アードベッグ ウーガダール レビュー|10年の次に飲みたい濃厚シェリー系アイラ
アードベッグ10年を飲んで「この煙、クセになるな」と思った人。
その次に気になる一本が、この「ウーガダール(Uigeadail)」やで。
発音さえ難しいこの名前は、アードベッグ蒸溜所の仕込み水の水源になっとる湖「ロッホ・ウーガダール」に由来する。
エクスバーボン樽とオロロソシェリー樽の原酒を組み合わせた、スモークと甘さがぶつかる濃厚ボトルで、度数は54.2%。
グラスに注いだ瞬間から「今日は軽く一杯」では済ませてくれへん空気があるで。
『ウイスキー・バイブル2009』(2008年秋発売)でウイスキー評論家ジム・マーレイが「ワールドウイスキーオブザイヤー」に選んだことでも、長く語られてきた一本やで。
一口飲めば「なんでこんなに旨いねん」と声が出る。
こんな人におすすめ
- ✅スモーキーさとシェリーの甘さを同時に楽しみたい人
- ✅長く高く評価されてきた、アードベッグの名作を飲んでみたい人
- ✅アードベッグ10年から、もっと濃い甘さと煙へステップアップしたい人
- ✅トレークル(糖蜜)・ベーコン・焚き火のような複雑な味わいが好きな人
- ✅特別な夜に1本、奮発して本物を飲みたい人
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | Ardbeg Uigeadail |
| 産地 | スコットランド/アイラ島 |
| 熟成年数 | NAS(エイジ・ノット・ステイテッド) |
| アルコール度数 | 54.2%(カスクストレングス) |
| 使用樽 | エクスバーボン樽+オロロソシェリー樽(マリッジ) |
| 参考価格 | 9,000〜12,000円 |
| 内容量 | 700ml |
| 受賞歴 | ワールドウイスキーオブザイヤー2009(ジム・マーレイ) |
| 樽構成 | エクスバーボン(アメリカンオーク)樽とオロロソシェリー樽で熟成した原酒のマリッジ |
テイスティングノート
※青いボックスが公式の表現、オレンジがワイのマッサン視点やで。
公式と並べることで、銘柄の本筋を押さえつつ、ワイの独断と偏見も楽しんでもらえる構成にしたで。
👃 香り
📕 公式テイスティング(アードベッグ公式)
焚き火の煙とトレークル(糖蜜)の甘さ、レーズン、プルーン、ダークチェリー、スモークベーコン。
54.2%カスクストレングス。
🗣️ マッサンの一言
グラスに注ぐと、まず焚き火の煙とトレークル(糖蜜)の甘い香りが交互に押し寄せてくる。
54.2%カスクストレングスの力強さを持ちながらも、オロロソシェリー樽由来のレーズン・プルーン・ダークチェリーの果実感がスモークを包み込んでくる。
干し肉やスモークベーコンの香ばしさも感じられて、甘いのに肉っぽい、複雑な香りやで。
👅 味わい
📕 公式テイスティング(アードベッグ公式)
パワフル。
トレークル、ダークチョコレート、スパイシーなペッパー、スモーク、バニラとシェリー樽のドライフルーツ。
🗣️ マッサンの一言
54.2%のアルコールが口の中で広がるけど、シェリー樽由来の甘さがそのパワーを柔らかく包んでくる。トレークル・ダークチョコレート・スパイシーなペッパー感が一体となって、スモークの波が続く。
「ベーコンと糖蜜と焚き火が同時」、普通ありえへんやろ。
🏁 余韻
📕 公式テイスティング(アードベッグ公式)
非常に長い。
スモークとシェリーの甘さが波のように押し引きする。
🗣️ マッサンの一言
余韻は非常に長い。
スモークとシェリーの甘さが交互に波のように押し引きする。
タンニンのドライさと糖蜜の甘さが口の中でバランス取って、飲み終わった後も数分間は香りが楽しめる。
「また飲みたい」って衝動駆り立てられるで。
✅ メリット
- ✅長く語られてきた一本:ジム・マーレイの『ウイスキー・バイブル2009』でワールドウイスキーオブザイヤーに選出。長く愛されてきた理由が分かる
- ✅スモーク×シェリーが濃く重なる:エクスバーボン樽+オロロソシェリー樽の原酒の組み合わせが、アイラモルトに濃厚な甘さをもたらす。甘いだけでも煙たいだけでもない
- ✅54.2%の飲み応えがある:ストレートでは力強く、少量加水すると甘さや果実感が開く。飲み方で表情が変わるのが面白い
- ✅特別感がある:9,000〜12,000円と価格は高めやけど、普段飲みではなく「今日はしっかり飲む日」に選ぶ一本として満足感がある
- ✅語れるストーリーがある:蒸溜所の水源「ロッホ・ウーガダール」から名付けられた背景。飲みながら話のネタになる
❌ デメリット
- ❌54.2%は慣れていないと飲みにくい:カスクストレングスはそのままだとアルコール感が強い。加水や氷が苦手な人にはハードルが高い
- ❌価格がやや高め:9,000〜12,000円はウイスキー入門者には少し踏み出しにくい価格帯。「奮発した一本」になりがち
- ❌ロット差を感じる可能性がある:NASかつ複数樽の原酒を組み合わせるボトルなので、時期によって印象が少し変わることはある
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
54.2%を「飲みにくい」って言う人、加水してみ?ほんまに表情が変わるで。
ワイは最初ちょっと水足したら「なんや、めちゃ旨なったやん!」ってなったわ。
ウーガダールはNASで複数の樽原酒を組み合わせたボトルやから、ロットによって多少の違いを感じることはあると思う。
けど、それもこのボトルの面白さのひとつ。
「今回のウーガダールはどんな顔してるんやろ」って楽しむくらいがちょうどええ。
1万円前後するボトルやから、買う前には価格と在庫をしっかり見比べたいところやな。
他のアードベッグシリーズとの比較
| 銘柄 | 度数 | 価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| アードベッグ10年 | 46% | 6,000〜7,500円 | バランス型・アードベッグの基準点 |
| ウィービースティー | 47.4% | 4,000〜5,500円 | 5年熟成・強烈なスモーク・コスパ◎ |
| ウーガダール ⬅️ | 54.2% | 9,000〜12,000円 | シェリー樽混合・甘さとスモークの融合・ウイスキーバイブル2009 |
| コリーヴレッカン | 57.1% | 10,000〜14,000円 | フレンチオーク・定番ラインでトップクラスの力強さ・WWA2010 |
おすすめの飲み方
加水(少量)がウーガダールの魅力を引き出しやすい飲み方。
数滴の水を足すと、アルコールの熱が少し落ち着いて、レーズン、プルーン、ダークチョコの甘さが開いてくる。
煙も消えるんやなくて、甘さと一緒にふわっと広がる感じになるで。
これは水で薄めるというより、ウーガダールの扉を開ける作業やな。
最初はストレートで香りを楽しみ、徐々に加水して変化を追うのがおすすめやで。
ストレートなら54.2%のカスクストレングスをそのまま堪能できる。
口の中でアルコールの熱とシェリーの甘さ、スモークが渾然一体となる体験は他では味わえない。
ウイスキーに慣れた人向けの飲み方。
ロックもおすすめ。
氷が溶けるにつれて味が変化し、最初のパワフルな印象から徐々にまろやかな甘さへと変化する。
夏の夜に時間をかけてゆっくり飲むのに最適。
📎 公式情報・参考リンク
この記事の仕様・受賞・歴史などの情報は、アードベッグ公式サイトを参考にしとるで。
最新の価格や仕様は公式で確認してな。
購入方法・価格情報
| 購入先 | 価格目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| Amazon | 9,500〜12,000円 | 在庫豊富・配送が早い。Prime会員なら送料無料 |
| 楽天市場 | 9,000〜11,500円 | ポイント還元で実質お得。まとめ買いでさらに割引になることも |
| Yahoo!ショッピング | 9,200〜11,800円 | PayPayポイント還元あり。不定期セールも要チェック |
| 酒屋・量販店 | 9,500〜12,000円 | 実物確認できる安心感。店員に飲み比べの相談も可 |
🥃 ウイスキー専門店でも探す
品揃え豊富な専門店なら、レア銘柄や限定品も見つかりやすいで。価格を比べる時の選択肢に入れてみてな。
▶ 武川蒸留酒販売(山梨の洋酒専門店・品数豊富でコスパ◎)
▶ MALKS(モルクス)(ベルーナ運営・希少/限定ボトルに強い)
📰 当サイトのガイド記事:ウイスキーを安く買う方法|5大通販ショップの賢い選び方(武川・MALKS・Amazon・楽天・Yahoo!の徹底比較・楽天マラソンとYahoo!5のつく日の攻略法もあり)
まとめ・総評
アードベッグ ウーガダールは、アードベッグ10年とはまた違う、濃厚で甘くて力強い一本やで。
10年がアードベッグの基準点なら、ウーガダールはそこにエクスバーボン樽とオロロソシェリー樽のレーズン、プルーン、ダークチョコの甘さを重ねた濃厚版。
シェリー樽の甘さと強いスモークが、かなり濃く重なる個性派やで。
9,000〜12,000円という価格は決して安くはないが、このクオリティを考えれば納得できる。
カスクストレングスの54.2%は最初怖く見えるかもしれないが、少量の加水でどんどん化けるので、飲み方の幅も広い。
初めてアードベッグを飲むなら、まず10年の方が分かりやすいと思う。
でも、10年を飲んで「この煙、好きやな」と思った人が次に進むなら、ウーガダールはかなり有力な一本やで。
甘くて濃いアードベッグを飲みたいならウーガダール、スパイシーで荒々しいアードベッグを飲みたいならコリーヴレッカン、という選び方がしっくりくるで。
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
ウーガダールは、ワイの中でもかなり上位に入るアードベッグやねん。
もちろん54.2%やから、最初はちょっと身構える。
でも少し加水した瞬間に、レーズン、ダークチョコ、煙、スパイスがふわっと開いて、「あ、これは人気あるの分かるわ」となるんやで。
スモーキー系が好きな人には「ちょっと黙ってこれ飲んでみ」と言いたくなる一本やけど、ほんまに黙って出したらびっくりされるから、ちゃんと説明はするで。
54.2%を無言で出すのは、さすがにウイスキー界の不意打ちやからな。
🔗 このシリーズの他のレビューもチェック
📖 この記事に出てきた用語(タップで辞典へ)
分からん言葉があったら、ここから用語辞典でサクッと確認してな。
カスクストレングス…樽から出したまま、加水でうすめてへん高い度数のボトルのこと。香りも味も力強いで。
シェリー樽…スペインの酒精強化ワイン「シェリー」を寝かせとった樽。レーズン・黒糖・ナッツの甘い香りが付くで。
オロロソ(シェリー樽)…シェリーの中でも濃厚タイプ。ドライフルーツ・ナッツ・黒糖みたいなコクのある甘さが特徴やで。
オーク…ウイスキー熟成の主要樽材。アメリカン(甘いお菓子系)/ヨーロピアン/スパニッシュ(濃厚ドライフルーツ系)/ミズナラ(和のお香系)/フレンチ(上品スパイス系)の4種で香味の方向性が決まるで。
アメリカンオーク…バーボン樽の主役(Quercus alba)。バニリンとラクトンが豊富で、バニラ・ココナッツ・キャラメル系の甘い樽香を生む。世界のウイスキーの主力熟成樽やで。
フレンチオーク…ワイン・コニャック樽の主素材(主にQ.petraea)。緻密な木目から上品なスパイス・繊細タンニン・赤い果実感が出る。エレガント系フィニッシュに最適やで。
NAS(ノンエイジ)…熟成年数を表記してへんウイスキー。若い原酒と長い原酒を上手に混ぜて、年数より味で勝負しとるんやで。


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