取ってほしい逸品です。
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
ワイの友達に「ジャパニーズ気になるねんけど何から飲んだらええん?」って聞かれたら、まずこれ渡すで。山崎・白州はちょっと値段がね…ってなった時の頼れる相棒や。一杯飲み終わった後、「あ、ジャパニーズってこんな世界なんや」って素直に思える。秩父っていう蒸溜所の名前を覚えるきっかけにもなる。布教の入り口として、これ以上ない優等生やと思うわ。
🥃 イチローズモルト ホワイトラベルを手に入れる
秩父キー+世界9カ国の壮大なブレンド。ジャパニーズクラフトの入り口へ。


コメント