マッサンやで。
ポート樽が好きな人間としては、これは黙ってられへんニュースが来た。
グレンスコシアから、ポートワイン樽の限定が2本同時に出る。しかもルビーポート樽とトウニーポート樽で、狙いがきれいに分かれとる。日本発売は2026年7月24日や。
本数がなかなか厳しい。7年が日本入荷300本、12年が150本。合わせて450本しかない。
ポート樽のフィニッシュって、うまくハマると赤い果実の甘さがふわっと乗って、ウイスキーの表情が変わるやんか。それを「若くて煙たいほう」と「12年寝かせた穏やかなほう」の2方向でいっぺんに出してきたわけや。狙いが分かりやすうて、ワイはもうワクワクしとる🥃
※これは公式情報をもとにした予習レビューやで。青いボックスが公式の表現、オレンジがワイの勝手な想像や。
🎯 結論|どっちを狙う?
先に結論を置いとくな。この2本、性格が真逆や。「どっちが上」やのうて「どっちが自分向きか」で選ぶのが正解やと思う。
| こんな人・こんな気分に | 狙う一本 |
|---|---|
| 煙たいのが好き。ピートと赤い果実がぶつかる感じを見たい | 7年 フェスティバルエディション |
| 穏やかで、じっくり深いほうがええ | 12年 ウルヴァー |
| ベリーやチェリーの、みずみずしい甘さが好き | 7年(ルビーポート樽) |
| ドライフルーツ・ナッツ・キャラメル系が好き | 12年(トウニーポート樽) |
| まず1本、手の届く値段で試したい | 7年(税別11,000円) |
| ラベルのデザインやストーリーごと楽しみたい | 12年(ケルト十字と民話のシリーズもの) |
📊 2本を並べて見る
| 7年 フェスティバルエディション2026 | 12年 アイコンズ No.3 ウルヴァー | |
|---|---|---|
| 熟成 | バーボン樽で7年 | バーボン樽で12年 |
| フィニッシュ | ルビーポート樽で6ヶ月 | トウニーポート樽で9ヶ月 |
| ピート | ミディアムピーテッド | ノンピート |
| 度数 | 53.9% | 51.7%(バッチストレングス) |
| 容量 | 700ml | 700ml |
| 希望小売価格 | 11,000円(税別) | 18,000円(税別) |
| 日本入荷 | 300本 | 150本 |
| 仕様 | ノンチルフィルタード・着色なし | ノンチルフィルタード・着色なし |
| 発売日 | 2026年7月24日(金) | 同左 |
| 輸入卸売元 | 株式会社都光 | 同左 |
※価格・スペックは株式会社都光のプレスリリース(2026年7月24日)およびグレンスコシア公式サイトより。本数は日本入荷分の数字や。
この2本の並べ方、ようできとると思うねん。同じ「ポート樽」でも、ルビーとトウニーで全然ちがう顔になる――それを1回のリリースで見せてきよった。
しかも片方はピートあり、片方はなし。樽も年数もピートも変えてあるから、飲み比べたら違いがはっきり出るはずや。
🍒 グレンスコシア7年 フェスティバルエディション2026
まずは若いほうから。キャンベルタウン・モルトフェスティバルを祝って造られた1本や。
このお祭り、毎年5月にキャンベルタウンの3つの蒸溜所が合同でやるやつでな。2026年は5月18日から23日にかけて開かれた。その記念ボトルが、いま日本に届いたという流れや。
中身はファーストフィルのバーボン樽で7年寝かせたあと、ファーストフィルのルビーポート樽で6ヶ月の仕上げ。原酒はミディアムピーテッドや。
ここ、ちょっと押さえといてほしいポイントがある。グレンスコシアがピート入りの原酒を仕込むのは、公式によると年に6週間ほどだけやねん。1年のうちほんの一部。つまり「煙たいグレンスコシア」自体が、そもそも数の少ない存在ということや。それにルビーポート樽まで重ねとるわけやから、なかなか贅沢な作りやで。
👃 香り(7年)
📕 公式テイスティング(グレンスコシア公式)
甘みのあるピート、熟したレッドチェリー、クリーミーなバニラファッジ(キャラメル)
🗣️ マッサンの妄想
「甘みのあるピート」って表現、ええ言い方やなあ。
ワイの予想では、まずチェリーの赤い甘さがふわっと来て、その後ろから煙がついてくる順番ちゃうかな。ピートが先陣を切るタイプやのうて、果実の甘さと腕を組んで出てくる感じ。
そこにバニラファッジのねっとりした甘さが混ざるとしたら、これはもうグラスを持ち上げた瞬間に鼻がニヤけるやつやと予想するで。
👅 味わい(7年)
📕 公式テイスティング(グレンスコシア公式)
マンダリンオレンジ、カシスジャム、リッチなスモーク(残り火)
🗣️ マッサンの妄想
「残り火」という言い方がええな。焚き火が終わったあと、炭がまだ赤う光っとる、あの温度感やと思うねん。
マンダリンオレンジとカシスジャム――柑橘の明るさと、黒っぽいベリーの濃さが同居しとる。ルビーポート樽の若い果実味が、そのまま出とるんちゃうかな。
7年やから若さは残るはず。その勢いを、赤い果実の甘さが押さえ込んどる――そういう構図やと予想するで。
🏁 余韻(7年)
📕 公式テイスティング(グレンスコシア公式)
温かみのあるスパイス(シナモン、クローブ)、海岸の潮気、ピートスモーク
🗣️ マッサンの妄想
ここで「海岸の潮気」が出てくるんが、キャンベルタウンやなあと思う。
甘い果実で始まって、シナモンとクローブでピリッと締まって、最後に潮の香りと煙だけが居残る。港町で造られとる酒やということを、余韻がちゃんと思い出させてくれる作りやと予想するで。
53.9%あるから、この流れがゆっくり長う続くはずや。
🐺 グレンスコシア12年 アイコンズ・オブ・キャンベルタウン No.3 ウルヴァー
もう1本はこっち。12年寝かせた、ノンピートの穏やかなほうや。
こっちは「アイコンズ・オブ・キャンベルタウン」というシリーズの3作目でな。全5作で完結する予定のコレクションもの。ラベルの絵柄が毎回ちがう、集める楽しみのある造りや。
中身はバーボン樽で12年のあと、トウニーポート樽で9ヶ月の仕上げ。7年よりフィニッシュの期間が3ヶ月長いのもポイントやな。
※このボトル、英国では2025年10月にすでに発売されとる。今回は日本上陸という位置づけやから、そこは正確に書いとくな。
👃 香り(12年)
📕 公式テイスティング(グレンスコシア公式)
ミックスベリー、赤リンゴ、キャラメル
🗣️ マッサンの妄想
7年の「チェリー+煙」に比べて、こっちはぐっと穏やかで、まるい顔してるなあ。
ミックスベリーと赤リンゴ。果実は果実でも、ジャムというより、みずみずしい生の果物寄りの印象を受けるで。そこにキャラメルの焼けた甘さが下から支える形。
12年寝かせとるぶん、香りの角が取れてすっと鼻に入ってくるタイプやと予想するな。
👅 味わい(12年)
📕 公式テイスティング(グレンスコシア公式)
ドライイチジク、オレンジピール、キャラメルナッツ
🗣️ マッサンの妄想
これ、見事にトウニーポート樽の味やわ。
ドライイチジク、キャラメルナッツ――乾いた果実と、香ばしいナッツ。フレッシュな赤い果実で押してくる7年とは、まるで方向がちがう。同じポート樽でここまで変わるんかと、表を見た時点で唸ってもうた。
そこにオレンジピールのほろ苦さが差し込むとしたら、甘いだけで終わらん、大人の顔をした甘さになるはずやと予想するで。
🏁 余韻(12年)
📕 公式テイスティング(グレンスコシア公式)
ダークココア、ドライフルーツ、ほのかなバニラ、オークスパイス
🗣️ マッサンの妄想
ダークココア。この一語で、だいたいの方向が見えるな。
ミルクチョコの甘ったるさやのうて、カカオ分の高いビターな余韻や。ドライフルーツの甘さが引いたあとに、すっと苦さとオークのスパイスが残る――そんな終わり方ちゃうかな。
51.7%やけどノンピートやから、7年みたいに煙は居残らんはず。静かに、長う伸びる余韻やと思うねんな。
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
正直に言うと、ワイは12年のほうが気になっとる。
ドライイチジク、キャラメルナッツ、ダークココア。この並びを見た瞬間、秋の夜に、灯り落として静かに向き合うやつやなと勝手に情景が浮かんでもうた。
ただ7年の「甘いピート+残り火+潮気」も、書いてるうちにどんどん飲みたなってきとる。……両方気になるって、いちばんアカンやつやな。
🍷 ルビーとトウニー、何がちゃうん?
ここが今回いちばん面白いとこや。ちゃんと説明するな。
そもそもポートワインは、ポルトガルのドウロ地方で造られる酒精強化ワインや。ブドウを発酵させとる途中でブランデーを足して、発酵を無理やり止める。糖が残ったまま止まるから甘い。しかも度数も高いという、ちょっと変わった造りのワインやねん。
で、そこから先が2つに分かれる。大事なんは熟成年数やのうて「どんな器に入れるか」や。
| ルビーポート | トウニーポート | |
|---|---|---|
| 寝かせる器 | ステンレスタンクなど、空気に触れにくい容器 | 「ピパ」と呼ばれる小さめのオーク樽 |
| 期間 | 18ヶ月〜2年ほどと短い | 最低3年。長いものは10〜40年以上 |
| 何が起きる? | 空気にほとんど触れんから、若い果実味がそのまま残る | 樽の隙間から少しずつ空気が入り、ゆっくり酸化していく |
| 色 | 若々しいルビー色(赤) | 琥珀〜茶褐色(トウニー=黄褐色の意味) |
| 味の方向 | ベリー、チェリー、プラム。フレッシュで果実そのもの | ナッツ、ドライフルーツ、キャラメル。香ばしくてまろやか |
🍓 イチゴでたとえると分かりやすいで
ルビー=摘みたてのイチゴを、そのまま急速冷凍したような若さ。
トウニー=同じイチゴを何年もかけてジャムにして、さらに煎ったナッツを足したような深み。
元は同じ果物。空気に触れさせるかどうかで、ここまで別の顔になるんや。
この違いが、そのままウイスキーの味に出る。
ルビーポート樽で仕上げると、チェリーやラズベリーみたいな赤い果実の鮮やかさが乗る。7年の公式ノートに「レッドチェリー」「カシスジャム」が並んどるんは、まさにこれやな。
トウニーポート樽やと、キャラメル、ドライイチジク、ナッツの香ばしさが出る。12年のノートが「ドライイチジク」「キャラメルナッツ」「ダークココア」なんも、見事に符合しとる。
公式ノートを2本並べて読むと、樽の性格がそのまま文字になっとるのが分かる。ここまできれいに出るもんかと、ちょっと感心してもうたわ。
📚 ポート樽の味を、先に予習したい人へ
うちには、それぞれの樽を使ったボトルのレビューがもうあるで。
▶ ルビーポート樽の味を知るなら → タリスカー ポートリー(ルビーポート樽が生むチョコ・ベリー・煙)
▶ トウニーポート樽の味を知るなら → スターワード タウニーカスク #2(タウニー樽が生むドライフルーツの濃密な甘み)
▶ ポート樽の王道 → グレンモーレンジィ キンタルバン(赤い果実とチョコの余韻)
🐺 ウルヴァーって何もん? ラベルの話
12年のほうに付いとる「ウルヴァー(Wulver)」という名前。これ、ちょっと面白い話やから紹介させてな。
まず狼男(werewolf)とはちがう。ここ大事や。
🐺 ウルヴァーとは
人間の体に、オオカミの頭。全身は濃い茶色の毛に覆われとる。
ただし狼男とちごて、もともと人間やったことが一度もない。人が手を出さんかぎり、人を襲うこともない。丘の中腹の洞穴に住んで、釣りが好き。「ウルヴァーの石」と呼ばれる岩に座って魚を釣り、貧しい人の家の窓辺に、そっと魚を置いていったと言われとる。
道に迷った旅人を、町まで送ってやったという話も残っとる。
ええ話やろ。頭がオオカミの、心根のやさしい隣人みたいな存在や。
ただし正確を期すために書いとくと、この話が記録されとるのは1932年に出た本1冊だけで、それより前の文献に見当たらんらしい。やから「太古から語り継がれてきた」と言い切るんは、ちょっと危ういとこがある。20世紀の初めに書き残された話、というのが誠実な言い方やな。
あともう1つ。ウルヴァーはシェトランド諸島の民話やねん。スコットランドの、ずっと北の島々や。キャンベルタウンとは全然ちがう場所やから、そこは混ぜんように書いとくで。
ほな、なんでキャンベルタウンの蒸溜所がウルヴァーなんや? ――シリーズの成り立ちを知ると、つながる。
「アイコンズ・オブ・キャンベルタウン」のモチーフになっとるんは、キャンベルタウンの町なかに立つケルト十字や。1375年頃に造られたもんで、高さ3.3m。円盤部分の直径81cmはスコットランド最大。ここに聖人や幻獣の彫刻が刻まれとる。
公式いわく、この十字は「祝いごとと語り継ぎのために人が集まった、歴史ある町の目印」。つまりこのシリーズは、その石に刻まれた物語を1本ずつボトルにしていく企画やねん。
| 作品 | 内容 |
|---|---|
| No.1 ザ・マーメイド(人魚) | 2023年発売。12年ノンピート、パロ・コルタド シェリー樽で8ヶ月フィニッシュ。54.1% |
| No.2 ザ・ドラゴン(竜) | 2024年発売。14年、ミディアムピーテッド。56.8%。大天使ミカエルが竜を倒す彫刻がモチーフ |
| No.3 ウルヴァー | 今回。12年ノンピート、トウニーポート樽で9ヶ月フィニッシュ。51.7% |
| No.4・No.5 | 未発表。シリーズは全5作で完結する予定と公式が明言しとる |
ラベルの絵を描いとるのはジョエル・ホルツマンという画家で、スター・ウォーズやマーベル、ディズニーの仕事を手がけてきた人やそうな。シリーズ全作の絵を描き下ろしとる。
ボトルを飾っといても様になるやつやな。
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
ワイ、この企画ええなと思うねん。
650年前の石に彫られた幻獣を、1本ずつウイスキーにしていく。石は喋らへんけど、ボトルなら誰かの手に渡って、飲みながら話のネタになるやんか。
しかも中身の樽まで毎回変えてくる。人魚はシェリー、竜はピート、ウルヴァーはポート。物語ごとに味も変えとるわけや。よう考えとるわ、ほんま。
🏚 キャンベルタウンという、消えかけた産地
せっかくやから、この2本が生まれた土地の話もさせてな。ここがまた、ドラマのある場所やねん。
キャンベルタウンは、スコッチの5大産地の1つや。ハイランド、スペイサイド、ローランド、アイラ、そしてキャンベルタウン。
ただ他の4つと比べると、圧倒的に小さい。今そこで動いとる蒸溜所は、たった3ヶ所や。
| 蒸溜所 | メモ |
|---|---|
| グレンスコシア | 1832年創業。今回の2本を出したとこ |
| スプリングバンク | スプリングバンク/ヘーゼルバーン/ロングロウの3ブランドを造る |
| グレンガイル | 出しとるウイスキーの名前は「キルカーラン」。蒸溜所名と商品名がちがう |
※このほかに新設の計画が3件(ダルリアタ、ウィッチバーン、マクリハニッシュ)動いとる。2026年7月時点で生産開始が確認できたものはないから、稼働は3ヶ所や。
ところがこの町、昔はまるでちがう顔をしとった。
19世紀の後半、ここには30を超える蒸溜所がひしめいとった。人口2万人ほどの港町にやで。当時は「世界のウイスキーの首都」と呼ばれとったんや。
それがなんで、3ヶ所まで減ってもうたんか。
理由は1つやない。量を追いすぎて品質を落としたとよく言われる。そこへアメリカの禁酒法(1920〜33年)で最大の輸出先が消え、2度の大戦と世界恐慌が追い打ちをかけた。さらに鉄道が発達してスペイサイドが台頭し、船に頼っとったキャンベルタウンは競争で不利になっていく。
1920年代には17もの蒸溜所が閉鎖。一時は稼働1ヶ所という壊滅状態まで落ちた。
※近くの炭鉱が閉まって燃料が途絶えたことが引き金になった、という説も語られとる。ただし一次資料での裏取りはできんかったから、ここは「〜とも言われる」に留めとくな。
🧐 へぇ〜! キャンベルタウンが「産地」でなくなりかけた話(タップで開く)
2000年代の初めごろ、キャンベルタウンで動いとる蒸溜所はたった2ヶ所まで減っとった。
そこでスコッチウイスキー協会が言うたそうや。「2ヶ所では、産地として認められへん」――つまり5大産地から外す、という話やな。
これに黙ってへんかったのが、スプリングバンクを代々やっとるミッチェル家や。当主がこう聞き返したという。
「ほな、ローランドは何ヶ所あるんや?」
調べたら、3ヶ所。あと1つあれば並べる。
🏗 会長ヘドリー・ライトは、私財400万ポンド超を投じて、閉じとったグレンガイル蒸溜所を復活させた。2000年に用地を取得し、2004年に稼働。
――3ヶ所になった。産地の取り消しは、撤回された。
町の名前を地図から消させへんために、蒸溜所を1個建てる。やることの規模がすごい。
※この話はスプリングバンク側から語り継がれとるもので、協会の公式文書での裏取りはできてへん。「そう伝わっとる」として読んでな。ただグレンガイルが2004年に復活して、今3ヶ所になっとるのは事実や。
で、グレンスコシアや。
1832年創業。この町の栄枯盛衰を、ぜんぶ見てきた蒸溜所やねん。1928年に閉鎖、再開。1984年にまた閉鎖、1989年に再開。1994年にもう一回止まって、1999年にようやく本格復帰。オーナーが変わるたびに、止まっては動きを繰り返してきた。
今はロッホローモンド・グループの一員として、落ち着いて造り続けとる。ポットスチルはたった2基。スコッチでも最小級の蒸溜所や。
公式は自分とこの味を、「ほのかな塩気と海のニュアンス、そして豊かで満足感のあるオイリーな口当たり」と説明しとる。港のすぐそばで、190年以上ずっと造り続けてきた場所やからこそ出る顔やな。
🛒 買い方と、気をつけること
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年7月24日(金) |
| 希望小売価格 | 7年=11,000円(税別)/12年=18,000円(税別) |
| 日本入荷本数 | 7年=300本/12年=150本 |
| 輸入卸売元 | 株式会社都光(東京都台東区) |
| 買えるところ | ウイスキー専門店・酒販店・各種通販。販売店は公式に指定されてへん |
❌ 買う前に、ここだけ確認してな
- ❌本数がとにかく少ない:300本と150本や。発売直後は動きが早い可能性がある
- ❌価格は税別表記:11,000円と18,000円は税別や。税込やと1.1倍になるから、総額で見てな
- ❌限定品は店舗差が出やすい:希望小売価格と実売がズレることがある。送料込みの総額を見てから決めよ
- ❌度数が高め:53.9%と51.7%。飲みごたえは魅力やけど、チェイサーは横に置いときたい
🥃 ウイスキー専門店でも探す
品揃え豊富な専門店なら、レア銘柄や限定品も見つかりやすいで。価格を比べる時の選択肢に入れてみてな。
▶ 武川蒸留酒販売(山梨の洋酒専門店・品数豊富でコスパ◎)
▶ MALKS(モルクス)(ベルーナ運営・希少/限定ボトルに強い)
📰 当サイトのガイド記事:ウイスキーを安く買う方法|5大通販ショップの賢い選び方(武川・MALKS・Amazon・楽天・Yahoo!の徹底比較)
🍶 限定が買えんかったら? グレンスコシアの定番たち
限定は数が限られとる。もし手に入らんかったとしても、グレンスコシアの味そのものは定番ラインで十分ええ経験ができるで。うちでレビュー済みのやつを置いとくな。
| 銘柄 | ひとこと |
|---|---|
| キャンベルタウン ハーバー | ライトなピートと海塩。この蒸溜所の入口として穏やかで飲みやすい |
| ダブルカスク | PXシェリー樽で仕上げた濃密タイプ。甘さの厚みを味わうならこっち |
| 15年 | 潮気と焼きフルーツ。蒸溜所の実力がいちばん分かりやすい1本 |
| ビクトリアーナ | 高めの度数で濃厚に。今回の限定に近い飲みごたえを求めるならここ |
| 25年 | 長熟の別世界。いつか手を伸ばしたい憧れの一本 |
※度数・価格は各記事の執筆時点のもの。最新は販売店で確認してな。
🍷 おすすめの飲み方(予想)
どっちも度数が高いから、まずは少量をストレートで。グラスの底に薄く注いで、香りが開いてくるのを待つのがええと思う。
7年は煙と果実がぶつかるタイプやから、少し時間を置くと煙が落ち着いて、チェリーが前に出てくるかもしれん。その変化を追うのが楽しいやろな。
12年はもともと穏やかやから、最初からじっくり香りを探る飲み方が向いてそうや。ドライイチジクとココアが、どのタイミングで顔を出すか。
加水は数滴ずつ。どっちもノンチルフィルタードやから、水を足したときに白く濁ることがあるけど、それは中身が生きとる証拠や。慌てんでええで。
※ノンチルフィルタード=冷やして濾す工程を省く造り方のこと。詳しくは用語辞典で。
🎁 まとめ|同じポート樽で、ここまで顔が変わる
もう一回、ぎゅっとまとめとくな。
グレンスコシア7年 フェスティバルエディション2026は、バーボン樽7年+ルビーポート樽6ヶ月。ミディアムピーテッドで53.9%。甘いピートとレッドチェリー、残り火のスモークに、最後は潮気。日本入荷300本、税別11,000円。
グレンスコシア12年 アイコンズ No.3 ウルヴァーは、バーボン樽12年+トウニーポート樽9ヶ月。ノンピートで51.7%。ミックスベリーとキャラメルから、ドライイチジク、最後はダークココア。日本入荷150本、税別18,000円。
この2本のいちばんの見どころは、「ポート樽」ってひと言でまとめられがちなもんが、実は全然ちがう2つの顔を持っとると教えてくれるとこやと思うねん。
ステンレスタンクで若さを守ったルビー。小樽でゆっくり酸化させたトウニー。器がちがうだけで、片方はチェリー、片方はドライイチジクになる。その差を、同じ蒸溜所が同じ日に並べて出してきた。
190年以上、閉じては開いてを繰り返してきた港町の蒸溜所が、今こんな遊びができるとこまで来とる。それが何よりええ話やと思わへん?
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
ワイの本音を言うとくな。ルビーとトウニーを1本ずつ買うて、同じ晩に並べて飲む。これがいちばん贅沢な使い方やと思う。
同じ蒸溜所、同じポート樽、なのに片方はチェリーで片方はドライイチジク。その差を舌で確かめる夜って、想像しただけでもう楽しいやんか。
合わせて450本。キャンベルタウンの港から、よう日本まで来てくれたなという気持ちで、静かに乾杯したいわ🥃
❓ よくある質問
Q. 7年と12年、初心者はどっちがええ?
A. スモーキーが苦手やなければ7年が入りやすいと思う。値段も税別11,000円と手が届きやすいしな。ただ煙がどうしても苦手なら、ノンピートの12年のほうが穏やかや。迷ったら「煙が好きかどうか」で決めたらええで。
Q. ウルヴァーって狼男のこと?
A. ちがうねん。狼男は元は人間やけど、ウルヴァーはもともと人間やったことが一度もない生き物や。人間の体にオオカミの頭、性格はやさしくて、貧しい人の家に魚を置いていったと伝わっとる。シェトランド諸島の民話やで。
Q. この2本は新発売なん?
A. 7年は2026年のフェスティバル記念で新しく出たものや。ただ12年ウルヴァーは、英国では2025年10月にすでに発売されとる。今回は日本上陸というのが正確な言い方やな。
Q. キャンベルタウンって、どんな味の産地なん?
A. ひとことで言うと「潮っぽくて、オイリー」。海のすぐそばで造られとるからやな。グレンスコシア公式も自分とこの味を「ほのかな塩気と海のニュアンス、豊かでオイリーな口当たり」と説明しとる。ただ稼働3ヶ所しかない小さい産地やから、蒸溜所ごとの個性も強いで。
Q. アイコンズ・オブ・キャンベルタウンは全部で何本出るん?
A. 全5作で完結する予定と公式が言うとる。No.1が人魚、No.2が竜、今回のNo.3がウルヴァー。あと2本ということやな。モチーフはキャンベルタウンに立つ1375年頃のケルト十字に刻まれた彫刻や。
公式情報・参考リンク
📰 公式サイト・プレスリリース
- 株式会社都光:グレンスコシアからポートワイン樽熟成の限定スコッチ2種発売(PR TIMES)
- Glen Scotia公式:Campbeltown Malts Festival Edition 2026
- Glen Scotia公式:Icons of Campbeltown Release No.3
- Glen Scotia公式:蒸溜所について
- Loch Lomond Group:Glen Scotia
※価格・スペック・本数は本記事執筆時点(2026年7月24日)のもの。
最新情報は必ず公式サイト・販売店でご確認ください。
📖 この記事に出てきた用語(タップで辞典へ)
分からん言葉があったら、ここから用語辞典でサクッと確認してな。
ピート/ピーテッド…泥炭(ピート)で麦芽を燻して付ける、焚き火や正露丸みたいなスモーキーな香りのことや。
ノンチルフィルタード…冷やして濁りのもとを濾す工程をあえてやらん造り。香味成分が残って、味に厚みが出やすいんや。
シェリー樽…スペインの酒精強化ワイン「シェリー」を寝かせとった樽。レーズン・黒糖・ナッツの甘い香りが付くで。
PX(ペドロヒメネス)…シェリーで一番甘いタイプ。レーズンや蜜みたいなとろっとした極甘の風味が付く樽や。
パロ・コルタド…フィノの香り×オロロソのコクを併せ持つ、めったに出会えへん幻のシェリーや。
酒精強化(ワイン)…発酵途中でブランデー等を足して度数を上げたワイン。シェリーやポートがこの仲間や。
オーク…ウイスキー熟成の主要樽材。アメリカン(甘いお菓子系)/ヨーロピアン・スパニッシュ(濃厚ドライフルーツ系)/ミズナラ(和のお香系)/フレンチ(上品スパイス系)などの樽材で香味の方向性が決まるで。
📌 関連記事
※本記事は株式会社都光のプレスリリース(2026年7月24日)およびグレンスコシア公式サイトの情報をもとにした予習レビューやで。オレンジの吹き出しはワイの想像や。価格・スペック・本数は執筆時点のもので変わることがあるから、最新は公式・販売店で確認してな。

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