バランタインの味の柱になっとる、スペイサイドのグレンバーギー蒸溜所。そのシングルモルト(※1)に、2本の新顔が加わるで。
56%のカスクストレングス(※2)で詰めた「16年」と、30年以上熟成させた原酒を使った「21年」。2026年11月4日に、全国で数量限定で出る。
(※1)シングルモルト=ひとつの蒸溜所のモルト原酒だけで造ったウイスキー。いろんな蒸溜所の原酒を合わせるブレンデッドのバランタインとは、ここがちがう。くわしくはシングルモルトの用語記事へ
(※2)カスクストレングス=樽から出した原酒を、水で薄めずにそのままの度数で瓶詰めすること。くわしくはカスクストレングスの用語記事へ
※本記事は2026年11月4日の発売前に、公開情報をもとに書いた予習レビューやで。
バランタイン シングルモルト グレンバーギー 16年(700ml・56%)
希望小売価格:17,325円(税込)・2026年11月4日発売・数量限定
バランタイン シングルモルト グレンバーギー 21年(700ml・40%)
希望小売価格:27,225円(税込)・2026年11月4日発売・数量限定
【結論】こんな人におすすめ
- ✅バランタインの華やかな甘さが好きで、その中身の原酒が気になる人
- ✅56%のカスクストレングスで、濃い果実味を味わいたい人(16年)
- ✅30年以上熟成の原酒が入った長期熟成を試したい人(21年)
- ✅グレンバーギーの12年・15年・18年を飲んで、次の1本を探しとる人
グレンバーギー16年・21年の基本情報
| 16年 | 21年 | |
|---|---|---|
| 商品名 | バランタイン シングルモルト グレンバーギー 16年 | バランタイン シングルモルト グレンバーギー 21年 |
| 種類 | シングルモルト スコッチウイスキー | シングルモルト スコッチウイスキー |
| 蒸溜所 | グレンバーギー蒸溜所(スコットランド・スペイサイド) | グレンバーギー蒸溜所(スコットランド・スペイサイド) |
| 熟成 | 16年 | 21年(30年以上熟成の原酒を使用) |
| 樽 | ファーストフィルのアメリカンオーク樽 | 発表なし |
| アルコール度数 | 56%(写真のラベルは56.1%) | 40% |
| 内容量 | 700ml | 700ml |
| 希望小売価格 | 17,325円(税込) | 27,225円(税込) |
| 発売日 | 2026年11月4日 | 2026年11月4日 |
| 販売 | 全国(数量限定) | 全国(数量限定) |

グレンバーギーって、どんな蒸溜所?
グレンバーギー蒸溜所は、スコットランドのスペイサイド(※1)にある蒸溜所で、創業は1810年。
バランタインのキーモルト(※2)は、グレンバーギー・ミルトンダフ・グレントファーズ・スキャパの4つ。その中でもグレンバーギーは、サントリーが「バランタインをブレンドする上で中核を担っている」と紹介する原酒や。
(※1)スペイサイド=スコットランド北東部、スペイ川の流域。蒸溜所がいちばん多く集まる地域。くわしくはスペイサイドの用語記事へ
(※2)キーモルト=ブレンデッドウイスキーの味の柱になるモルト原酒。くわしくはキーモルトの用語記事へ
持ち味は、赤リンゴや洋ナシ、カシスみたいな果実の香りと、ハチミツのような甘さ。
| 仕込み水 | バーギー丘陵の湧き水 |
| 発酵槽 | ステンレス |
| 蒸溜器 | ストレートヘッド型(※3)・6基 |
| 所有会社 | シーバス・ブラザーズ(ペルノ・リカールのグループ) |
(※3)ストレートヘッド型=蒸溜器の首が、くびれずにまっすぐ伸びた形のポットスチル
🧐 へぇ〜! ボトル豆知識(タップで開く)
① 昔は、別の名前のウイスキーも造っとった
1958年から1981年まで、グレンバーギーには「ローモンドスチル」という蒸溜器が2基あった。首の中に板を入れて、できる原酒の味を変えられるようにした、変わった形の蒸溜器や。そこで造った原酒は、「グレンクレイグ」という別の名前で呼ばれとった。ローモンドスチルは1981年に外されて、いまは普通のポットスチルだけになっとる。
② パッケージに描かれた建物
グレンバーギー15年のパッケージのマークに描かれとるのは、蒸溜所にいまも残る「カスタムハウス」という建物。蒸溜所のシンボルになっとる。
16年|厳選した72樽を、56%のまま詰めた
16年の中身は、ファーストフィル(※1)のアメリカンオーク樽で熟成させた原酒。カスクストレングスの56%のまま瓶詰めしとる。
(※1)ファーストフィル=スコッチを詰めるのに初めて使う樽(バーボンなどを熟成させたあとの樽)。樽の香りが原酒に移りやすい。くわしくはファーストフィルの用語記事へ

韓国で先に出とった「スモールバッチ」
グレンバーギー16年のスモールバッチは、日本に来る前に、韓国で2回出とる。流れはこうや。
- 2024年12月、韓国だけで1回目。40樽から詰めて、59.8%。バランタインのシングルモルトで初めての限定品やった
- 2026年3月、韓国だけで2回目の「スモールバッチ2」。マスターブレンダー(※2)のサンディ・ヒスロップさんがファーストフィルのアメリカンオーク樽を72樽選んで、56.1%・冷却ろ過(※3)なしで詰めた
- 2026年11月4日、日本で16年が出る
(※2)マスターブレンダー=原酒の組み合わせを決める責任者
(※3)冷却ろ過=冷やして、濁りのもとをこし取る工程。くわしくはノンチルフィルタードの用語記事へ
韓国の1回目は、発売後すぐに売り切れた。今回の日本の16年には、韓国の2回目と同じ「EDITION № 02」「72 CASKS」「56.1%」の表記がある。韓国で話題になった第2弾が、日本にも来るのはうれしい話やな。
サントリーは16年を、「濃厚で凝縮感のある味わい」と紹介しとる。
🥃 16年の予習テイスティング
📕 公式テイスティング
👃 香り:イチゴジャム、ハニーデューメロン(※4)
👅 味わい:ジューシーな桃、クレームブリュレ
🏁 余韻:シナモン、ナツメグ
🗣️ マッサンの予想
イチゴジャムにメロン、桃。果物の甘い香りが、ぶわっとあふれてくると予想するで。56%あるから、口に入れたら濃い甘さがぎゅっと来て、クレームブリュレの焦がした香ばしさが追いかけてくるんちゃうかな。最後はシナモンとナツメグで、ピリッと締まって終わると思うねんな。
(※4)ハニーデューメロン=皮が白っぽくて、果肉が緑色のメロン
21年|30年以上熟成の原酒を使った長期熟成
21年の目玉は、厳選した30年以上熟成の原酒を使っとること。度数は40%で、カスクストレングスの16年とは対照的や。

ラベルには「WITH FLAVOUR NOTES OF TENDER PEACH AND SUCCULENT RASPBERRY」。やわらかな桃と、みずみずしいラズベリーの香味、という意味やな。
21年やのに、30年以上の原酒?
スコッチの年数表記は、使った原酒の中で「いちばん若い原酒」の年数を書く決まり。平均の年数やない。
せやから、30年以上の原酒が入っとっても、いちばん若い原酒が21年なら、ラベルは「21年」になる。30年以上の原酒がどれくらい入っとるかは、発表されてへん。
30年以上の原酒は、建て替える前の蒸溜所で造ったもの
グレンバーギー蒸溜所の建て替えは2004年。30年以上熟成の原酒は、1996年かそれより前に蒸溜したものやから、建て替える前の古い蒸溜所で造った原酒や。
🥃 21年の予習テイスティング
📕 公式テイスティング
👃 香り:甘くやわらかな桃、ヘザーハニー(※1)
👅 味わい:ラズベリー、ダークチョコレート
🏁 余韻:ナツメグ、クローブ(※2)
🗣️ マッサンの予想
桃とヘザーハニーの、やさしい甘い香りから始まると予想するで。口に入れたら、ラズベリーの甘酸っぱさにダークチョコのほろ苦さが重なってきそうや。この奥行きには、30年以上寝かせた原酒も効いとるんちゃうかな。最後はナツメグとクローブで、ゆっくり温かく終わると思うで。
(※1)ヘザーハニー=スコットランドの荒れ地に咲くヘザー(ヒース)の花から採ったハチミツ
(※2)クローブ=スパイスの一種。甘く、少しツンとした香り
🗣️ マッサンの一言
イチゴジャムに桃、ラズベリーにダークチョコ。2本のテイスティングノートを並べたら、まるでフルーツパーラーのメニューや。バランタインの華やかさの元を、56%と30年超の原酒という2つの切り口で味わえる。どっちから開けるか迷うのも、楽しい時間やな。
12年・15年・18年と並べると
バランタインのグレンバーギーは、これまで12年・15年・18年が出とった。3本とも、サントリーの商品情報では「製造を終了しました」になっとる。今回の2本と並べると、こうなるで。
| 度数 | 香りの特徴(公式) | 希望小売価格(税込) | |
|---|---|---|---|
| 12年(製造終了) | 40% | 爽やかなリンゴ、ナッツ | 6,655円 |
| 15年(製造終了) | 40% | 洋ナシや赤リンゴ | 10,164円 |
| 16年(新) | 56% | イチゴジャム、ハニーデューメロン | 17,325円 |
| 18年(製造終了) | 40% | 熟した赤リンゴやカシス | 17,490円 |
| 21年(新) | 40% | 甘くやわらかな桃、ヘザーハニー | 27,225円 |
40%で並ぶ中に、56%の16年が加わる形や。希望小売価格で見ると、16年は18年とほぼ同じ値段(165円ちがい)。年数は2年若いけど、72樽の限定のカスクストレングスやな。
製造は終わっとっても、3本とも通販にはまだ並んどる。値段は、12年が5,600〜6,100円くらい、15年が8,100〜8,900円くらい、18年が14,100〜15,500円くらいや。
3本とも受賞歴があって、12年は2022年のIWSCで最高金賞、15年と18年は2023年のISCで金賞をとっとる。
メリット・デメリット
✅ メリット
- ✅全国で発売:数量限定やけど、発売地域は全国
- ✅12年〜18年にない2本:56%のカスクストレングスと、30年以上熟成の原酒を使った21年
- ✅16年は72樽からの限定:マスターブレンダーが選んだ樽だけで詰めたスモールバッチ
- ✅値段の目安がはっきり:希望小売価格は16年 17,325円・21年 27,225円(税込)
❌ デメリット
- ❌数量限定:本数は発表されてへん。売り切れたら、次がいつかは分からへん
- ❌21年の樽は非公表:どんな樽で熟成させたかは発表されてへん
- ❌16年は56%:ストレートやと、アルコールの刺激を強く感じるかも
- ❌2本そろえると高め:2本で44,550円(税込)
🗣️ マッサンの一言
2本そろえたら4万円を超えるけど、グレンバーギーの「濃い顔」と「深い顔」を同じ日に比べられるのは、なかなかない機会や。まずは気になる1本から、ゆっくり選んだらええと思うで。
おすすめの飲み方
16年は、まずストレートをほんの少し。56%やから、香りを確かめたら、水を数滴たらす加水でどう変わるかも試してみたい。
21年は40%やから、ストレートでゆっくり。桃とラズベリーの香りが、時間がたつとどう変わるかを見てみたいなぁ。
手元にグレンバーギーの12年か15年があったら、横に置いて飲み比べるのも楽しそうや。
発売は2026年11月4日。通販サイトに並んだら、下のボタンから探せるで。
🥃 ウイスキー専門店でも探す
品揃え豊富な専門店なら、レア銘柄や限定品も見つかりやすいで。価格を比べる時の選択肢に入れてみてな。
▶ 武川蒸留酒販売(山梨の洋酒専門店・品数豊富でコスパ◎)
▶ MALKS(モルクス)(ベルーナ運営・希少/限定ボトルに強い)
📰 当サイトのガイド記事:ウイスキーを安く買う方法|5大通販ショップの賢い選び方
まとめ|56%の16年と、30年超の原酒を使った21年
「バランタイン シングルモルト グレンバーギー」の16年と21年は、2026年11月4日に全国で数量限定発売。56%のカスクストレングスの16年は濃く、30年以上熟成の原酒を使った21年は深く。バランタインの中核を担う原酒を、2つの方向から味わえる2本や。
🗣️ マッサンの一言
いつもはバランタインの中で、ほかの原酒と一緒に働いとるグレンバーギー。今回は主役として、2本そろって表に出てくる。発売の日が、いまから待ち遠しいなぁ。
🥃 バランタイン グレンバーギーを手に入れる
グレンバーギー蒸溜所のシングルモルト。16年・21年は2026年11月4日発売
よくある質問
Q. ブレンデッドの「バランタイン21年」とはちがう?
A. ちがうで。バランタイン21年は、いくつもの蒸溜所の原酒を合わせたブレンデッド。今回の21年は、グレンバーギー蒸溜所だけのシングルモルトや。ブレンデッドの21年はバランタイン21年のレビューで紹介しとる。
Q. 発売日と値段は?
A. 2026年11月4日発売。希望小売価格は16年が17,325円、21年が27,225円(どちらも税込・700ml)。
Q. 韓国のスモールバッチと同じ?
A. 日本の発表の写真のラベルには、韓国で2026年3月に出た2回目と同じ「EDITION № 02」「72 CASKS」「56.1%」の表記がある。発表の文での度数は56%や。
公式情報・参考リンク
📰 バランタイン・サントリーの公式サイト・プレスリリースほか
- PR TIMES:「バランタイン シングルモルト」2種 数量限定新発売(サントリー・2026年10月6日)
- バランタイン公式(サントリー):バランタイン シングルモルト グレンバーギー
- サントリー 商品情報:バランタイン シングルモルト12年 グレンバーギー 700ml瓶
- サントリー 商品情報:バランタイン シングルモルト15年 グレンバーギー 700ml瓶
- サントリー 商品情報:バランタイン シングルモルト18年 グレンバーギー 700ml瓶
- ペルノ・リカール コリア:発表「バランタイン シングルモルト グレンバーギー16年 スモールバッチ2」(2026年3月20日・韓国語)
- ペルノ・リカール コリア:発表「バランタイン シングルモルト グレンバーギー スモールバッチ16年」(2024年12月16日・韓国語)
- Scotchwhisky.com(Whiskypedia):Glenburgie
- 英国政府:Protected food name: Scotch Whisky(スコッチウイスキーの技術資料)
※アイキャッチと記事内のボトル画像の出典:PR TIMES(サントリーホールディングス株式会社)
※価格・スペック・発売情報は本記事執筆時点のもの。
最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
📖 この記事に出てきた用語(タップで辞典へ)
分からん言葉があったら、ここから用語辞典でサクッと確認してな。
カスクストレングス…樽から出したまま、加水でうすめてへん高い度数のボトルのこと。香りも味も力強い。
ノンチルフィルタード…冷やして白濁のもとになる成分を濾す工程をあえてせん造り。その成分が残りやすいから、冷やしたり加水したりすると白う濁ることがある。傷んだんやないで。味に厚みが出るともよう言われとる。
オーク…ウイスキー熟成の主要樽材。アメリカン(甘いお菓子系)/ヨーロピアン・スパニッシュ(濃厚ドライフルーツ系)/ミズナラ(和のお香系)/フレンチ(上品スパイス系)などの樽材で香味の方向性が決まる。
アメリカンオーク…バーボン樽の主役(Quercus alba)。バニリンとラクトンが豊富で、バニラ・ココナッツ・キャラメル系の甘い樽香を生む。世界のウイスキーの主力熟成樽やで。
ファーストフィル…バーボンやシェリーを抜いたあとの樽を、そのウイスキーの熟成に初めて使う段階のことや。使い回したリフィル樽より、前の酒と木の個性が濃く出るんや。
バーボン…アメリカ生まれのウイスキー。コーン51%以上+焦がした新樽(バレル)熟成が主な条件やで。
スコッチ…スコットランド産・3年以上熟成のウイスキー。世界5大ウイスキーの主役で樽芸術の本場や。

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