山崎12年は、1923年に着工した日本最古のモルト蒸溜所・山崎蒸溜所のシングルモルト。サントリーのテイスティングノートでは、香りは「熟した柿、桃、バニラ」、余韻は「甘いバニラ、樽香、心地よく長い余韻」。
2024年には、ISC(※1)で全部門の最高賞「シュプリーム チャンピオン スピリット」を取っとる。
ワイは山崎蒸溜所のプレステージツアーでこの12年を飲んで、その日飲んだ9種でいちばん好きやった。
希望小売価格は税込17,600円。ただ、店では22,000〜24,200円くらいで、定価より上で出とる。
(※1)ISC=インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ。ロンドンで毎年開かれる酒の品評会
山崎12年(シングルモルト・700ml・43%)
希望小売価格:17,600円(税込)/実勢:税込22,000〜24,200円くらい
【結論】こんな人におすすめ
- ✅甘いバニラと熟した果実の香りに、木の香りが重なるシングルモルトが好きな人
- ✅山崎(ノンエイジ)を飲んで、年数の入った山崎も飲んでみたい人
- ✅ストレートでも水割りでも、じっくり向き合える1本を探しとる人
山崎12年って、どんな一本?
| 商品名 | サントリーシングルモルトウイスキー 山崎12年 |
| 種類 | シングルモルト |
| 蒸溜所 | 山崎蒸溜所(大阪府三島郡島本町) |
| 原酒 | 12年以上寝かせたモルト原酒。ホワイトオーク樽(※1)の原酒が軸で、スパニッシュオーク樽(※2)とミズナラ樽(※3)の原酒が潜む(比率は公表されてへん) |
| 色 | 琥珀色 |
| アルコール度数 | 43% |
| 内容量 | 700ml |
| 希望小売価格 | 17,600円(税込) |
| 実勢価格 | 税込22,000〜24,200円くらい |
| 表示基準 | ジャパニーズウイスキーの表示基準に合致 |
| 主な受賞 | ISC シュプリーム チャンピオン スピリット(2024年)/ISC金賞(2003・2010・2018・2021・2022年) |
(※1)ホワイトオーク=北米産のオーク材。バニラのような甘い香りがつきやすい。詳しくはアメリカンオークの用語記事へ
(※2)スパニッシュオーク=ヨーロッパ産のオーク材。山崎のスパニッシュオーク樽は、もとはシェリー酒を寝かせとった樽や。詳しくはスパニッシュオークの用語記事へ
(※3)ミズナラ樽=日本のオーク、ミズナラで作った樽。白檀や伽羅のような、お香の香りがつく。詳しくはミズナラ樽の用語記事へ
テイスティングノート
ツアーでは、先に12年の構成原酒3種(ホワイトオーク樽・スパニッシュオーク樽・ミズナラ樽)をバラで飲んで、最後に完成品の12年を飲んだ。
👃 香り
📕 公式テイスティング
熟した柿、桃、バニラ
🗣️ マッサンの感想
木の香りと、シナモン。先にバラで嗅いだミズナラの和の木が、ちゃんと真ん中におるのが分かったんや。
👅 味わい
📕 公式テイスティング
奥行きのある甘味、厚みのある味わい
🗣️ マッサンの感想
味は複雑や。スパイスが来て、家具みたいな木の香りが来て、そのあと熟した柿の甘さが出てくる。バラで飲んだら尖っとった3つの原酒が、ここでは誰も前に出過ぎてへん。喧嘩しそうな3人が、きれいに肩組んで歌うとる感じやな。
🏁 余韻
📕 公式テイスティング
甘いバニラ、樽香、心地よく長い余韻
🗣️ マッサンの感想
余韻は木の感じが静かにずっと残る。お寺みたいなお香の香りと、熟した柿のやさしい甘さが、最後までじんわり寄り添ってくれるで。
🗣️ マッサンの一言
ツアーで造り手さんに聞いた話がある。山崎蒸溜所は、長く寝かせても崩れへん原酒を造るよう心掛けとって、仕込んだ時点で20年後を見て設計しとるんやと。気の長い話やなぁ。ワイがいま飲んどる山崎12年も、誰かがそうやって仕込んだ一杯なんやな。
🧐 へぇ〜! ボトル豆知識(タップで開く)
シングルモルト「山崎」が生まれたんは1984年。蒸溜所の着工から60余年あとのことや。
2003年には、山崎12年がISCで日本初の金賞を取った。
山崎ブランドは、2023年の25年、2024年の12年、2025年の18年と、ISCの全部門最高賞を3年続けて取っとる。同じブランドで3年連続は、ISC史上初なんや。
メリット・デメリット
✅ メリット
- ✅年数の入った山崎で、いちばん手が届きやすい:希望小売価格は17,600円。18年(67,100円)の4分の1ほどで、12年以上寝かせた山崎が飲める
- ✅白州12年と同じ値段で、別の方向:どっちも税込17,600円。爽やかな香りと煙の白州12年に対して、山崎12年は熟した果実とバニラ
❌ デメリット
- ❌実勢は定価より上:店では税込22,000〜24,200円くらい。希望小売価格より4,400〜6,600円ほど高い
- ❌ノンエイジの2倍以上の値段:山崎(ノンエイジ)の希望小売価格は8,250円。12年は17,600円で、2倍を超える
🗣️ マッサンの一言
プレステージツアーの最後には、山崎12年を1本、定価で買える権利が付いてきた。それくらい、定価で出会うのがむずかしいボトルなんよな。
山崎(ノンエイジ)・18年・白州12年と比べると
| 銘柄 | 香り(テイスティングノート) | 余韻(テイスティングノート) | 希望小売価格(税込・700ml) |
|---|---|---|---|
| 山崎(ノンエイジ) Amazon | 楽天 | Yahoo! |
苺、さくらんぼ | 甘いバニラ、シナモン、綺麗で心地よい余韻 | 8,250円 |
| 山崎12年 | 熟した柿、桃、バニラ | 甘いバニラ、樽香、心地よく長い余韻 | 17,600円 |
| 山崎18年 Amazon | 楽天 | Yahoo! |
レーズン、杏、チョコレート | 熟した果実香、甘酸っぱさ、長く深い余韻 | 67,100円 |
| 白州12年 Amazon | 楽天 | Yahoo! |
若葉、青りんご、ジャスミン | 甘く柔らかなスモーキーさ、キレがよい | 17,600円 |
山崎の3本は、テイスティングノートも年数で変わっていく。味で比べると、ノンエイジが「蜂蜜、なめらかな口あたり、広がりを感じる甘み」、12年が「奥行きのある甘味、厚みのある味わい」、18年が「蜂蜜のような甘さ、甘酸っぱさ、スパイシー」や。
ワイはツアーのあと、ラウンジで白州12年も飲んだ。原料の麦は山崎と白州で同じやのに、山崎のあとに飲むと差がくっきり浮かび上がる。同じ17,600円の2本、飲み比べるとおもろいで。
どう飲むのがよさそう?
まずはストレートで。熟した柿、桃、バニラの香りから、甘いバニラと樽香の長い余韻まで追いかけたい。
次は水割り。ツアーの一杯目は山崎12年の水割りで、割る水も氷も山崎の水で揃えとった。
ワイはストレート派で、水割りはそんなに追いかけてへんかった。それがこの一杯でひっくり返った。薄めるんやのうて、開くんやな。香りがふわっと立ち上がって、味の角が丸うなる。
家なら、水を数滴ずつ足して、香りの開き方を追いかけるのも楽しそうや。
🥃 ウイスキー専門店でも探す
品揃え豊富な専門店なら、レア銘柄や限定品も見つかりやすいで。価格を比べる時の選択肢に入れてみてな。
▶ 武川蒸留酒販売(山梨の洋酒専門店・品数豊富でコスパ◎)
▶ MALKS(モルクス)(ベルーナ運営・希少/限定ボトルに強い)
📰 当サイトのガイド記事:ウイスキーを安く買う方法|5大通販ショップの賢い選び方
まとめ・総評
山崎12年は、日本最古のモルト蒸溜所・山崎蒸溜所のシングルモルト。香りは「熟した柿、桃、バニラ」、余韻は「甘いバニラ、樽香、心地よく長い余韻」。
希望小売価格は17,600円(税込)で、店では22,000〜24,200円くらい。
甘い果実とバニラに、木の香りが静かに重なる1本やな。
🗣️ マッサンの一言
ツアーの順番は、ほんまに上手かった。尖った構成原酒のあとに完成品を飲んだら、そら「ブレンドってすごいな」ってなるわ。まんまとやられたで。
よくある質問
Q. 山崎(ノンエイジ)とのちがいは?
A. サントリーのテイスティングノートでは、香りが「苺、さくらんぼ」と「熟した柿、桃、バニラ」、余韻が「甘いバニラ、シナモン、綺麗で心地よい余韻」と「甘いバニラ、樽香、心地よく長い余韻」。希望小売価格は8,250円と17,600円。
Q. 白州12年とどっちがスモーキー?
A. 余韻のテイスティングノートに「スモーキー」が入っとるのは白州12年。山崎12年の余韻は「甘いバニラ、樽香、心地よく長い余韻」。
Q. ISCでどんな賞を取っとる?
A. 2024年に全部門最高賞の「シュプリーム チャンピオン スピリット」。2003年には日本初のISC金賞を取っとる。
公式情報・参考リンク
📰 サントリー公式サイト・ニュースリリース
- サントリー:シングルモルトウイスキー山崎 ラインナップ
- サントリー:シングルモルトウイスキー山崎とは
- サントリー 山崎倶楽部:「山崎18年」、ISC 2025 全部門の頂点に。「山崎」ブランドが ISC 史上初となる栄誉を獲得。
- サントリー:シングルモルトウイスキー白州 製品ラインナップ
- サントリー ニュースリリース No.14932:ウイスキー・焼酎・輸入ワイン 一部商品の価格改定について(2025年11月)
※価格・スペック・発売情報は本記事執筆時点のもの。
最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
📖 この記事に出てきた用語(タップで辞典へ)
分からん言葉があったら、ここから用語辞典でサクッと確認してな。
ミズナラ樽…日本産のオーク(ナラ)の樽。白檀やお香みたいな“和”の香りが付く、世界が憧れる希少な樽やで。
オーク…ウイスキー熟成の主要樽材。アメリカン(甘いお菓子系)/ヨーロピアン・スパニッシュ(濃厚ドライフルーツ系)/ミズナラ(和のお香系)/フレンチ(上品スパイス系)などの樽材で香味の方向性が決まる。
アメリカンオーク…バーボン樽の主役(Quercus alba)。バニリンとラクトンが豊富で、バニラ・ココナッツ・キャラメル系の甘い樽香を生む。世界のウイスキーの主力熟成樽やで。
スパニッシュオーク(ヨーロピアンオーク)…シェリー樽の伝統主役(Q.robur/Q.petraea)。タンニンが多く濃厚ドライフルーツ・スパイス・深い色合いを生む。マッカランやグレンファークラスの看板素材や。
NAS(ノンエイジ)…熟成年数をラベルに書いてへんウイスキーのこと。年数のちがう原酒を組み合わせることもあるけど、NASっちゅう言葉だけでは中身の年数までは分からへん。
ジャパニーズウイスキー…日本国内で採水した水を使い、糖化・発酵・蒸留も国内で。700L以下の木製樽で国内3年以上寝かせて、瓶詰めも国内・40度以上——これが表示基準の要件やで。
シングルモルト…単一蒸溜所のモルト原酒だけで作るウイスキー。蒸溜所の個性がそのまま出る。


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