グレンフィディックとアストンマーティンF1チームのコラボ第2弾の16年が出るで。
その名も「グレンフィディック16年 アストンマーティンデザイン 2026」。2026年10月26日から、数量限定で売り出される。
去年の第1弾は、アメリカンオークの樽3種類で熟成した16年やった。今年はファーストフィル(※1)のバーボン樽を軸に、ワインやシェリーの樽で育てた原酒を4種類合わせた、5種類の樽の16年になったんや。
参考小売価格は税込16,500円(税別15,000円)。度数は43%、容量は700ml。
(※1)ファーストフィル=ほかの酒の熟成に使うたあと、ウイスキーを詰めるのが初めての樽。樽の風味が濃く出やすい。くわしくはファーストフィルの用語記事へ
※本記事は2026年10月26日の発売前に、公開情報をもとに書いた予習レビューやで。
【結論】こんな人におすすめ
- ✅煮詰めた果物やキャラメルみたいな、濃い甘さが好きな人
- ✅シェリー樽やワイン樽で熟成したウイスキーが好きな人
- ✅いつものグレンフィディックとはちがう顔の16年を飲んでみたい人
- ✅F1やアストンマーティンが好きで、記念の1本を探しとる人
逆に、晩酌の定番を探しとる人には、12年や15年のほうが手に取りやすいと思う。
グレンフィディック16年 アストンマーティンデザイン 2026の基本情報
| 商品名 | グレンフィディック16年 アストンマーティンデザイン 2026 |
| 蒸溜所 | グレンフィディック蒸溜所(スコットランド・スペイサイドのダフタウン・1887年創業) |
| タイプ | シングルモルト・スコッチウイスキー |
| 熟成年数 | 16年 |
| 熟成の樽 | ファーストフィルのバーボン樽を軸に、ワイン・シェリーの樽を合わせた5種類 |
| アルコール度数 | 43% |
| 内容量 | 700ml |
| 参考小売価格 | 15,000円(税別)/税込16,500円 |
| 予約の値段 | 税込15,700〜17,300円くらい |
| 発売日 | 2026年10月26日(数量限定・無くなり次第終了) |
ファーストフィルのバーボン樽を軸に、5種類の樽
使うた樽は、この5つ。
- ファーストフィルのバーボン樽:今回の軸。ここで16年以上熟成させた原酒が、グレンフィディックらしい果実味に甘さを重ねる
- ポートパイプ:ポルトガルの甘口ワイン「ポートワイン」の熟成に使う、大きな樽
- オロロソシェリー樽:空気に触れさせて熟成させる、香ばしい辛口のシェリー(※1)「オロロソ」を寝かせた樽
- ワイン樽:どのワインの樽かは公表されてへん
- フィノシェリー樽:酵母の膜の下で熟成させる、軽くて辛口のシェリー「フィノ」を寝かせた樽
(※1)シェリー=スペイン南部でつくる、ぶどうの蒸留酒を加えて度数を上げたワイン。くわしくはシェリー樽の用語記事へ
ポート・オロロソ・ワイン・フィノの4つは、熟成か後熟(フィニッシュ)に使うた樽。そこで育った原酒を、バーボン樽の原酒と合わせて1本にしとる。この合わせる工程がマリッジ(マリーイング)や。
中でもフィノは、最後にほんの少しだけ効かせる役や。
ここから先は、ワイの妄想やけどな。甘いポートとオロロソで厚みを出して、最後に辛口のフィノで全体をキュッと締める。そんな組み立てを想像しとる。
予習テイスティング
👃 香り
📕 公式テイスティング
コンポート(※1)したフルーツと美しく広がるフローラルのトップノート(※2)。マジパン(※3)と磨き上げられたレザーのニュアンス。加水することで、フレッシュで熟した果実味が一層引き立ちます。
🗣️ マッサンの予想
最初に来るのは、とろっと煮詰めた果物の甘い香りやと予想するで。グレンフィディックらしいリンゴや洋梨が、生やのうてコンポートの方向に寄っとるんちゃうかな。そこに花の香りがふわっと重なって、奥からアーモンド菓子と革の落ち着いた香りが顔を出すと思うねんな。
👅 味わい
📕 公式テイスティング
まろやかでシルクのように滑らかな舌触り。クリーミーで香ばしいバタートフィー(※4)の甘みが広がります。キャラメリゼされたサトウキビの甘さと、ドライなタンニン(※5)が心地よいバランスを保っています。
🗣️ マッサンの予想
まず、バタートフィーのとろっとした甘さが口いっぱいに広がると思う。後半はドライなタンニンが出てきて、甘さだけで終わらせへん流れちゃうかな。定番の12年・15年・18年は40%やから、43%のぶん、少し力強さもありそうや。
🏁 余韻
📕 公式テイスティング
オーク由来の甘美な余韻が心地よく残ります。
🗣️ マッサンの予想
樽の甘さが、ほどよく長く続くと予想するで。最後にタンニンのドライさが、すっと残るタイプちゃうかな。
(※1)コンポート=果物を砂糖で煮たもの
(※2)トップノート=グラスに注いで、いちばん最初に立つ香り
(※3)マジパン=アーモンドの粉と砂糖を練り合わせたお菓子
(※4)バタートフィー=バターと砂糖を煮詰めた、キャラメルのようなお菓子。くわしくはトフィーの用語記事へ
(※5)タンニン=口の中が少し乾くような渋み。ワインや、木の樽に含まれる成分
🗣️ マッサンの一言
煮た果物にマジパン、バタートフィー。並んだ言葉だけで、秋の洋菓子屋さんのショーケースが目に浮かぶ1本や。そこに磨いた革の香りが加わって、ぐっと大人っぽくなりそうやな。
2025年の第1弾と、何が変わった?

第1弾は、2025年9月29日に出た「グレンフィディック16年」。同じ16年・43%でも、樽の組み合わせが大きく変わった。
| 2025年の第1弾 | 2026年版 | |
|---|---|---|
| 発売日 | 2025年9月29日 | 2026年10月26日 |
| 熟成の樽 | アメリカンオークのワイン樽・アメリカンオークの新樽・セカンドフィル(※1)のバーボン樽(3種類) | ファーストフィルのバーボン樽・ポートパイプ・オロロソシェリー樽・ワイン樽・フィノシェリー樽(5種類) |
| 香り(公式テイスティング) | ビスケット生地のチーズケーキ、メープルシロップ、キャラメリゼしたジンジャー、ローストしたオーク | コンポートしたフルーツ、花の香り、マジパン、磨き上げたレザー |
| 味わい(公式テイスティング) | お菓子のような甘さ、シロップのような口当たり、フルーツサラダとシャンティクリーム(※2) | バタートフィー、キャラメリゼしたサトウキビ、ドライなタンニン |
| 余韻(公式テイスティング) | とてもなめらかで、甘さが続く | オーク由来の甘い余韻 |
| 度数・容量 | 43%・700ml | 43%・700ml |
| 参考小売価格(税込) | 15,906円 | 16,500円 |
| パッケージ | 筆記体の「Glenfiddich」・明るい青緑の筒・ドライバーのフェルナンド・アロンソとランス・ストロールの名前入り | 大文字の「GLENFIDDICH」・深い緑の筒 |
(※1)セカンドフィル=ウイスキーを詰めるのが2回目の樽。ファーストフィルより、樽の風味はおだやか
(※2)シャンティクリーム=砂糖を加えて泡立てた生クリーム
公式テイスティングの言葉も、がらっと変わった。去年はチーズケーキやシャンティクリーム、今年は煮た果物やレザーが並んどる。
去年の第1弾は、いまは販売店に残っとる在庫を探すことになるで。持っとる人は、並べて飲み比べてみるのも楽しそうやな。
F1とウイスキーの共通点
グレンフィディックとアストンマーティンF1チームが、複数年のパートナーシップを発表したのは2024年11月。今年で2年目になる。
今回の16年は、グレンフィディックのモルトマスター(※1)、ブライアン・キンズマンと、F1屈指のマシン設計者エイドリアン・ニューウェイから着想を得て生まれた。ニューウェイは、2026年からアストンマーティンF1チームの代表も務めとるんや。
(※1)モルトマスター=原酒を選んで組み合わせ、味を決める責任者
キーワードは「目に見えない細部」。F1マシンは、空気の流れ、素材、重さといった見えへん部分の積み重ねで速さが決まる。ウイスキーも、樽選び、熟成、合わせるタイミングと、細かな判断の積み重ねで味が決まるんや。
キンズマンによると、ウイスキーには2,000を超える香りと味の成分があって、分析するのはそのうち30〜40くらい。研究室の数字が完璧でも、最後は人の鼻と舌で決める、と話しとる。
ニューウェイも、データは「こっちが速い」とは教えてくれても、そこから先は経験の出番やと話しとる。データの先は人の感覚、というところで、2人の話がぴったり重なっとる。
🧐 へぇ〜! ボトル豆知識(タップで開く)
「グレンフィディック」は、ゲール語で「鹿の谷」
ボトルの鹿のマークは、この名前から来とる。ボトルの肩には、英語で「VALLEY OF THE DEER(鹿の谷)」の文字が浮き彫りになっとるんや。
海外の免税店には、19年の第2弾もある
2026年は16年と一緒に、19年の第2弾も発表された。こっちは空港などの免税店だけで売る限定品。コロンビア、ヨーロッパ、アメリカと、3つの大陸のオークの樽で後熟させて、最後にひとつに合わせとる。度数は16年と同じ43%。日本の発表は16年だけや。
大阪では、発売前に飲める

2026年10月15日から11月30日まで、ウォルドーフ・アストリア大阪(梅田のグラングリーン大阪 南館)で、全国発売より先にこの16年を出しとる。
| お店 | フロア | グラス | ボトル |
|---|---|---|---|
| ケーンズ&テイルズ | 28階 | 4,200円 | 58,000円 |
| ピーコック・アレー | 29階 | 3,300円 | 45,000円 |
値段は、税金・サービス料込み。グレンフィディック12年・15年を使うたオリジナルカクテル(どれも3,300円)もある。
10月22日と30日は、20時〜23時30分に、ジャカルタと東京のバーテンダーがケーンズ&テイルズに立つ特別な日や。
梅田で、全国より11日早く飲めるわけや。大阪のウイスキー好きには、うれしい知らせやな。
メリット・デメリット
✅ メリット
- ✅去年の第1弾と飲み比べができる:同じ16年・43%でも、樽の組み合わせが大きくちがう
- ✅定番にはない16年を選べる:ポートやフィノなど、5種類の樽の原酒を合わせた限定品
- ✅F1好きへの贈り物にも:アストンマーティンF1チームのロゴ入りの限定パッケージ
- ✅大阪なら買う前に試せる:11月30日まで、ウォルドーフ・アストリア大阪で提供
❌ デメリット
- ❌数量限定:無くなり次第、販売終了
- ❌定番の18年より高い:予約の値段は税込15,700円くらいから。定番の18年は、通販なら税込14,200円くらいから見つかる
🗣️ マッサンの一言
限定の16年が、定番の18年より高いのは悩ましいとこやな。せやけど、去年とも定番ともちがう樽の組み合わせは、この16年だけ。そこに惹かれるかどうかで決めたらええと思うで。
定番のグレンフィディックと比べる
年数の近い、定番の15年・18年と並べてみるで。
| アストンマーティン 2026(16年) | 15年 | 18年 | |
|---|---|---|---|
| 熟成の樽 | ファーストフィルのバーボン樽+ポート・オロロソ・ワイン・フィノの樽 | バーボン樽・新樽・オロロソシェリー樽(ソレラシステム(※1)) | オロロソシェリー樽とバーボン樽 |
| 度数 | 43% | 40% | 40% |
| 値段(税込) | 予約15,700〜17,300円くらい | 実勢7,500〜8,200円くらい | 実勢14,200〜15,700円くらい |
| うちのレビュー | この記事 | グレンフィディック15年 | グレンフィディック18年 |
(※1)ソレラシステム=熟成させた原酒を大きな桶で合わせ、一部を取り出しては新しい原酒を継ぎ足していく方法。くわしくはソレラシステムの用語記事へ
3本の中で、ポート樽とフィノ樽が使われとるのは今回の16年だけや。
おすすめの飲み方
最初の1杯はストレートで、煮た果物とマジパンの香りを確かめたい。
2杯目は、水を数滴たらす加水。上の香りの公式テイスティングにあった「熟した果実」が、どう前に出てくるか比べてみたいなぁ。
🥃 ウイスキー専門店でも探す
品揃え豊富な専門店なら、レア銘柄や限定品も見つかりやすいで。価格を比べる時の選択肢に入れてみてな。
▶ 武川蒸留酒販売(山梨の洋酒専門店・品数豊富でコスパ◎)
▶ MALKS(モルクス)(ベルーナ運営・希少/限定ボトルに強い)
📰 当サイトのガイド記事:ウイスキーを安く買う方法|5大通販ショップの賢い選び方
まとめ|樽が3種類から5種類へ。組み合わせを変えた第2弾の16年
グレンフィディック16年 アストンマーティンデザイン 2026は、ファーストフィルのバーボン樽を軸に、ポート、オロロソ、ワイン、フィノの樽の原酒を合わせた16年。
アメリカンオークの樽3種類やった去年の第1弾から、樽の組み合わせが大きく変わった。2026年10月26日から数量限定で、参考小売価格は税込16,500円や。
🗣️ マッサンの一言
10月26日、深い緑の筒を店で見かけたら、それが今年の16年や。ポートからフィノまで、5つの樽の原酒がどうまとまっとるか、自分の舌で確かめてみてな。
🥃 グレンフィディック16年 アストンマーティンデザイン 2026を手に入れる
5種類の樽の原酒を合わせた、アストンマーティンF1チームとの第2弾の16年
よくある質問
Q. 2025年版と2026年版は、どう見分ける?
A. ロゴと筒の色。2025年版は筆記体の「Glenfiddich」で明るい青緑の筒、2026年版は大文字の「GLENFIDDICH」で深い緑の筒や。
Q. 5種類の樽で、順番に16年熟成させたん?
A. ちがう。ファーストフィルのバーボン樽で16年以上熟成させた原酒が軸。そこに、ほかの4種類の樽で熟成・後熟させた原酒を合わせとる。16年の表記やから、合わせた原酒はどれも16年以上熟成しとるで。
公式情報・参考リンク
📰 グレンフィディック・アストンマーティンF1チームのプレスリリースほか
- PR TIMES:5種類の樽が織りなす、精密さとバランスの16年熟成「グレンフィディック16年 アストンマーティンデザイン 2026」10月26日 数量限定発売(ブラウンフォーマンジャパン・2026年10月2日)
- PR TIMES:「グレンフィディック16年 アストンマーティンデザイン2026」発売記念 ウォルドーフ・アストリア大阪で発売前の先行提供を開始(ブラウンフォーマンジャパン・2026年10月15日)
- PR TIMES:グレンフィディックとアストンマーティン フォーミュラ1®レースチームのコラボレーションから生まれた「グレンフィディック16年」数量限定発売(ブラウンフォーマンジャパン・2025年8月19日)
- Aston Martin F1 Team:Aston Martin F1 Team and Glenfiddich unveil limited-edition single malts(英語・2026年8月4日)
- Aston Martin F1 Team:Two masters, one pursuit – in conversation with Adrian Newey and Brian Kinsman(英語・2026年10月1日)
- Glenfiddich(米国公式ショップ):Glenfiddich x Aston Martin Formula One Team 16 Year Old – Release 2(英語)
※アイキャッチと記事内の画像の出典:PR TIMES(ブラウンフォーマンジャパン株式会社)
※価格・スペック・発売情報は本記事執筆時点のもの。
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分からん言葉があったら、ここから用語辞典でサクッと確認してな。
シェリー樽…スペインの酒精強化ワイン「シェリー」を熟成させた樽や、ウイスキー用にシェリーで風味づけ(シーズニング)した樽。中身のシェリーの種類で味の向きが変わるんや。
オロロソ(シェリー樽)…酸化熟成でつくる辛口のシェリー。この樽で寝かせたウイスキーに、ドライフルーツ・ナッツ・黒糖みたいなコクのある風味が移るで。
フィノ(シェリー)…シェリーで一番辛口・ドライなタイプ。ナッツやアーモンドの香ばしさが出る。
ソレラシステム…古い樽に新しい酒を継ぎ足して味を一定に保つ、シェリー独特の熟成方法のこと。
バージンオーク(新樽)…一度も使ってへん新品の樽。バニラやウッディな樽の香りが正面から前に出てくる、樽との交流がいちばん濃いタイプや。
オーク…ウイスキー熟成の主要樽材。アメリカン(甘いお菓子系)/ヨーロピアン・スパニッシュ(濃厚ドライフルーツ系)/ミズナラ(和のお香系)/フレンチ(上品スパイス系)などの樽材で香味の方向性が決まる。
アメリカンオーク…バーボン樽の主役(Quercus alba)。バニリンとラクトンが豊富で、バニラ・ココナッツ・キャラメル系の甘い樽香を生む。世界のウイスキーの主力熟成樽やで。

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