ラフロイグ14年 WILLEM DAFOEを予習レビュー|デフォーが選んだオロロソ仕上げ

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ウィレム・デフォーとラフロイグ14年 WILLEM DAFOEのボトル シングルモルト

ラフロイグから、ウィレム・デフォーの名前が入った14年が出る。日本では2026年11月4日、ECサイト限定・数量限定の発売や。

デフォーは、名前を貸しただけやない。ブレンダー(※1)と一緒に試作を飲み比べて、中身を自分で選んどるんや。選んだのは、オロロソ・シェリー樽(※2)でフィニッシュ(※3)した14年。度数は53.7%ある。

(※1)ブレンダー=樽ごとの原酒を味見して、どれをどう組み合わせるかを決める人
(※2)オロロソ・シェリー樽=シェリーの一種「オロロソ」を入れとった樽。ドライフルーツやナッツを思わせる香りがつきやすい。くわしくはオロロソシェリー樽の用語記事へ
(※3)フィニッシュ=熟成の最後に、別の樽へ移して仕上げること。後熟とも呼ぶ。くわしくはフィニッシュ(追熟)の用語記事へ

※本記事は2026年11月4日の発売前に、公開情報をもとに書いた予習レビューやで。

ラフロイグ14年 WILLEM DAFOEのボトルと箱

ラフロイグ 14年 WILLEM DAFOE(700ml・53.7%)

価格:22,750円(税込)・2026年11月4日発売

【結論】こんな人におすすめ

  • ✅ラフロイグの煙に、シェリー樽の甘さが重なる味が気になる人
  • ✅53.7%・ノンチルフィルタードの、飲みごたえのあるラフロイグを探しとる人
  • ✅ウィレム・デフォーの映画が好きで、ラベルにサインが入ったボトルを手元に置きたい人
  • ✅人のテイスティングノートより、自分の舌で味を確かめたい人

売られるのはECサイトだけで、酒屋さんの店頭には並ばへん。

ラフロイグ14年 WILLEM DAFOEの基本情報

商品名ラフロイグ 14年 WILLEM DAFOE(ウィレム・デフォー)
海外での名前Willem by Willem(ウィレム・バイ・ウィレム)
蒸溜所ラフロイグ蒸溜所(スコットランド・アイラ島・1815年創業)
タイプシングルモルト・スコッチウイスキー
熟成年数14年
熟成アメリカンオーク(※1)の樽で熟成 → オロロソ・シェリー樽でフィニッシュ
アルコール度数53.7%
製法ノンチルフィルタード(※2)
内容量700ml
価格22,750円(税込)
予約開始2026年10月13日
発売日2026年11月4日
販売ECサイト限定(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング)・数量限定

(※1)アメリカンオーク=アメリカのホワイトオーク。バニラやココナッツのような甘い香りが出やすい木。くわしくはアメリカンオークの用語記事へ
(※2)ノンチルフィルタード=瓶詰めの前に冷やしてろ過する工程を、省くこと。香りのもとになる油分などが残りやすい。冷やしたり水を足したりすると白く濁ることがあるけど、品質の問題やない。くわしくはノンチルフィルタードの用語記事へ

ウィレム・デフォーとラフロイグ

机に向かうウィレム・デフォーとラフロイグ14年 WILLEM DAFOE
ウィレム・デフォーとラフロイグ14年 WILLEM DAFOE(画像出典:PR TIMES)

ウィレム・デフォーは、アメリカの俳優。『スパイダーマン』のグリーン・ゴブリン役でおなじみやな。100本を超える映画に出て、アカデミー賞には4回ノミネートされとる。

ラフロイグは2024年10月から、世界でキャンペーンをやっとる。名前は「Unphorgettable(アンフォゲッタブル)」。英語の Unforgettable(忘れられない)の「f」を、Laphroaig と同じ「ph」に替えた造語や。2025年9月、このキャンペーンの顔になったのがデフォーなんや。

もともとデフォーは、ラフロイグのファンの集まり「Friends of Laphroaig」の一員で、ラフロイグ10年のファン。キャンペーンの短編映画『The Taste』は、デフォーが自分の経験をもとに、ラフロイグの味を言葉にしようとする話や。

スコットランドとの縁もある。子どものころ、初めての海外旅行がスコットランドで、おばあさんはグラスゴーの出身。デフォーは、その旅を「故郷に帰ったような気がした」と振り返っとる。

約20の試作から、デフォーが選んだのはオロロソ

中身を選んだのは、デフォーと、ラフロイグのシニアウイスキーブレンダーのサラ・ダウリング。マスターブレンダーのカラム・フレイザーらラフロイグのチームも一緒に、こんな順番で進めたんや。

  1. チームが約20種類の試作を作って、6種類に絞る。6種類は、煙の強さ・仕上げの樽・熟成年数がちがう見本で、オロロソ・シェリー樽で仕上げた見本も入っとった
  2. デフォーとダウリングが6種類を飲み比べて、デフォーがオロロソの見本を選ぶ
  3. ダウリングがアイラ島のブレンダー室に戻って、製品にする量の原酒を組み直す
  4. その原酒をオロロソ・シェリー樽で後熟させる。デフォーは、樽に入れる前・数か月後・さらに数か月後と、途中も飲んで確かめた

2の飲み比べでは、いつものテイスティングの言葉をあえて使わへんかった。「バニラ」「スモーク」と香りを言い当てるより、飲んだときに何を感じたか、何を思い出したか。デフォーは、そんな話をしながら選んだんや。

ダウリングは「いちばん彼に語りかけてきたのが、オロロソやった」と振り返っとる。

14年は、最後にオロロソ樽で仕上げた

ワイがウイスキーにハマったきっかけは、ラフロイグ10年。保健室の香りに、正露丸の味がブワッと来て、そのあとに麦のスッキリした甘さが残る。初めて「ウイスキーってうまい!」と思った1本や。

その10年は、バーボン樽(アメリカンオーク)で熟成する。14年もアメリカンオークの樽で熟成したあと、最後にオロロソ・シェリー樽で仕上げとる。最後にシェリー樽を使うところが、いちばんのちがいや。

オロロソの樽からは、ドライフルーツやナッツを思わせる香りがつきやすい。ラフロイグの煙に、その甘さがどう乗ってくるか。ワイがいちばん気になっとるんは、ここや。

「SELECTED WITHOUT NOTES」=テイスティングノートなしで選んだ

ラフロイグは、このボトルを「SELECTED WITHOUT NOTES」と紹介しとる。テイスティングノートに頼らず、感覚で選んだという意味や。

元になっとるのは、映画の世界の「no notes」。監督から直す指示がいらんほど、演技が仕上がっとるときに使う言葉なんや。俳優とのコラボらしい名前の付け方やな。

ラフロイグは世界での発売のとき、詳しいテイスティングノートをあえて出さへんかった。添えたのは「説明しすぎたくない」という一言と、煙・味わい・余韻の短いヒントだけや。

ダウリングは、その理由をこう話しとる。「部屋でブレンダーが『レモン』と言うたら、みんながレモンの香りを感じてまう」。先入観なしで、自分の舌で味わってほしいということやな。

デフォー本人のコメントも、この考え方そのまま。「Willem by Willemを飲むと、私が感じるのは……あなたが教えてください」。

海外では、飲んだ感想を詩や絵、映像にして送るコンテストまで開かれた。デフォーが選んだ1人は、次のラフロイグの映画にデフォーと一緒に出られるという賞品つき。応募は2026年8月2日で締め切られとる。

いっぽう日本では、サントリーが香りと味わいを紹介しとる。

予習テイスティング

👃 香り

📕 公式テイスティング

スイートピーやジャスミンを思わせる繊細な華やかさに、焦がしキャラメルの甘い香りが重なります。そこに土やメントールを思わせるニュアンス、海藻や浜辺の焚き火を思わせるスモーキーな香りが加わり、複雑で奥行きのある香り立ちです。

🗣️ マッサンの予想

最初に来るのは、花と焦がしキャラメルの甘い香りちゃうかな。ラフロイグ10年なら、保健室の香りがいきなり飛んでくるところや。14年では、その薬っぽさが少し奥に下がって、あとから海藻と焚き火の煙が追いかけてくると予想するで。

👅 味わい

📕 公式テイスティング

マスコバド糖(※1)や塩キャラメルの甘さに、コーヒーの粉を思わせる力強さが加わり、スモーキーさが全体をまとめます。

🗣️ マッサンの予想

口に入れたら、まず黒糖みたいな濃い甘さと、塩キャラメルのしょっぱ甘さ。そのあとに、コーヒーのほろ苦さと煙がぐっと押してくると思うねんな。10年の麦のスッキリした甘さが、14年ではもっと濃い甘さに変わっとると予想するで。

(※1)マスコバド糖=サトウキビの汁を煮詰めて作る、精製してへん砂糖。黒糖に近いコクがある

🏁 余韻

📕 公式テイスティング

長く、スモーキーで、思わず唾がわいてくるような余韻。

🗣️ マッサンの予想

甘さが引いたあとに残るんは、ラフロイグらしい煙と塩気ちゃうかな。浜辺の焚き火みたいな煙が、長く続くと予想するで。

🗣️ マッサンの一言

スイートピーにジャスミン、焦がしキャラメルにコーヒー。ラフロイグの説明に花の名前が並ぶとは、思わんかったわ。煙のラフロイグが、14年でどんな顔を見せてくるんか、気になってしゃあない。

筆で書いた「WILLEM」のボトル

絵筆とラフロイグ14年 WILLEM DAFOEのボトル
ラフロイグ14年 WILLEM DAFOEと絵筆(画像出典:PR TIMES)

ボトルも、いつものラフロイグとはずいぶんちがう。白いラベルに、黒い絵の具を筆で引いたような「WILLEM」の文字。その横には、デフォーのサインが入っとる。

絵筆や塗料、手書きの文字がモチーフで、このデザインにもデフォーの感性が入っとるんや。中身から見た目まで、デフォーの手が入った14年やな。

🧐 へぇ〜! ボトル豆知識(タップで開く)

箱に、読み方が書いてある
箱の「LAPHROAIG」の下に、小さく「(Pronounced “La-Froyg”)」=「ラフロイグと読みます」の一言。英語圏の人でも、綴りだけでは読み方に迷う名前なんやろな。昔のラフロイグのラベルにも、同じ読み方が入っとった時代がある。綴りを見ただけで「ラフロイグ」と読めた人は、なかなかのもんやで。

ラベルの上の紋章は、英国王室御用達のしるし
ラベルのいちばん上には紋章と「BY APPOINTMENT TO HIS MAJESTY THE KING」の文字。1994年に、当時のチャールズ皇太子(いまのチャールズ国王)が蒸溜所を訪ねとる。ラフロイグは、シングルモルトとして初めて英国王室御用達になったブランドとして知られとるんや。

麦は、いまも床に広げて人の手でひっくり返す
ラフロイグは、伝統の「フロアモルティング」をいまも続けとる。水に浸した大麦を発芽室の床に広げて、芽が出やすいように、職人が8時間おきに麦をひっくり返すんや。そのあと、低い温度で焚いたピート(泥炭)の煙と、入り江から吹く潮風で乾かす。あの煙と潮の香りは、ここから始まっとるんやな。

メリット・デメリット

✅ メリット

  • ✅デフォーが中身選びから関わった:ラフロイグが約20の試作から絞った6つの見本の中から、デフォーがオロロソを選んだ。後熟の途中も飲んで確かめとる
  • ✅14年・オロロソ仕上げ・53.7%:いつもの10年(43%)とは、年数も樽も度数もちがう
  • ✅自分の感覚で楽しめる:テイスティングノートに頼らず、感じた味を自由に楽しむのがこの14年の考え方
  • ✅飾っても絵になるボトル:筆の文字に、デフォーのサインが入ったラベル

❌ デメリット

  • ❌22,750円(税込):10年とは、まるで別の値段や
  • ❌買えるのはECサイトだけ:店頭には並ばへん。数量限定で、予定の数に達したら予約の受付が終わる場合もある
  • ❌オロロソ樽の期間や本数は出てへん:造りの細かい数字まで知りたい人には、物足りんかも

🗣️ マッサンの一言

値段は気軽やないけど、ラフロイグ好きの仲間と10年を並べて飲み比べたら、ええ時間になると思うで。「SELECTED WITHOUT NOTES」の1本やから、感想がバラバラに出るのも楽しいはずや。

ラフロイグ10年と比べてみる

定番のラフロイグ10年と並べると、ちがいはこうなるで。

ラフロイグ10年 14年 WILLEM DAFOE
熟成年数 10年 14年
樽 バーボン樽 アメリカンオークの樽で熟成 → オロロソ・シェリー樽でフィニッシュ
アルコール度数 43%(日本の正規品) 53.7%
内容量 750ml 700ml
値段 実勢5,800〜6,400円くらい 22,750円(税込)
売り場 全国の酒販店・通販 ECサイトだけ・数量限定

10年の煙を知っとる人ほど、14年のちがいを楽しめるはずや。

おすすめの飲み方

ワイなら、まずはストレート。ラフロイグも、この14年はストレートがいちばんとすすめとる。花と焦がしキャラメルの香りが、煙の前にどこまで出てくるかを見ておきたい。

次に、水を数滴ずつ足す加水。53.7%あるから、水で香りが開いていくのを確かめたいわ。

ハイボールは、ストレートと加水で香りを覚えてからでも遅くないで。

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品揃え豊富な専門店なら、レア銘柄や限定品も見つかりやすいで。価格を比べる時の選択肢に入れてみてな。
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📰 当サイトのガイド記事:ウイスキーを安く買う方法|5大通販ショップの賢い選び方

まとめ|デフォーが選んだ、オロロソ仕上げのラフロイグ14年

「ラフロイグ 14年 WILLEM DAFOE」は、2026年11月4日発売。14年熟成のシングルモルトをオロロソ・シェリー樽で仕上げた、53.7%・700mlの限定品や。値段は22,750円(税込)で、ECサイトだけで売られる。

いちばんの特徴は、中身を選んだのがデフォー本人やということ。ラフロイグが約20の試作から絞った6つの見本の中からオロロソを選んで、後熟の途中も飲んで確かめとる。

🗣️ マッサンの一言

ワイをウイスキー沼に連れてきたんは、ラフロイグ10年やった。その蒸溜所が、名優と一緒に選んだ14年。飲んだとき自分が何を思い出すか、そこまで楽しめる1本やと思うで。

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デフォーが選んだ、オロロソ仕上げの14年

よくある質問

Q. 海外の「Willem by Willem」と同じもの?
A. 同じや。海外では2026年4月に「Willem by Willem」の名前で発表されて、英国では5月から売られとる。日本での名前が「ラフロイグ 14年 WILLEM DAFOE」やで。

Q. どこで買える?
A. ECサイト限定で、予約先はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング。全国の酒販店や量販店の店頭では扱わへん。

Q. オロロソ樽に入れとった期間や、本数は?
A. どっちも公表されてへん。

公式情報・参考リンク

📰 ラフロイグ・サントリーの公式サイト・プレスリリースほか

※アイキャッチと記事内の画像の出典:PR TIMES(サントリー株式会社)
※価格・スペック・発売情報は本記事執筆時点のもの。
最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

📖 この記事に出てきた用語(タップで辞典へ)

分からん言葉があったら、ここから用語辞典でサクッと確認してな。

ピート/ピーテッド…泥炭(ピート)で麦芽を燻して付ける、焚き火や正露丸みたいなスモーキーな香りのことや。

ノンチルフィルタード…冷やして白濁のもとになる成分を濾す工程をあえてせん造り。その成分が残りやすいから、冷やしたり加水したりすると白う濁ることがある。傷んだんやないで。味に厚みが出るともよう言われとる。

シェリー樽…スペインの酒精強化ワイン「シェリー」を熟成させた樽や、ウイスキー用にシェリーで風味づけ(シーズニング)した樽。中身のシェリーの種類で味の向きが変わるんや。

オロロソ(シェリー樽)…酸化熟成でつくる辛口のシェリー。この樽で寝かせたウイスキーに、ドライフルーツ・ナッツ・黒糖みたいなコクのある風味が移るで。

オーク…ウイスキー熟成の主要樽材。アメリカン(甘いお菓子系)/ヨーロピアン・スパニッシュ(濃厚ドライフルーツ系)/ミズナラ(和のお香系)/フレンチ(上品スパイス系)などの樽材で香味の方向性が決まる。

アメリカンオーク…バーボン樽の主役(Quercus alba)。バニリンとラクトンが豊富で、バニラ・ココナッツ・キャラメル系の甘い樽香を生む。世界のウイスキーの主力熟成樽やで。

フィニッシュ(追熟)…熟成の仕上げに、別の樽へ移して短期間寝かせること。最後にその樽の風味を上乗せする技や。

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