銅色のボトルに、くちばしマスクのペスト医師。一度見たら忘れられんあの「ザ・ディーコン」に、真っ黒なやつが出るで。
その名もザ・ディーコン ブラック。2026年10月19日、日本で発売予定や。
ワイは通常版のディーコンにえらい惚れ込んで、あっちこっちに勧めてまわった口やねん。せやから「ブラック」と聞いて、最初に頭に浮かんだんはこれやった。
——今度はもっと煙たいやつが来るんやな?
ところが中身を追いかけていったら、どうも話がちゃう。黒うなったんは、煙やのうて別のとこらしいねん。
※これは公式情報をもとにした予習レビューやで。
【結論】こんな人におすすめ
- ✅通常版のザ・ディーコンが好きで、次の一本を探しとる人
- ✅スモーキーは好きやけど、強すぎるんは疲れるっちゅう人
- ✅カシスや黒糖みたいな、濃いめの甘さに惹かれる人
- ✅4,000円前後までで、飲みながら話のネタになる一本が欲しい人
ザ・ディーコン ブラックの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 銘柄名 | ザ・ディーコン ブラック(THE DEACON BLACK) |
| 分類 | ブレンデッドスコッチウイスキー |
| ブランド | Sovereign Brands(米)× ペルノ・リカール |
| 原産国 | スコットランド |
| アルコール度数 | 40% |
| 容量 | 700ml |
| ピートモルトの産地 | すべてスペイサイド産 ※正規取扱店では「スペイサイドのモルト100%を使用しピートを効かせ」とも案内されとる ※蒸溜所・配合・樽・熟成年数は非公開(NAS) |
| 日本発売 | 2026年10月19日(予定) ※店によっては10月21〜22日ごろの出荷開始と案内しとる |
| 実勢価格 | 予約段階で約3,480〜4,200円(税込) |
| 正規輸入元 | ペルノ・リカール・ジャパン |
通常のザ・ディーコンから、どこが変わったんか
まずは、いまのザ・ディーコンをおさらいしとくで。ここを押さえとかんと、ブラックの面白さが半分も伝わらへん。
通常版は、アイラ島のピート(※1)を効かせたモルトと、スペイサイド(※2)のモルトを合わせたブレンデッドスコッチ。アイラモルトの特徴的なピートスモークに、スペイサイドモルトの焚火のようなスモーキーさが加わる、とペルノ・リカール・ジャパンは案内しとる。
ワイが飲んだ実感もそれに近かった。煙が先に立って、そのあとをオレンジの甘みが追いかけてくる並びやってん。飲んだ感想はザ・ディーコンのレビューに詳しく書いとるで。
ほんで、ブラックや。いちばん大きい変更点はここ。
使うピートモルトが、ぜんぶスペイサイド産になった。
正規取扱店に出とる案内では「フルーティーな香りが特徴のスペイサイドのモルト100%を使用しピートを効かせ」と書かれとる。
これ、けっこう変わったことやねん。スペイサイドといえば、ふつうはピートを焚かん、フルーティーで甘いタイプのモルトで知られる産地や。そこのモルトに、わざわざ煙をまとわせたっちゅうことになる。
ひとつややこしいとこを先に整理しとくで。ラベルには BLENDED SCOTCH WHISKY と書いてある。ブレンデッドスコッチ(※3)は、決まりのうえでモルトとグレーンを合わせたもんを指すねん。「モルト100%」はボトルの中身が全部モルトっちゅう意味やのうて、使うモルトの出どころがスペイサイドだけ、と読むのが筋やな。
(※1)ピート=泥炭。これを焚いて麦芽をいぶすと、焚き火みたいな煙の香りがつく
(※2)スペイサイド=スコッチの蒸溜所がいちばん集まっとる産地。華やかでフルーティーな味わいで知られとる。詳しくはスペイサイドとはで書いとるで
(※3)ブレンデッドスコッチウイスキー=1つ以上のシングルモルトと、1つ以上のシングルグレーンを合わせたもん。英国のスコッチウイスキー規則(2009年)でそう決まっとる
「ブラック」は、煙が濃いっちゅう意味やない
ここが今回いちばんおもろいとこや。
正規取扱店に出とる商品案内には、はっきりこう書いてある。「ブラックだからスモーキー感が強い、のではなく、どちらかというと味の奥深さを表現しています」。ダークチョコレートや黒糖みたいな、濃くてコクのある甘さを「黒」で表しとるんやと。
黒いボトル、ピート、ブラックっちゅう名前。ここまで揃うたら、ふつうは煙の濃いほうを想像するやんか。ワイもそうやった。
せやのに、狙っとるのはそこやない。スモーキーさについては「より柔らかく親しみやすい側面を探求した」と書かれとる。
いま出とるテイスティングノートと、ワイの予想
👃 香り
📕 いま出とるテイスティングノート(正規取扱店の案内)
カシスジャム、塩キャラメルの組み合わせ、その中でかすかに感じるスモークの香り。
🗣️ マッサンの予想
カシスジャムに塩キャラメルて、字を読んどるだけで甘い匂いがしてきそうやな。通常版が焦がしたオレンジやったから、同じ甘さでも明るさがまるでちゃう。煙は「かすか」やから、グラスに鼻を近づけた瞬間にドンと来るタイプやのうて、甘さの後ろにうっすら控えとるんちゃうかな。しばらく回してから嗅いだら、そこで煙が顔を出してくると予想するで。
👅 味わい
📕 いま出とるテイスティングノート(正規取扱店の案内)
洋ナシのフレッシュな果実味とショウガのスパイス感、黒糖のようなコクのあるほのかな甘みが、絶妙にバランスよく調和。
🗣️ マッサンの予想
洋ナシと黒糖のあいだにショウガが挟まっとるんが効きそうや。甘いだけやと重たなるけど、そこにピリッとした刺激が入ると口の中が一回リセットされる。通常版も同じ40%で、飲んだとき舌に角が立たんかった。ブラックもそこは似た顔してくるんちゃうかな。通常版はオレンジがブワッと広がってからピートが追いかけてきたけど、ブラックは甘さがゆっくり層になって出てくると思うねんな。
🏁 余韻
📕 いま出とるテイスティングノート(正規取扱店の案内)
ダークフルーツの余韻が続き、ほのかに香るスモークのニュアンス。
🗣️ マッサンの予想
香りでは「かすか」、余韻でも「ほのか」。煙が前に出てくるんやのうて、最初から最後までずっと後ろ側に座っとる感じやな。甘さが先に立って、消えぎわに煙がふわっと残る。この並びやと、飲み終わったあとに自然と「もう一口」が来るやつやと予想するで。
🗣️ マッサンの一言
通常版を飲んどるワイからすると、これは「同じ中身の色ちがい」やのうて、ちゃんと別の一本を作りにいっとる感じがするねん。オレンジの明るい甘さから、カシスと黒糖の濃い甘さへ。同じ家の兄弟でも、性格がまるでちゃう。10月が待ち遠しいわ。
ここから先は、ワイの妄想やけどな|黒うなったんは甘さの色
ここまでが、いま出とる事実。ここから先は、ワイの妄想やけどな。
2本のテイスティングの言葉を、出てくる順に並べてみたんや。
通常版:焦がしたオレンジ → 麦のビスケット → ウッドスモーク
ブラック:カシスジャム → 塩キャラメル → 洋ナシ → 黒糖 → ダークフルーツ
色で思い浮かべてみてほしい。オレンジから、紫、茶色、そして黒。味を表す言葉そのものが、暗いほうへ引っ越しとるんや。
つまりブラックで黒うしたんは、煙やのうて甘さの色やないか。ワイはそう見とる。
もうひとつ気になるんが、なんでスペイサイドのピートなんか、やねん。
通常版では、アイラのモルトが煙の役を担っとった。ブラックでは、そこをスペイサイド産のピートモルトだけで組み直しとる。もしカシスや黒糖みたいな濃い甘さを前に出すんが先に決まっとったんやとしたら、煙の出しかたまで一緒に組み替えた、っちゅうことになるな。
地域を変えた結果として味が変わった、やのうて、作りたい味が先にあって、そのためにピートの出どころを変えた。そう読むほうが、ワイはおもろいと思うねんな。
もちろん原酒も蒸溜所も出てへんから、ここは完全にワイの想像やで。
ザ・ディーコン ブラックのメリット・デメリット
✅ メリット
- ✅煙が穏やかな方向:案内どおりなら、通常版よりスモークが前に出にくい一本になりそうや
- ✅甘さの方向が通常版とちがう:カシス・黒糖・ダークフルーツ。並べて飲み比べる楽しみがある
- ✅3,000円台の後半から:予約の段階で3,480〜4,200円あたり。ふだん飲みの棚に置ける値段や
- ✅見た目が強い:黒地にペスト医師。棚に立てたら一発で目を引くで
❌ デメリット
- ❌中身の詳細が出てへん:蒸溜所も樽も熟成年数も非公開。そこを知りたい人には物足りん
- ❌濃い煙を期待すると当てが外れる:名前から想像する味と、狙っとる味がちゃう
- ❌黒い不透明ボトルで残量が見えへん:通常版の銅色と同じ悩みがそのまま残っとる
- ❌化粧箱は付いてへん:ボトル単体での販売や。箱付きで贈りたい人は、そこだけ気をつけてな
🗣️ マッサンの一言
中身を明かさへんこの感じ、通常版から続く「年数やカテゴリーにとらわれず、味を追いかける」っちゅうディーコンの見せ方と、よう似とるな。黒いボトルで残りが見えへん問題は……まあ、うまい証拠やと思て付き合うしかないわ。
通常版とブラック、どこがちがう?
| 項目 | ザ・ディーコン(通常版) | ザ・ディーコン ブラック |
|---|---|---|
| ボトルの色 | 銅色(コッパー) | 黒 |
| ピートモルトの産地 | アイラ島+スペイサイド | すべてスペイサイド産 |
| 香り | 焦がしたオレンジ、麦のビスケット、ウッドスモーク | カシスジャム、塩キャラメル、かすかなスモーク |
| 味わい | ジューシーなオレンジ、繊細なスパイス、ピート | 洋ナシ、ショウガ、黒糖のコク |
| 余韻 | 甘くスモーキーで、長く滑らか | ダークフルーツ+ほのかなスモーク |
| 度数・容量 | 40%・700ml | 40%・700ml |
| 実勢価格 | 約2,900〜3,900円 | 予約段階で約3,480〜4,200円 |
| 日本発売 | 2024年4月15日 | 2026年10月19日(予定) |
こうして並べると、変わったんはピートモルトの出どころと、甘さの方向の2つやとよう分かる。度数も容量もいっしょ。値段はブラックがちょっと高めやけど、帯はしっかり重なっとる。
つまり「上位版」やのうて、横に並ぶもう一本として出してきた、っちゅうことやな。
おすすめの飲み方(予想)
まずはストレートで、甘さの層と煙の位置を確かめたい。カシス・黒糖・ダークフルーツと来とるから、どこで煙が顔を出すんかを、ゆっくり追いかけたいところや。
ハイボールにするなら、正規取扱店の案内ではウイスキー60mlに炭酸120mlの1対2が勧められとる。炭酸は強めのやつをそーっと注いで、マドラーで混ぜすぎんこと。ここまで甘さが主役の設計やと、割っても輪郭は残ると予想するで。
🥃 ウイスキー専門店でも探す
品揃え豊富な専門店なら、レア銘柄や限定品も見つかりやすいで。価格を比べる時の選択肢に入れてみてな。
▶ 武川蒸留酒販売(山梨の洋酒専門店・品数豊富でコスパ◎)
▶ MALKS(モルクス)(ベルーナ運営・希少/限定ボトルに強い)
📰 当サイトのガイド記事:ウイスキーを安く買う方法|5大通販ショップの賢い選び方(武川・MALKS・Amazon・楽天・Yahoo!の徹底比較)
まとめ|名前と中身のズレを楽しむ一本
ザ・ディーコン ブラック。最初はワイも、名前と真っ黒な見た目から「ディーコンをもっと煙たくしたやつ」やと思い込んどった。
でも中身を追いかけたら、ぜんぜんちゃう方向やった。使うピートモルトをスペイサイドに寄せて、カシス・塩キャラメル・黒糖・ダークフルーツっちゅう濃い甘さを主役に置く。ほんで煙は、むしろ穏やかに。
黒いのに、煙は濃くしてへん。この名前と中身のズレこそが、ディーコンらしい遊び方やと思うねん。
ワイは発売日に一本確保して、通常版と並べて飲み比べるつもりや。オレンジと黒糖、どっちが自分の夜に合うか——想像するだけで楽しみやわ。
🗣️ マッサンの一言
ディーコンっちゅうブランドは、毎回こっちの予想を気持ちようハズしてくるねん。今回も「黒=煙」と思わせといて、開けてみたら甘さの話やった。こういう一本は、飲みながら誰かに説明したなるやろ。そういう酒が、ワイはいちばん好きやねんな。
よくある質問(FAQ)
Q. 通常版とブラック、どっちから飲んだらええ?
A. 案内だけで選ぶなら、煙をやわらかい方向に振ったんがブラック。通常版はアイラ由来のピートスモークが前に出てくる。「煙をしっかり感じたい」なら通常版、「果実と甘さを主役で見たい」ならブラック、で分けたら分かりやすいで。2本並べて飲み比べるんが、いちばん面白い遊び方やけどな。
Q. スモーキーが苦手でも飲めそう?
A. 香りは「かすかなスモーク」、余韻は「ほのかなスモーク」と案内されとる。煙が主役やのうて、甘さの後ろに置かれとる作りや。苦手な人でも、通常版よりは向き合いやすいと予想するで。
Q. 発売日はいつ? どこで買える?
A. 2026年10月19日発売予定や。店によっては10月21〜22日ごろの出荷開始と案内しとるとこもある。いまはネットの酒屋で予約が始まっとって、予約段階の値段は3,480〜4,200円あたりやで。
公式情報・参考リンク
📰 ペルノ・リカール・ジャパン公式サイト・プレスリリース
※ブラックの味わい・発売日・価格は、正規取扱店に出とる商品案内から引いとるで。
※価格・スペック・発売情報は本記事執筆時点のもの。
最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
📖 この記事に出てきた用語(タップで辞典へ)
分からん言葉があったら、ここから用語辞典でサクッと確認してな。
ピート/ピーテッド…泥炭(ピート)で麦芽を燻して付ける、焚き火や正露丸みたいなスモーキーな香りのことや。
NAS(ノンエイジ)…熟成年数をラベルに書いてへんウイスキーのこと。年数のちがう原酒を組み合わせることもあるけど、NASっちゅう言葉だけでは中身の年数までは分からへん。
スコッチ…スコットランド産・3年以上熟成のウイスキー。世界5大ウイスキーの主役で樽芸術の本場や。
アイラ…スコッチ6大産地のひとつ。ピートを効かせたスモーキーな銘柄で知られる、蒸溜所がひしめく島やで。
スペイサイド…スコッチで蒸溜所が一番集中するエリア。華やかフルーティが代名詞の名門産地や。
スモーキー…煙・焚き火・燻製なんかを思わせる香味のこと。ウイスキーではピート由来の煙っぽさを指すことが多い。
フルーティー…青リンゴ・洋梨・柑橘・トロピカル果実系の香味。発酵で酵母が生み出すエステルなどが主な要因のひとつで、スペイサイド系ライトモルトに頻出や。

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