カバラン クラシックで台湾モルトのトロピカルな果実感を知る。ソリスト ヴィーニョ・バリックや PXシェリーで、単一樽の濃い世界に踏み込む。
ほな、そのソリストの中でも、甘さに寄りかからず栗とナッツの香ばしさで勝負する一本ってどれや?って話になると、今回の主役ソリスト アモンティリャード シェリーが出てくるんやで。
このボトルは、アモンティリャードという少し変わったシェリー樽ひとつだけで熟成した、加水なしのカスクストレングスやで。
アモンティリャードは、フィノのドライさを出発点に、酸化熟成で栗・ナッツの香ばしさが重なっていくタイプのシェリー。せやからこの一本は、PXのように蜜で押してくるわけでもなく、オロロソのようにどっしり沈むでもない、甘さ控えめで香ばしく、品のええシェリー樽やねん。つまりソリストの中でも「栗とナッツの香ばしい大人シェリー」の担当やな。
この記事は、公式情報をもとにした予習レビューやで。
カバランのトロピカルな果実感に、栗とナッツの香ばしさが重なるとどうなるんやろ?——その目線で、味わい・価格・飲み方・どんな人に合うかを、マッサン視点で見ていくで。
カバラン ソリスト アモンティリャード シェリー シングルカスクストレングス(700ml)
参考価格:約60,000〜79,000円(中心73,000円前後)
- 【まず結論】アモンティリャードって、どんなシェリー?
- 【結論】カバラン ソリスト アモンティリャードはこんな人におすすめ
- カバラン ソリスト アモンティリャードの基本情報
- カバラン ソリスト アモンティリャードのテイスティングノート
- カバラン ソリスト アモンティリャードの良いところ
- カバラン ソリスト アモンティリャードの気になるところ
- クラシック・ソリスト・アモンティリャードの違い
- アモンティリャードとソリスト オロロソ・PX、どう違う?
- 約6〜7万円、カバラン ソリスト アモンティリャードは「買い」か?
- カバラン ソリスト アモンティリャードのおすすめの飲み方(予習)
- カバラン ソリスト アモンティリャードの購入方法・価格
- よくある質問(FAQ)
- まとめ:アモンティリャードは「栗とナッツで魅せる、大人のシェリー」
【まず結論】アモンティリャードって、どんなシェリー?
🍶 ソリストの「シェリー樽3兄弟」、ここが違う
| 銘柄 | 味の方向 | キャラ |
|---|---|---|
| ソリスト アモンティリャード(今回) | 栗・ナッツの香ばしさ。甘さ控えめ | 栗とナッツの香ばしい大人担当 |
| ソリスト PXシェリー | 極甘。レーズン・蜜寄り | レーズンと蜜の極甘担当 |
| ソリスト オロロソ | ドライフルーツ・ナッツ・黒糖の重厚 | どっしり重厚の大人担当 |
アモンティリャードって、ちょっと聞き慣れんやろ? ざっくり言うと、フィノ(辛口)のドライさを出発点に、酸化熟成で栗やナッツの香ばしさが重なっていくシェリーやで。
最初は辛口のフィノとして造って、熟成の途中でナッツの香ばしさが乗ってくる——その「香ばしさを後から重ねる」みたいな存在やねん。
せやから味も、栗・ナッツの香ばしさが主役の、甘さ控えめなシェリー。PXみたいに蜜でガツンと甘いわけやなくて、オロロソみたいにドライフルーツと黒糖でどっしり沈むのともちゃう。
「濃いのに甘すぎへん、栗とナッツの香ばしい大人シェリー」——まずはこう覚えとくと分かりやすいで。
🥃 カバラン ソリスト9本 早わかり比較表
ソリストは全部「単一の樽だけを瓶詰めした、加水なしのカスクストレングス」。
樽ごとに味も度数も変わる“濃い担当”やで。
甘い順に並べてみたで。
| 銘柄(樽) | 味のひとこと | 度数の目安 | 価格の目安 |
|---|---|---|---|
| PXシェリー樽 | 極甘・レーズンと蜜のどっしり系 | 約54〜57% | 約50,000〜55,000円 |
| オロロソシェリー樽 | 甘・レーズン/黒糖/ナッツの濃厚 | 約54〜59% | 約17,000〜19,000円 |
| ポートワイン樽 | 甘・赤い果実+ビターチョコ | 約58〜59%前後 | 約18,000〜24,000円 |
| ヴィーニョ・バリック(ワイン樽) | 甘・果実×チョコの濃厚 | 約53〜59% | 約16,000〜22,000円 |
| ブランデーカスク | 甘・トロピカル+バニラ/トフィー | 約56〜58% | 約25,800〜28,000円 |
| ex-バーボン樽 | 中甘・バニラ/ハチミツの華やか | 約57〜59% | 約16,800〜18,500円 |
| ピーティーカスク(ピーテッドウイスキー樽) | 中甘・穏やかスモーク+トロピカル | 約50〜56% | 約30,000〜35,000円 |
| アモンティリャード・シェリー樽 | 中辛・栗/ナッツの正統派 | 約54〜58% | 約60,000〜79,000円 |
| フィノ・シェリー樽 | 辛口・ナッツ/アーモンドのドライ | 約54〜59% | 約28,000〜34,000円 |
🗺️ ソリスト9本 味わいマップ
※縦=甘い⇔ドライ、横=華やか・フルーティ⇔ナッティ・どっしり。
フルーツ系(左)と樽・ナッツ系(右)で見ると違いが分かりやすいで。
位置はマッサンの予習イメージ(公式ノート+裏取りベースのざっくり目安)。
アモンティ=アモンティリャードの略。
【結論】カバラン ソリスト アモンティリャードはこんな人におすすめ
- ✅クラシックやヴィーニョでカバランを知って、次は甘さに寄らんシェリー樽に進みたい人
- ✅レーズンの極甘より、栗・ナッツの香ばしさがある「甘すぎへんシェリー」が好きな人
- ✅カスクストレングス(加水なし)の、濃くて力強いウイスキーを楽しみたい人
- ✅特別な日や記念の一本に、入手難で希少な単一樽のロマンを探してる人
逆に、まず気軽にカバランを試してみたいって人には、いきなりこの一本は値段もパンチも強い。最初の一本やったら40%のクラシックやディスティラリーセレクトのほうが入りやすい。
それに「分かりやすい甘さのシェリーがええ」ならPXシェリーやオロロソのほうが合うかもしれん。でも「甘さ控えめで、栗とナッツの香ばしさを濃く味わいたい」なら、このアモンティリャードはロマンの塊やで。そのへんも後でちゃんと整理するな。
カバラン ソリスト アモンティリャードの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 銘柄 | カバラン ソリスト アモンティリャード シェリー シングルカスクストレングス |
| 蒸溜所 | カバラン蒸溜所(金車/King Car・2005年設立) |
| 原産国 | 台湾(宜蘭県・員山郷) |
| 種類 | シングルモルトウイスキー(単一樽/シングルカスク) |
| 熟成年数 | ノンエイジ(NAS)/亜熱帯熟成で熟成が速い |
| 度数 | カスクストレングス(樽ごとに変動・おおむね54〜58%台。代表55.6%) |
| 容量 | 700ml(日本流通の主流/米国向けに750ml表記もあり) |
| 使用樽 | アモンティリャード・シェリー樽の単一樽/加水なし・冷却ろ過なし・無着色・樽番号入り |
| 参考価格 | 約60,000〜79,000円(中心73,000円前後) |
| 受賞 | World Whiskies Awards 2016「World’s Best Single Cask Single Malt(世界最高のシングルカスク・シングルモルト)」(受賞時55.6%) |
このアモンティリャードは、World Whiskies Awards 2016で「World’s Best Single Cask Single Malt(世界最高のシングルカスク・シングルモルト)」に選ばれた一本やで。受賞時の度数は55.6%。台湾のひとつの樽が、世界の舞台で評価された証やな。
ただ、肩書きだけで語るのはもったいない。このボトルのほんまの面白さは「アモンティリャード樽」の個性にある。
アモンティリャードは、シェリーの中でもちょっと珍しいタイプやで。最初は辛口のフィノとして造られて、酸化熟成が進むうちに、栗(チェスナッツ)やヘーゼルナッツみたいな香ばしさが重なっていく。フィノのドライさを出発点に、ナッツや栗の香ばしさが乗ってくるイメージやな。
つまり、その空き樽でカバランを熟成させると、レーズン一辺倒の甘さやなくて、栗・ナッツの香ばしさと、控えめで上品な甘さが移ってくる。
同じシェリー樽でも、PXがレーズンと蜜の極甘、オロロソがドライフルーツ・ナッツ・黒糖の重厚なのに対して、アモンティリャードは栗とナッツの香ばしさが主役の、甘さ控えめな大人担当。そう覚えとくと分かりやすいで。
カバラン ソリスト アモンティリャードのテイスティングノート
※青いボックスが公式の表現、オレンジがマッサンの妄想やで。
香りはトロピカルフルーツと栗、味わいはソフトなシェリーとナッツの濃厚さ、余韻はナッツとスパイス——こんな役割分担で見ていくで。
📕 公式テイスティングノートについて
※カバランの公式は、このボトルを香り/味わい/余韻に分けて書いてへん。総評として「リッチでフルーティ、トロピカル。ドライフルーツの甘く異国的な香りで、栗が前面に出る」とまとめとる。
下の3つの青ボックスは、その公式の総評と正規ノートを、当ブログで香り・味わい・余韻に割り振ったもんやで。創作はしてへんで。
👃 香り
📕 公式テイスティング(総評からの割り振り)
フルーティでトロピカル。
ドライフルーツの甘く異国的な香りに、栗(チェスナッツ)が前面に立つ。
そこにヘーゼルナッツやアーモンドといったナッツの香ばしさが重なる。
🗣️ マッサンの妄想
公式が「栗が前面に出る」って言うてるのが面白いな。シェリー樽ってレーズンの甘い香りを想像しがちやけど、このボトルはトロピカルなドライフルーツと焼き栗の香ばしさが主役のタイプやと思う。
ワイの想像では、グラスに鼻を近づけた瞬間、まずはトロピカルなドライフルーツの甘い香りがふわっと立ち上がって、そのすぐ奥から焼き栗とヘーゼルナッツ、アーモンドの香ばしさがぬっと出てくる感じ。少しキャラメルっぽい甘い香りも混じりそうやな。
レーズンの甘さよりナッツの香ばしさが前——クラシックの明るい南国フルーツとはまた違う、秋の夜にじっくり嗅ぎたい大人の香りが、グラスの底からゆっくり立ちのぼってきそうやで。
👅 味わい
📕 公式テイスティング(総評からの割り振り)
ソフトなシェリーの口当たり。
キャラメルやトフィー(バターキャラメル)の甘みに、栗・ナッツの濃厚さが重なる。
アモンティリャードらしく、甘さは控えめながら芳醇。
🗣️ マッサンの妄想
ここがこのボトルの本丸やと思う。公式が「甘さは控えめながら芳醇」って言うてる時点で、もう方向性が伝わってくるやんか。
濃いけど甘すぎへん。PXシェリーみたいに蜜でガツンと来るんやなくて、キャラメル・トフィー・栗・ナッツの香ばしさで、じわっと品よくまとまるタイプやと想像する。
カスクストレングスやから口に含んだ瞬間の押し出しは強そうやけど、グラスの向こうから「甘さで殴らず、香ばしさで黙らせるで」って言うてくる感じやな。
一度に多く飲むタイプやなくて、少量を舌の上で転がして、栗とナッツの香ばしさをゆっくりほどいていく一本やと想像するで。
🏁 余韻
📕 公式テイスティング(総評からの割り振り)
ナッツと、胡椒のようなスパイス感を伴いながら、穏やかに長く続く。
エレガントで上品なフィニッシュ。
🗣️ マッサンの妄想
余韻は長くてエレガントらしいな。公式が「胡椒のようなスパイス感を伴う」って言うてるのがええ。
飲み込んだあとに、ナッツの香ばしさが残って、そこにピリッとした胡椒っぽいスパイスがじわっと締めくくりに来る。甘さで余韻を引っ張るんやなくて、ナッツと胡椒のスパイスで品よく長く続く——そんな大人の余韻を想像するで。
言うたら、PXがレーズン蜜の沼なら、アモンティリャードは栗とナッツの書斎。静かやけど、居心地が深い一本やな。
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
アモンティリャードって、名前からしてもう古文書みたいに強いやんか。初めて聞いたら呪文かと思うわ。
正直、PXみたいな分かりやすう甘いシェリーに慣れてると、最初のひと口は「ちょっと渋いか?」って感じるかもしれん。でもそこからやで。焼き栗、ヘーゼルナッツ、キャラメル、最後に胡椒のスパイス——香ばしさがじわじわ効いてくる。
派手にガツンと来る一本やない。静かな部屋で、飲み終わってから「あ、あれ良かったな」ってあとからじんわり思わせる、そんな“栗とナッツの書斎”みたいなシェリーやと想像しとる。
焼き栗とヘーゼルナッツが、グラスの中で静かに会議しとる——そんな一本に出会えるんが、今からほんま楽しみやで🥃
カバラン ソリスト アモンティリャードの良いところ
✅ 良いところ
- ✅栗・ナッツの香ばしさが主役:栗、ヘーゼルナッツ、アーモンドのような香ばしさに、キャラメル・トフィーの上品な甘み。レーズン蜜とはひと味違う、香ばしさで魅せるシェリー樽の方向やで。
- ✅甘すぎへん大人のシェリー:濃いのに甘さ控えめ。極甘が得意やない人でも、香ばしさを軸にじっくり味わえる方向で、食後にゆっくり向き合いやすい。
- ✅カスクストレングスの迫力がある:加水なしやから香りも味も力強い。少量でも満足感がありそう。
- ✅単一樽&入手難の特別感がある:樽番号や度数がボトルごとに違い、その一本だけの個性を楽しめる。日本への輸入が極少で、見つけたら出会いを大事にしたくなる。
- ✅世界の舞台で評価された実績:World Whiskies Awards 2016で「世界最高のシングルカスク・シングルモルト(World’s Best Single Cask Single Malt)」に選ばれた一本。語れる要素が多く、ウイスキー好きとの会話のきっかけにもなる。
カバラン ソリスト アモンティリャードの気になるところ
❌ 気になるところ
- ❌価格はかなり高め:6〜7万円台が中心と、カバランの中でもかなり高価な部類。気軽に試す一本やない。初めてのカバランなら、クラシックのほうが入りやすい。
- ❌そもそも入手が難しい:日本への輸入が極少(一部ロットは300本台)で、見つけること自体がなかなか大変。出会えたら運がええ、くらいの希少ボトルやで。
- ❌度数が高い:カスクストレングスやから、ストレートではアルコール感が強く出る可能性がある。慣れてない人は少量加水がおすすめやで。
- ❌分かりやすい甘さではない:主役は栗・ナッツの香ばしさ。PXのレーズン蜜や濃厚チョコ系の「とろける甘さ」を期待すると、方向が違う。甘さで攻める一本やなくて、香ばしさで魅せる一本やと思てな。
- ❌シェリー初心者には少し渋く感じるかも:甘いシェリーに慣れた人やと、最初は「渋いかな?」と感じる可能性がある。香ばしさが効いてくるまで、少しゆっくり付き合いたいタイプやで。
クラシック・ソリスト・アモンティリャードの違い
カバラン クラシックは、台湾モルトの入口。40%で飲みやすく、マンゴーやバニラのようなトロピカルな甘さをバランスよく楽しめる。
いっぽうソリストシリーズは、カバランの濃い担当やで。ひとつの樽だけで瓶詰めするシングルカスクで、しかも加水なしのカスクストレングス。度数も樽番号もボトルごとに違う。
クラシックが「まずは台湾モルトへようこそ」と迎えてくれる受付なら、ソリストは奥の特別室から出てくる濃い担当。その中でもアモンティリャードは、栗とナッツの香ばしさを、甘すぎずに楽しむ正統派の特別席やな。
初めてカバランを知るならクラシック、濃い世界に進みたいならソリスト、そして甘さ控えめのナッツ系シェリーを味わいたいならアモンティリャード——この順番が一番分かりやすいと思うで。
アモンティリャードとソリスト オロロソ・PX、どう違う?
同じソリストの「シェリー樽担当」でも、アモンティリャード・オロロソ・PXでは味の方向がちゃう。
アモンティリャードは、栗・ナッツの香ばしさが主役で、甘さは控えめ。フィノのドライさを出発点に香ばしさが重なるから、濃いのにスッと品よく締まる。
いっぽうオロロソは、ドライフルーツ、ナッツ、黒糖のコクで、どっしり重厚な方向。PXは、レーズン・蜜の極甘に全振りした甘党の方向やで。
ざっくり言うと、栗とナッツの香ばしさならアモンティリャード、ドライフルーツと黒糖の重厚ならオロロソ、レーズン蜜の極甘ならPX。3本とも同じシェリー樽やけど、寄りかかる先が違うんやで。
アモンティリャードは栗とナッツの香ばしさに、オロロソはドライフルーツと黒糖のコクに、PXはレーズンと蜜に——それぞれの個性で沈んでいく。カバランのシェリー樽3兄弟の中で、どの方向に惹かれるかで選んだらええで。
甘さ控えめで香ばしさが欲しいならアモンティリャード、重厚なコクが欲しいならオロロソ、とろける甘さが欲しいならPX——って覚え方がいちばん分かりやすいと思う。
約6〜7万円、カバラン ソリスト アモンティリャードは「買い」か?
正直に言うと、カバラン ソリスト アモンティリャードは安さで選ぶ一本やない。6〜7万円台が中心の高価なボトルで、しかも日本への輸入が極少で入手も難しい。
度数も高く、味の密度も強いタイプやから、最初のカバランとしては向いてへん。
まず台湾モルトを知りたいなら、40%のクラシックやディスティラリーセレクトのほうが入りやすい。分かりやすい甘さが欲しいならPXやオロロソのほうが向いとる。
でも、カバランの「甘さ控えめのナッツ系シェリー」を濃く味わいたい人にとっては、アモンティリャードはかなり魅力的な候補やと思う。
フィノのドライさを出発点に香ばしさが重なるユニークな樽、加水なしのカスクストレングス、樽ごとに度数や個性が変わる一期一会、World Whiskies Awards 2016の受賞歴、そして入手難の希少さ。
価格だけ見れば高い。でも、造りと物語と実績で見ると、ロマンの詰まった一本やな。安さで選ぶボトルやなくて、甘さ控えめのナッツ系シェリーを濃く味わう特別席。価格と度数に納得できたら、じっくり向き合いたい一本やで。
カバラン ソリスト アモンティリャードのおすすめの飲み方(予習)
まずはストレートで香りを見たい一本やで。ただし、カスクストレングスやから度数はかなり高い。いきなり大きく口に含むより、少量をゆっくり試したい。
トロピカルなドライフルーツ、栗、ナッツ、キャラメルみたいな香りを確認して、アルコール感が強ければ数滴だけ加水。この「数滴」が大事やと思う。薄めるというより、閉じてる香りの扉を少し開ける作業やな。
カスクストレングスは度数が高いぶん、ほんの少しの水で香りがふわっとほどける。栗やナッツの香ばしさ、隠れてた甘みが見えやすくなる可能性があるで。
ロックも面白い。氷がゆっくり溶けることで、時間とともに度数が下がって、味の表情が変わっていく。甘さ控えめのアモンティリャードは、少し冷やすとナッツの香ばしさが締まって、ゆっくり向き合うのに合いそうやで。
ハイボールも面白いけど、この価格帯と入手難を考えると、最初の一杯はストレートからゆっくりいきたい。まずはストレートと少量加水で、アモンティリャード樽カスクストレングスの栗・ナッツの香ばしさをじっくり味わいたい。
最初の一杯はストレートで。せっかくなら、栗とナッツが香るシェリー樽の個性を、そのまま確かめたい一本やな。
カバラン ソリスト アモンティリャードの購入方法・価格
| 購入先 | 価格の目安(700ml) | ひとこと |
|---|---|---|
| Amazon | 約60,000〜79,000円 | 在庫変動あり。度数(樽ごと)を要チェック |
| 楽天市場 | 約60,000〜79,000円 | 価格・送料・販売元を要チェック |
| Yahoo!ショッピング | 約60,000〜79,000円 | 店・バッチで幅が大きい。送料も含めて比較を |
価格は時期や並行・正規、バッチで大きく変わる。
定価改定で79,000円水準まで上がるという店頭案内もあるで。
入手難のボトルやから、見つけたら度数表記と価格を必ず複数サイトで見比べてから判断してな。
🥃 ソリスト アモンティリャードを手に入れる
レーズン蜜ではなく、栗とナッツで魅せる大人のシェリー。
カバランの奥にある、静かな特別席やで。
🥃 ウイスキー専門店でも探す
品揃え豊富な専門店なら、レア銘柄や限定品も見つかりやすいで。単一樽のソリスト、しかも入手難のアモンティリャードは流通が安定しにくいから、専門店も選択肢に入れてみてな。
▶ 武川蒸留酒販売(山梨の洋酒専門店・品数豊富でコスパ◎)
▶ MALKS(モルクス)(ベルーナ運営・希少/限定ボトルに強い)
📰 当サイトのガイド記事:ウイスキーを安く買う方法|5大通販ショップの賢い選び方(武川・MALKS・Amazon・楽天・Yahoo!の徹底比較)
よくある質問(FAQ)
Q. アモンティリャードは初心者向け?
A. いきなり初心者向けとは言いにくいで。
価格も度数も高めで、入手も難しいから、まずは40%のクラシックでカバランの方向性を知ってからのほうが入りやすいと思う。
甘いシェリーに慣れてると、最初は少し渋く感じるかもしれんしな。
Q. オロロソやPXとどっちがええ?
A. 栗・ナッツの香ばしさで甘さ控えめならアモンティリャード、ドライフルーツ・黒糖の重厚ならオロロソ、レーズンと蜜の極甘ならPXシェリー。
同じシェリー樽でも味の方向がちゃうで。
Q. 「世界最高シングルモルト」になったやつ?
A. このアモンティリャードが獲ったのは、World Whiskies Awards 2016の「世界最高のシングルカスク・シングルモルト(World’s Best Single Cask Single Malt)」やで。
2015年に「世界最高シングルモルト(World’s Best Single Malt)」に選ばれたのは別物のヴィーニョ・バリックのほうやから、混同せんとってな。
どっちもすごいけど、受賞は別の話やで。
まとめ:アモンティリャードは「栗とナッツで魅せる、大人のシェリー」
カバラン ソリスト アモンティリャードは、カバランのシェリー樽の中でも、栗とナッツの香ばしさで勝負する一本やで。
クラシックが台湾モルトの入口なら、ソリストは奥の特別室。その中でもアモンティリャードは、栗・ナッツの香ばしさと、控えめで上品な甘さを楽しむ正統派の特別席やと思う。
フィノのドライさを出発点に香ばしさが重なるユニークなシェリー樽、加水なしのカスクストレングスの迫力、亜熱帯熟成の濃さ、そして単一樽ならではの一期一会。公式が「甘さは控えめながら芳醇」「栗が前面に出る」と言うてるくらいやから、分かりやすい甘さよりも、香ばしさで深く楽しむ大人の方向やな。
ただし、気軽なボトルやない。価格は6〜7万円台が中心で、日本への輸入も極少で入手難。初めてカバランを試すなら、クラシックのほうが入りやすいと思う。それに、分かりやすい甘さが欲しいならPX、ドライフルーツと黒糖の重厚さならオロロソのほうが合うかもしれん。
でも、カバランのトロピカルな果実感を知ったうえで、甘さに寄らんナッツ系シェリーに進みたくなった人には、これ以上ないロマンの一本になる。
レーズン蜜ではなく、栗とナッツで魅せる大人のシェリー。PXがレーズン蜜の沼なら、アモンティリャードは栗とナッツの書斎。静かやけど深い、香ばしさの特別席やで。栗とナッツの香ばしさがどこまで濃いんか、想像するだけで気になる一本やな。
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
カバラン ソリスト アモンティリャードは、台湾モルトの「栗とナッツの書斎」担当やな。「奥の特別室、ええもん見せたろか」って静かに笑てる一本やで。
フィノのドライさを出発点に、栗とナッツの香ばしさが重なっていくユニークな樽を、ひとつだけ選んで、加水なしで瓶詰めした一期一会。レーズン蜜でガツンと甘い一本やなくて、香ばしさで横からじわっと魅せてくる——そんな大人のシェリーやと想像しとる。
分かりやすい甘さの沼やなくて、静かに居心地が深まっていく書斎みたいな一本。世界はまだまだ広いし、ウイスキーはほんま面白いな。
焼き栗とヘーゼルナッツの香ばしさに乾杯する日を思い描きながら、この憧れを大事にしとくわ。ほな、ええ夜を🥃
🔗 このシリーズの他のレビューもチェック
📖 この記事に出てきた用語(タップで辞典へ)
分からん言葉があったら、ここから用語辞典でサクッと確認してな。
ピート/ピーテッド…泥炭(ピート)で麦芽を燻して付ける、焚き火や正露丸みたいなスモーキーな香りのことやで。
カスクストレングス…樽から出したまま、加水でうすめてへん高い度数のボトルのこと。香りも味も力強いで。
ノンチルフィルタード…冷やしてゴミを濾す工程をあえてやらん造り。香味成分が残って、味に厚みが出やすいんやで。
シェリー樽…スペインの酒精強化ワイン「シェリー」を寝かせとった樽。レーズン・黒糖・ナッツの甘い香りが付くで。
オロロソ(シェリー樽)…シェリーの中でも濃厚タイプ。ドライフルーツ・ナッツ・黒糖みたいなコクのある甘さが特徴やで。
PX(ペドロヒメネス)…シェリーで一番甘いタイプ。レーズンや蜜みたいなとろっとした極甘の風味が付く樽やで。
フィノ(シェリー)…シェリーで一番辛口・ドライなタイプ。ナッツやアーモンドの香ばしさが出るで。


コメント