ダブルブラックとは:黒ラベルとの違い
ダブルブラックは、ジョニーウォーカーの定番「ブラックラベル12年」をベースにしつつ、より深く焦がしたカスク(樽)で熟成させた原酒の比率を増やし、スモーキーフレーバーを大幅に強化したスペシャル版です。2010年に免税店限定で発売、2011年からグローバル一般販売へと広がりました。「12年」の年数表記はありませんが、ベースの構成はブラックラベルをそのまま受け継いでいるイメージです。
ジョニーウォーカーといえば「進み続けろ(Keep Walking)」を象徴するストライディングマンのロゴ。基本ラインのレッド・ブラック・ゴールド・ブルーに対して、ダブルブラックは「ブラックの兄貴分」として位置付けられます。キーモルトにはアイラ系のスモーキーモルトが多く配合されており、ブレンデッドの枠を超えてシングルモルト寄りのキャラクターを楽しめるのが大きな魅力。アイラウイスキー(ラフロイグ・ラガヴーリン等)の世界へ踏み出す前のステップとして、最高の「練習台」になってくれる一本です。
【結論】こんな人におすすめ
- ✅黒ラベル12年を飲んだ次に試したい人
- ✅アイラモルトっぽいスモーキーさが好きな人
- ✅ハイボールでしっかり燻製感を楽しみたい人
- ✅ブレンデッドの枠を超えた個性を求める人
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 銘柄名 | ジョニーウォーカー ダブルブラック |
| 種類 | ブレンデッドスコッチウイスキー |
| 産地 | スコットランド |
| アルコール度数 | 40% |
| 容量 | 700ml |
| 参考価格 | ¥3,500〜4,500 |
| 特徴 | 深煎りカスク原酒を多用しスモーキーさを強化 |
テイスティングノート
香り
グラスに鼻を近づけた瞬間に押し寄せてくるのは、焚き火を彷彿とさせる濃いピートスモーク。黒ラベルの倍以上の燻製感と言っていいでしょう。続いてローストしたカシューナッツやアーモンドの香ばしさ、焦がしカラメル、そして奥のほうからレーズンやドライプルーンといったドライフルーツの甘い香りが顔を出します。グラスに少しだけ加水すると、隠れていたバニラやハニーの香りが立ち上がり、香りの層がぐっと深くなる瞬間があります。アイラモルトを連想させる海藻や潮の香りもほんのり感じ取れて、「これブレンデッドなん?」と疑いたくなる迫力です。
香りの構造は層が分厚く、嗅ぐタイミングや温度によってまるで違う表情を見せます。常温よりやや低めの温度(15〜18度)だとスモークがクリアに立ち、室温に置いてゆっくり温度が上がるとスパイスやベリーのニュアンスが目を覚ましてきます。グラスを軽く回してウイスキーが内側に膜を作ったあと、少し時間を置いてから香りを取ると「焚き火の薪が燃え尽きた後の上品な煙」のようなニュアンスが顔を出すのもダブルブラックならでは。香りだけで5分は楽しめる、稀有なブレンデッドです。
味わい
口に含むとまず舌全体を覆うのは、強烈なスモーキーさ。燻製肉やベーコンにかじりついたような濃さがあります。少し遅れて、黒ラベル譲りのバニラの甘み、オレンジマーマレード、ダークチョコレートのほろ苦い甘みがやってきて、煙と甘みが舌の上で対話するような複層的な味わいが広がります。ボディはミディアム〜フルボディで、口の中での主張がはっきりしているのが特徴。シングルモルトのアードベッグやラフロイグほど突き抜けたピートではないものの、「ブレンデッドの上限を見せてやろう」という意気込みが感じられる骨太な構成です。
余韻
余韻は長め。スモークが灰のような上品な苦みに変わって長く残り、その合間にバニラとオレンジの甘みが波のように交互に訪れます。飲み終わってから数分は、口の中に焚き火の名残が漂い続ける感覚。一杯でしっかり満足できる「飲み応え」があるので、ゆっくり時間をかけて楽しむタイプの夜にぴったりです。チョコレートやドライフルーツをかじりながら追いかけると、余韻がさらに伸びて立体的になります。
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
黒ラベルをスモーキー方向に全振りしたような味や。一口目で「おおっ」ってなる。ワイは最初飲んだ時、黒との差がはっきりしすぎてて笑ったわ。アイラウイスキーを薄めたような感じと言うたら怒られるかもしれんけど、近いものはある。
メリット
✅ メリット
- ✅スモーキー好きに刺さる:アイラモルトより手軽な価格でガッツリ燻製感を味わえる
- ✅黒との明確な差:『兄弟ボトルの飲み比べ』が楽しい。酒好きの話のネタに最適
- ✅ハイボールで大化け:炭酸と合わせるとスモーク感が爽快にキマる
- ✅濃い料理と合う:焼肉・BBQ・燻製食品・チョコレートなど濃い味との相性◎
- ✅余韻の長さ:一杯でしっかり満足できる飲み応え。ナイトキャップ向きの濃厚さ
デメリット
❌ デメリット
- ❌ピート苦手だと辛い:スモーキーさが強いので、嫌いな人には一切刺さらない
- ❌黒ラベルと同価格帯:黒の方が『完成度』という意味では上という意見も根強い
- ❌料理を選ぶ:繊細な和食や淡白な料理だと、ウイスキーの主張が強すぎる場合がある
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
「ダブルブラックは黒の劣化版」みたいな言い方する奴おるけど、ワイは違うと思うで。あれは黒とは別のベクトルを狙ったボトルで、優劣じゃなくて好みの話や。アイラモルト買うほどの勇気はない人の入口として、めっちゃ優秀なウイスキーやねん。
他銘柄との比較
| 銘柄 | 価格帯 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| ダブルブラック | ¥3,500〜4,500 | しっかりスモーキー | ★★★★☆ |
| ブラックラベル12年 | ¥3,500〜4,500 | バランス重視 | ★★★★★ |
| ラフロイグ10年 | ¥5,000〜6,500 | ガッツリヨード香 | ★★★★★ |
| ボウモア12年 | ¥4,500〜6,000 | 海の塩とスモーク | ★★★★★ |
おすすめの飲み方
ハイボール(最推奨:1:3)
ダブルブラックの真価が出るのはハイボールです。ウイスキー30mlに対して炭酸水90ml(およそ1:3)でやや濃いめに作るのがコツ。スモーキーさが炭酸に乗ってふわっと立ち上がり、口に含むと焚き火の風味が爽快に弾けます。レモンよりライムやグレープフルーツピールを軽く搾ると、燻製感とのコントラストでさらに引き立ちます。BBQ・焼肉・燻製チーズ・スモークサーモンといった「煙の風味を持つ料理」と並べれば、最強のペアリングが完成します。
ロック
大きめの氷をひとつだけ入れたロックグラスで、ゆっくり飲むのもおすすめ。最初は強烈なスモークと甘みのコントラストが楽しめ、氷が溶けて加水が進むにつれて、隠れていたバニラやドライフルーツの甘みが顔を出してきます。同じウイスキーで「3つの表情」を楽しめるので、一杯で長時間遊べる飲み方。ナッツやダークチョコ、ドライフルーツが最高のお供になります。
ストレート(数滴の加水推奨)
ストレートで飲むなら、スポイトやストローで数滴の水を落とすトワイスアップ的な飲み方がおすすめ。たった2〜3滴でもアルコールの刺激が和らぎ、フルーティーな香りがふわっと開きます。テイスティンググラスで常温、ゆっくりと香りから楽しむと、ブレンダーが組み上げた層の深さが見えてきます。
水割り
食中酒として水割り(1:2〜2.5)にすると、強いスモークが軟らかくなり、和食ともうまく付き合えます。焼き魚や鰻の蒲焼など、煙や香ばしさを使った和食とは抜群の相性。氷を入れずに常温の水で割る「ミズワリ」スタイルを試すと、英国式の上品さが楽しめます。
購入方法・価格
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Amazon | 検索して最新価格を確認 |
| 楽天市場 | 検索して最新価格を確認 |
| Yahoo!ショッピング | 検索して最新価格を確認 |
| 酒屋・量販店 | 大手スーパー・イオン・リカーショップで定期的に見かける |
まとめ
ジョニーウォーカー ダブルブラックは、黒ラベル12年では物足りないと感じ始めた人、でもアイラモルトのような尖った世界に飛び込むのはまだ早いと感じる人にとって、まさに「橋渡し」となる一本です。4,000円前後でしっかりとしたスモーキー体験ができるブレンデッドはそう多くなく、コスパで考えても優秀。週末のディナー、BBQパーティー、雨の夜の独り酒、どれにも合うキャラクターを持っています。
飲むシーンを選ぶとすれば、「肉料理を中心とした濃い味の食卓」「焚き火やキャンプの夜」「冬の寒い夜にナイトキャップとして」あたり。コスパ評価は★4.5。完成度の評価は黒ラベルに譲りますが、「個性の強さ」「印象に残るインパクト」では兄貴分の貫禄があります。スモーキーウイスキー沼への入口としては、これ以上の入門ボトルは見当たりません。
シーン別おすすめ
BBQ・キャンプの夜に:焚き火の煙とスモーキーなウイスキーの組み合わせは反則級。屋外のロックグラスで揺れる琥珀色は最高に絵になります。肉料理を食べた後のニ次会に:焼肉やステーキで濃い食事をした後、口の中をリセットしながら締めるハイボールに最適。冬の夜のナイトキャップに:暖房の効いた部屋で大きな氷一個のロック、毛布をかぶってゆっくり香りを楽しむと、その日の疲れがじんわり溶けていきます。アイラ沼に行く前の試金石として:ラフロイグやアードベッグに進む前に、まずダブルブラックで「自分はピート好きか?」を見極めるのがおすすめです。
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
ワイがスモーキー沼にハマったきっかけは、実はこのダブルブラックやってん。「黒とこんなに違うんや!」って驚いて、そこからアイラモルトに突撃していった。今飲んでも『入口の名作』として素晴らしい。沼の入口へようこそ、や。
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