カバラン ソリスト フィノ・シェリー レビュー|トフィーとナッツが締める大人のカスク

カバラン ソリスト フィノ・シェリーのボトル シングルモルト

カバラン クラシックで台湾モルトのトロピカルな果実感を知る。ソリスト ヴィーニョ・バリックでワイン樽の濃い世界に踏み込み、PXシェリーでレーズン蜜のいちばん甘い極みを覗く。
そのソリストの中で、甘さに全振りせず「最後をドライに締める一本は?」って話になると出てくるのが、今回の主役カバラン ソリスト フィノ・シェリー カスクストレングスやで。

このボトルは、フィノ・シェリー樽で熟成した、加水なしのカスクストレングスのシングルカスク。フィノってのは、シェリーの中でいちばん辛口でドライなタイプで、樽の中で「フロール」っていう酵母の膜の下で熟成するから、アーモンドやナッツ、ハーブみたいな香ばしさが乗るんよ。
ただ、このフィノ樽のカバランは「ただ辛口」やない。トフィーやファッジ、熟したフルーツの甘さがちゃんとあって、そこにナッツ・アーモンド・紅茶のようなタンニンが重なって、最後にキリッと締まる。甘さと辛口が、同じグラスの中で握手しとるような一本やねん。

PXがレーズン蜜の甘党担当なら、フィノは甘さをちゃんと知ったうえで、最後に背筋を伸ばす辛口担当。
同じソリストでも、行き着く先がはっきり違うんやで。

この記事は、公式情報をもとにした予習レビューやで。
「甘い果実感に、フィノ樽のドライさが重なるとどうなるんやろ?」って目線で、味わい・価格・飲み方・どんな人に合うかを、マッサン視点で見ていくで。

カバラン ソリスト フィノ・シェリー カスクストレングスのボトル

カバラン ソリスト フィノ・シェリー カスクストレングス(700ml)

参考価格:約28,000〜34,000円

【まず結論】フィノ・シェリーって、オロロソやPXと何が違う?

🍶 ソリストの「シェリー樽3兄弟」、ここが違う

銘柄 甘さの方向 キャラ
ソリスト フィノ・シェリー(今回)トフィーやファッジの甘さが土台、最後はドライに締まるナッツとタンニンで締める辛口の締め役
ソリスト オロロソドライフルーツ・ナッツ・黒糖の重厚渋み込みの重厚担当
ソリスト PXシェリーレーズン・黒糖・蜜の極甘蜜に全振りの甘党担当

ざっくり言うと、シェリー樽でも甘さの行き先がまるで違う。PXはレーズン蜜の甘党担当、オロロソはドライフルーツ・ナッツ・黒糖の重厚担当、そして今回のフィノは、トフィーやファッジの甘さをナッツとタンニンで締める辛口の締め役やで。
フィノはシェリーの中でいちばん辛口・ドライなタイプの樽。せやから甘いだけで終わらず、香ばしいナッツやアーモンド、紅茶のようなタンニンで大人っぽく締まる。
まずは「フィノ=トフィーとナッツが締める、大人のフィノ」と覚えとくと分かりやすいで。

【結論】カバラン ソリスト フィノ・シェリーはこんな人におすすめ

  • クラシックや他のソリストでカバランを知って、甘さの先にドライさのあるシェリー樽に進みたい人
  • トフィーやファッジの甘さを、ナッツやアーモンド・紅茶のタンニンでキリッと締めるシェリーが好きな人
  • カスクストレングス(加水なし)の、力強くて飲みごたえのあるウイスキーを楽しみたい人
  • International Whisky Competition 2025でWhisky of the Yearに選ばれた話題の一本を、自分の舌で確かめてみたい人

逆に、まず気軽にカバランを試してみたいって人には、いきなりこの一本は値段もパンチも強い。最初の一本やったら40%のクラシックディスティラリーセレクトのほうが入りやすい。
それに「とにかくとろっと甘いシェリーがええ」ならPXシェリーのほうが合うかもしれん。でも「シェリーの甘さも欲しいけど、最後はナッツとタンニンで大人に締まる一本がええ」なら、このフィノ・シェリーはぴったりやで。
そのへんも後でちゃんと整理するな。

カバラン ソリスト フィノ・シェリーの基本情報

項目 内容
銘柄カバラン ソリスト フィノ・シェリー カスクストレングス(シングルカスク)
蒸溜所カバラン蒸溜所(金車/King Car・2005年設立)
原産国台湾(宜蘭県・員山郷)
種類シングルモルトウイスキー(単一樽/シングルカスク)
熟成年数ノンエイジ(NAS)/亜熱帯熟成で熟成が速い
度数カスクストレングス(樽ごとに変動・おおむね54〜59%前後/代表例57.8%)
容量700ml(日本流通)
使用樽フィノ・シェリー樽の単一樽/加水なし・冷却ろ過なし・無着色
参考価格約28,000〜34,000円(700ml・正規/並行・バッチで変動)
受賞International Whisky Competition 2025「Whisky of the Year」97.04点/World Whiskies Awards 2024 Best Taiwanese Single Cask Single Malt

受賞から先に触れとくで。このフィノ・シェリーは、International Whisky Competition 2025で97.04点を獲得し、Whisky of the Yearに選ばれた一本やで。しかも、非スコットランドの蒸溜所がこの最高賞を獲ったのは史上初。さらにWorld Whiskies Awards 2024でもBest Taiwanese Single Cask Single Maltに選出されとる。
受賞の話はここまで。大事なのは、その中身がどんな味なんか、やからな。

で、ここからが本題。このボトルのほんまの面白さは「フィノ樽」の表情にある。シェリーって聞くと、レーズンや黒糖みたいなコッテリ甘いやつを想像する人が多いと思う。けどフィノは、シェリーの中でいちばん辛口・ドライなタイプやで。
そのフィノを染み込ませた空き樽で熟成させるから、樽から移ってくるのはナッツやアーモンドみたいな香ばしさと、カラッとしたドライさ。
とはいえ、このボトルは甘さを切り捨てた酒やない。トフィーやファッジ、熟したフルーツの甘さがちゃんと土台にあって、そこにナッツの香ばしさと紅茶のようなタンニンが重なって、最後をキュッと締める。甘さで全振りするPXとは、ちょうど反対の方向に振れた、二段構えの樽やねん。

🥃 カバラン ソリスト9本 早わかり比較表

ソリストは全部「単一の樽だけを瓶詰めした、加水なしのカスクストレングス」。
樽ごとに味も度数も変わる“濃い担当”やで。
甘い順に並べてみたで。

銘柄(樽) 味のひとこと 度数の目安 価格の目安
PXシェリー樽 極甘・レーズンと蜜のどっしり系 約54〜57% 約50,000〜55,000円
オロロソシェリー樽 甘・レーズン/黒糖/ナッツの濃厚 約54〜59% 約17,000〜19,000円
ポートワイン樽 甘・赤い果実+ビターチョコ 約58〜59%前後 約18,000〜24,000円
ヴィーニョ・バリック(ワイン樽) 甘・果実×チョコの濃厚 約53〜59% 約16,000〜22,000円
ブランデーカスク 甘・トロピカル+バニラ/トフィー 約56〜58% 約25,800〜28,000円
ex-バーボン 中甘・バニラ/ハチミツの華やか 約57〜59% 約16,800〜18,500円
ピーティーカスク(ピーテッドウイスキー樽) 中甘・穏やかスモーク+トロピカル 約50〜56% 約30,000〜35,000円
アモンティリャード・シェリー樽 中辛・栗/ナッツの正統派 約54〜58% 約60,000〜79,000円
フィノ・シェリー樽 辛口・ナッツ/アーモンドのドライ 約54〜59% 約28,000〜34,000円

🗺️ ソリスト9本 味わいマップ

甘い ↑ ↓ ドライ・辛口 ← 華やか・フルーティ ナッティ・どっしり → ブランデー ヴィーニョ ポート PX オロロソ ex-バーボン ピーティー アモンティ フィノ

※縦=甘い⇔ドライ、横=華やか・フルーティ⇔ナッティ・どっしり。
フルーツ系(左)と樽・ナッツ系(右)で見ると違いが分かりやすいで。
位置はマッサンの予習イメージ(公式ノート+裏取りベースのざっくり目安)。
アモンティ=アモンティリャードの略。

カバラン ソリスト フィノ・シェリーのテイスティングノート

※青いボックスが公式系の表現、オレンジがマッサンの妄想やで。なお、公式は香り・味わい・余韻をきっちり3つに分けてへんかったから、総評を当ブログで香り/味わい/余韻に割り振っとる。その前提で読んでな。
香りはクリーミーなトフィーと熟したフルーツ、味わいは甘さからナッツへ切り替わる二段構え、余韻は長く丸く最後だけ少し辛口——こんな役割分担で見ていくで。

👃 香り

📕 公式テイスティングノート(公式系・当ブログで割り振り)

クリーミーなトフィーやファッジに、ほんのりチョコレートが重なる豊かなシェリー香。
そこにマンゴーや熟したシトラスのフルーティさが加わり、最後に青リンゴのニュアンスが顔を出す、複層的な香り。

🗣️ マッサンの妄想

グラスに鼻を近づけた瞬間は、クリーミーなトフィーとファッジの甘い香ばしさがふわっと立ち上がってきそうやで。ほんのりチョコのニュアンスも混ざる、まろやかなシェリー香やな。
そこにマンゴーや熟したシトラスの果実感が乗って、奥から青リンゴがシュッと爽やかさを足してくる感じやろな。
「甘いシェリーやろ?」と油断させといて、奥のほうからフィノ樽らしいナッツやアーモンドの香ばしさが、カラッと顔を出す。
クラシックの明るい南国フルーツとはまた違う、もっと落ち着いて締まった、大人の甘い香りが、グラスの底からゆっくり立ちのぼってきそうやで。

👅 味わい

📕 公式テイスティングノート(公式系・当ブログで割り振り)

口当たりは自然な甘みに、ファッジのようなまろやかさが乗る。プラムなど複雑なフルーツ感に、乾いたウッド香が層を成す。
フィノ樽由来のナッツ/アーモンドの香ばしさとドライさが、この銘柄の個性をはっきり示す。

🗣️ マッサンの妄想

ここがこのボトルの本丸やと思う。公式が「自然な甘み」と「ナッツ・アーモンドのドライさ」を並べて挙げとる時点で、もう面白いやんか。
口に含んだ瞬間は、とろりと粘性のある力強いボディで、ファッジのまろやかさと、熟したフルーツの丸い甘さがふわっと広がる。
そのあと、乾いたウッドとナッツ・アーモンドの香ばしさが効いて、その甘さをキュッと締めてくる。甘さをひととおり見せたあと、「ここから大人の時間です」ってドライに切り替えてくる感じやな。
一度に多く飲むタイプやなくて、少量を舌の上で転がして、甘さからドライへ表情が変わっていく層を、ゆっくりほどく一本やと想像する。

🏁 余韻

📕 公式テイスティングノート(公式系・当ブログで割り振り)

長く、丸みのある余韻。
ローストしたような香ばしさからデザートワインのような甘みへ移り、最後はわずかなビター感と、紅茶のようなタンニンで、エレガントかつ辛口に締めくくる。

🗣️ マッサンの妄想

余韻は長そうやな。公式が「長く丸い」って言うてるくらいやから、飲み込んだあともしばらく甘さと香ばしさが残ってくれそうやで。
面白いのは終わり方。ロースト感からデザートワインみたいな甘みに移って、最後だけわずかなビターと、紅茶のようなタンニンでスッと締めてくる。
甘いまま終わらず、最後に大人の渋みで「ごちそうさま」って言うてくる、エレガントな切れ方を想像する。
甘さと辛口が、同じグラスの中で握手してる一本——その握手がどこまで決まるんか、思い浮かべるだけでグッとくるな。

🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)

「フィノ」って名前、二文字で地味に見えるやろ? でも中身は、ぜんぜん軽くないねん。
PXみたいに分かりやすく甘いわけでもない、オロロソみたいに重厚に攻めてくるわけでもない。トフィーとファッジで甘く始まって、最後はナッツと紅茶のタンニンでキリッと締まる——この二段構えが、フィノだけの持ち味やで。
PXがデザートの皿なら、フィノは食後の濃い紅茶とナッツやな。甘いもんを楽しんだあと、口の中を大人にリセットしてくれる感じ。
飲み終わったあと、「今の、だいぶええ締まり方やったな」って思わせてくる。そういう一本やと、ワイは想像しとるんやで。

カバラン ソリスト フィノ・シェリーの良いところ

✅ 良いところ

  • 甘さとドライさが両立した大人の味わい:トフィーやファッジの甘さを土台にしつつ、フィノ樽のナッツ・アーモンドと紅茶のタンニンで締まる。甘いだけのシェリーとは一線を画す方向やで。
  • PX・オロロソと違うシェリーの個性:同じシェリー樽3兄弟でも、極甘のPX、重厚のオロロソとはっきり違う「締め役」のポジション。飲み比べると面白い。
  • カスクストレングスの迫力がある:加水なしやから香りも味も力強い。とろりとしたボディで、少量でも満足感がありそう。
  • 単一樽の特別感がある:樽番号や度数がボトルごとに違い、その一本だけの個性を楽しめる。同じラベルでも中身は一期一会やで。
  • 話題性がある:International Whisky Competition 2025でWhisky of the Yearに選ばれた一本。語れる物語があるから、ウイスキー好きとの会話のきっかけにもなる。

カバラン ソリスト フィノ・シェリーの気になるところ

❌ 気になるところ

  • 価格はかなり高め:28,000〜34,000円前後なので、気軽に試す一本やない。初めてのカバランなら、クラシックディスティラリーセレクトのほうが入りやすい。
  • 度数が高い:カスクストレングスやから、ストレートではアルコール感が強く出る可能性がある。慣れてない人は少量加水がおすすめやで。
  • 「辛口=甘くない」と思うと方向が違う:このフィノには、トフィーやファッジ、熟したフルーツの甘さがちゃんとある。甘さが土台にあって、最後をドライに締めるタイプ。「まったく甘くない辛口」を想像すると、イメージとズレるかも。
  • とろ甘シェリーを期待すると方向が違う:最後はドライに締まるから、レーズンや蜜のねっとり甘いシェリーが欲しいならPXシェリー、ドライフルーツや渋みの濃厚さならオロロソのほうが合う。
  • ボトルごとに個体差がある:単一樽なので、度数も香味も樽ごとに違う。そこが面白さでもあるけど、いつも同じ味を求める人には気になるかも。買う前に度数表記を確認してな。

🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)

「ちょっと高い」「度数が高い」っていう気になる点はあるけど、これな、シェリーでいちばん辛口のフィノを染み込ませた樽を、ひとつだけ選んで、加水なしで瓶詰めした一本やと思たら、ワイは納得やねん。手間も物語もぎっしり詰まっとる。
度数が一定やないのも「工業製品やなくて、その樽の今を瓶に閉じ込めた」と思たら、むしろロマンやんか。
甘さからドライへの切り替わりがはっきりしとるぶん、甘さも辛口も一杯で味わいたい人には、思わずグラスが止まる一本になるはずやで。価格と度数に納得できたら、じっくり向き合いたいな。

クラシック・ソリスト・フィノ・シェリーの違い

カバラン クラシックは、台湾モルトの入口。40%で飲みやすく、マンゴーやバニラのようなトロピカルな甘さをバランスよく楽しめる。
いっぽうソリストシリーズは、カバランの濃い担当やで。ひとつの樽だけで瓶詰めするシングルカスクで、しかも加水なしのカスクストレングス。度数も樽番号もボトルごとに違う。

クラシックが「まずは台湾モルトへようこそ」と迎えてくれる受付なら、ソリストは奥の特別室から出てくる濃い担当。その中でもフィノ・シェリーは、トフィーやファッジの甘さを土台にしつつ、最後はナッツとタンニンで締まる、大人の特別席やな。
初めてカバランを知るならクラシック、濃い世界に進みたいならソリスト、そして甘さからドライへ切れていく流れを味わいたいならフィノ・シェリー——この順番が一番分かりやすいと思うで。

フィノ・シェリーとPX・オロロソ、どう違う?

同じソリストの「シェリー樽担当」でも、3兄弟で甘さの行き先がまるでちゃう。フィノ・シェリーは、トフィーやファッジの甘さを土台にしつつ、フィノ樽のナッツ・アーモンドと紅茶のタンニンで、最後をドライに締めるのが主役。
いっぽうPXシェリーはレーズン・黒糖・蜜の極甘、オロロソはドライフルーツ・ナッツ・黒糖に渋みも乗った重厚やで。

ざっくり言うと、PXがレーズン蜜の甘党担当、オロロソがドライフルーツと黒糖の重厚担当、そして甘さも欲しいけど最後はドライに締めたいならフィノ。どれも濃いシェリー樽やけど、行き着く先が違うんやで。
PXは蜜に沈む、オロロソはドライフルーツと黒糖に沈む、フィノはナッツとタンニンでカラッと切れる。PXがレーズン蜜のデザートなら、フィノは食後の濃い紅茶とナッツ、ってイメージやな。
甘党ならPX、渋み込みの重厚な大人気分ならオロロソ、甘さからドライへ切れていく流れを味わいたいならフィノ、って覚え方がいちばん分かりやすいと思う。
ワイン樽の果実味とチョコ感が好きなら、ヴィーニョ・バリックも候補に入れてみてな。

約28,000〜34,000円、カバラン ソリスト フィノ・シェリーは「買い」か?

正直に言うと、カバラン ソリスト フィノ・シェリーは気軽に試す一本やない。28,000〜34,000円前後という価格は、ウイスキー初心者がいきなり買うにはかなり高い。しかも度数も高く、味の密度も強いタイプやから、最初のカバランとしては少しハードルがある。
まず台湾モルトを知りたいなら、40%のクラシックディスティラリーセレクトのほうが入りやすい。
それと、ひとつ頭に入れといてほしいのが、IWC2025でWhisky of the Yearに選ばれて以降、注目度が上がっとること。話題になったぶん在庫や価格が動きやすいから、見つけたタイミングで度数表記と値段をしっかり確認してな。

でも、甘さからドライへ切れていく流れをちゃんと味わいたい人にとっては、フィノ・シェリーはかなり魅力的な候補やと思う。シェリーでいちばん辛口のフィノ樽、加水なしのカスクストレングス、樽ごとに度数や個性が変わる一期一会。
価格だけ見れば高い。でも、造りと体験で見ると、ロマンがぎっしり詰まった一本やな。
安さで選ぶ一本やない。トフィーの甘さからナッツとタンニンのドライへ、表情が切れていく流れを味わう特別席やで。価格と度数に納得できたら、じっくり向き合いたい一本やで。

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価格は時期で変動。
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カバラン ソリスト フィノ・シェリーのおすすめの飲み方(予習)

まずはストレートで香りを見たい一本やで。ただし、カスクストレングスやから度数はかなり高い。いきなり大きく口に含むより、少量をゆっくり試したい。
クリーミーなトフィー、熟したフルーツ、ナッツの香ばしさを確認して、アルコール感が強ければ数滴だけ加水。この「数滴」が大事やと思う。薄めるというより、閉じてる香りの扉を少し開ける作業やな。
水を足すことで、フィノ樽のナッツやアーモンドの香ばしさがふわっと広がったり、奥の甘さやドライさが見えやすくなる可能性がある。

ロックも面白い。氷がゆっくり溶けることで、時間とともに度数が下がって、甘さと辛口の表情が変わっていく。フィノのナッティさは、少し冷やすと締まりが効いて、食後にちびちびやるのにも合いそうやで。
ハイボールも面白いけど、この価格帯と味の密度を考えると、最初の一本はストレートからゆっくりいきたい。まずはストレートと少量加水で、フィノ樽カスクストレングスの「甘さからドライへの切れ味」をじっくり味わいたい。
とはいえ、最初の一杯はストレートで。せっかくなら、トフィーの甘さからナッツとタンニンへ切れていく輪郭を、そのまま確かめたい一本やな。

カバラン ソリスト フィノ・シェリーの購入方法・価格

購入先 価格の目安(700ml) ひとこと
Amazon約28,000〜34,000円在庫変動あり。度数表記(樽ごと)を要チェック
楽天市場約28,000〜34,000円価格・送料・販売元を要チェック
Yahoo!ショッピング約28,000円〜並行品で最安が出やすい。送料も含めて比較を

🥃 ソリスト フィノを手に入れる

トフィーの甘さを、ナッツとタンニンでキリッと締める大人のシェリー樽。
価格と度数に納得できたら、じっくり向き合いたい一本やで。

🥃 ウイスキー専門店でも探す

品揃え豊富な専門店なら、レア銘柄や限定品も見つかりやすいで。単一樽のソリストは流通が安定しにくいから、専門店も選択肢に入れてみてな。
武川蒸留酒販売(山梨の洋酒専門店・品数豊富でコスパ◎)
MALKS(モルクス)(ベルーナ運営・希少/限定ボトルに強い)

📰 当サイトのガイド記事:ウイスキーを安く買う方法|5大通販ショップの賢い選び方(武川・MALKS・Amazon・楽天・Yahoo!の徹底比較)

よくある質問(FAQ)

Q. フィノ・シェリーは初心者向け?

A. いきなり初心者向けとは言いにくいで。
価格も度数も高めやから、まずは40%のクラシックでカバランの方向性を知ってからのほうが入りやすいと思う。

Q. PXやオロロソとどう違う?

A. 同じシェリー樽でも甘さの行き先がちゃう。
レーズンや蜜の極甘ならPX、ドライフルーツ・ナッツ・黒糖の重厚ならオロロソ、トフィーやファッジの甘さを土台にしつつ最後はナッツとタンニンで締めるのがこのフィノやで。

Q. 「世界最高シングルモルト」になったやつ?

A. それは別物やで。2015年にWorld’s Best Single Malt(世界最高シングルモルト)に選ばれたのはヴィーニョ・バリックのほう。
このフィノ・シェリーは、International Whisky Competition 2025で「Whisky of the Year(97.04点)」、World Whiskies Awards 2024でBest Taiwanese Single Cask Single Maltに選ばれた、別の受賞やで。どっちもすごいけど、受賞は別の話やから混同せんとってな。

まとめ:フィノ・シェリーは「甘さのあとに背筋を伸ばす、辛口シェリーの特別席」

カバラン ソリスト フィノ・シェリーは、カバランのシェリー樽の中でも、甘さからドライへ切れていく流れがいちばんはっきりした一本やで。クラシックが台湾モルトの入口なら、ソリストは奥の特別室。その中でもフィノ・シェリーは、トフィーやファッジの甘さを土台にしつつ、フィノ樽のナッツ・アーモンドと紅茶のタンニンで締まる、大人の特別席やと思う。
シェリーでいちばん辛口のフィノ樽、加水なしのカスクストレングスの迫力、亜熱帯熟成のまろやかさ、そして単一樽ならではの一期一会が重なる。
最後にわずかなビターと紅茶のようなタンニンでエレガントに切れる——甘いだけで終わらん、この締め方が、ほんまに大人やな。

ただし、気軽なボトルやない。価格は28,000〜34,000円前後、度数も高く、味の密度も強い。初めてカバランを試すなら、クラシックのほうが入りやすいと思う。それに、とろっと甘いシェリーが欲しいならPX、ドライフルーツと黒糖の重厚さならオロロソのほうが合うかもしれん。
でも、甘さを知ったうえで、最後にドライへ切れていく流れを味わいたくなった人には、かなりロマンのある候補になる。
PXがレーズン蜜のデザートなら、フィノは食後の濃い紅茶とナッツ。甘さのあとに背筋を伸ばす、その切れ味がどこまで決まるんか、ずっと気になる一本やで。

🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)

カバラン ソリスト フィノ・シェリーは、ソリストの中の「締め役」やな。「甘いの通った? ほな次は大人の階段やで」って顔してる一本やで。
缶で出会て、クラシックで好きになって、PXで蜜の甘さを知って、その先にこの締め役がある。シェリーでいちばん辛口のフィノ樽を、ひとつの樽だけで、加水なしで瓶詰めした一期一会。トフィーで甘く始まって、最後はナッツと紅茶のタンニンでキリッと締まる。
甘さと辛口が、同じグラスの中で握手してる一本やで。飲み終わったあとに「今の、だいぶええ締まり方やったな」って言わせてくる——そんな一杯を、いつかゆっくり味わいたいわ。
世界はまだまだ広いし、ウイスキーはほんま面白い。ほな、ええ夜を🥃

📖 この記事に出てきた用語(タップで辞典へ)

分からん言葉があったら、ここから用語辞典でサクッと確認してな。

ピート/ピーテッド…泥炭(ピート)で麦芽を燻して付ける、焚き火や正露丸みたいなスモーキーな香りのことやで。

カスクストレングス…樽から出したまま、加水でうすめてへん高い度数のボトルのこと。香りも味も力強いで。

ノンチルフィルタード…冷やしてゴミを濾す工程をあえてやらん造り。香味成分が残って、味に厚みが出やすいんやで。

シェリー樽…スペインの酒精強化ワイン「シェリー」を寝かせとった樽。レーズン・黒糖・ナッツの甘い香りが付くで。

オロロソ(シェリー樽)…シェリーの中でも濃厚タイプ。ドライフルーツ・ナッツ・黒糖みたいなコクのある甘さが特徴やで。

PX(ペドロヒメネス)…シェリーで一番甘いタイプ。レーズンや蜜みたいなとろっとした極甘の風味が付く樽やで。

フィノ(シェリー)…シェリーで一番辛口・ドライなタイプ。ナッツやアーモンドの香ばしさが出るで。

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