【トキノカ 刻の香 #002 レビュー】梅酒の空樽が生む和果実の甘さ|1,628円の実飲評価

江井ヶ嶋酒造のブレンデッドウイスキー「TOKINOKA 刻の香 #002 JAPANESE ORCHARD」500mlボトルの実物写真 ジャパニーズウイスキー

リカマンの棚で、緑から金色へ流れるラベルに足が止まった。TOKINOKA 刻の香 #002 JAPANESE ORCHARD——テーマは「日本の果樹園」やて。果樹園て。そんなん書かれたら、桃や洋梨が列を作って出てくるような、爽やかな一本を想像するやんか。

ほんで実際に開けてみたら、想像とちょっとちゃう景色が出てきた。フルーティなんは合うとる。けどその奥から、もう一段どっしりしたコクが出てくる。ワイはそこで「あれ、これ梅酒に似てへんか?」と手が止まったんや。

ほんで調べてみたら、これがワイの気のせいやなかった。ほんまに梅酒の空樽で熟成させたウイスキーやったんや。ワイの舌、今日は珍しく先に答えを当ててきたらしい。

爽やかな果樹園だけを期待して買うと、ちょっと驚く。けど税込1,628円でここまで味に二段構えがあるなら、話は別やろ。この記事では香りも味わいも、梅酒樽が生むコクも、向いとる飲み方も、ぜんぶ書いていくで。

トキノカ 刻の香 #002 JAPANESE ORCHARDのボトル

TOKINOKA 刻の香 #002 JAPANESE ORCHARD(500ml/40%)

参考価格:税込1,628円(1,480円+税)

※ワイがリカマン実店舗で買うた時の値段や。これリカーマウンテン限定販売やから、ほかの店やネット通販では基本的に並ばへん。下のボタンは、シリーズ他作や江井ヶ嶋の他ボトルを探す用やと思てな。

【結論】こんな人におすすめ

  • 果実の甘さがしっかりしたウイスキーが好きな人
  • 甘い酒が好きで、梅酒からウイスキーに寄ってきたという人
  • 1,000円台で「知らん味」に出会いたい
  • 500mlやから、気軽に一本試してみたい

🙅 逆に、こういう人は合わへんかも:キリッと軽い、爽やかフルーティ一直線を求めとる人。この子は途中から急に濃いのが出てくるタイプや。あと、シェリー樽のレーズン感みたいな「洋の甘さ」を期待すると、方向がちゃうと感じるはずやで。

トキノカ 刻の香 #002 ってどんなウイスキー?

造っとるんは兵庫県明石市の江井ヶ嶋酒造。「あかし」「ホワイトオーク」で知られる、100年以上の歴史を持つ蔵や。ウイスキーの製造免許を取ったんが大正8年=1919年やから、これはもう相当に古い。

項目内容
商品名TOKINOKA 刻の香 #002 JAPANESE ORCHARD
種別ブレンデッドウイスキー
製造者江井ヶ嶋酒造株式会社(兵庫県明石市大久保町西島919)
原材料モルト、グレーン
原料原産地名英国製造(グレーンウイスキー)
アルコール度数40%
内容量500ml
熟成年数ノンエイジ(年数表記なし)
使用樽梅酒の空樽で熟成(リカーマウンテン店舗公式Xより
※後述)
登場時期2026年7月(販売店が「第二弾が新登場」と告知)
販売リカーマウンテン限定販売(江井ヶ嶋酒造 公式Xより)
参考価格税込1,628円(1,480円+税・リカマン実店舗)

「#002」ってことは、#001があるんやで

この刻の香、番号が振られたシリーズものや。第一弾の#001「LEGACY BLEND」のテーマは、なんと「海」。「日本で最も海に近い蒸溜所」という江井ヶ嶋の立地を活かして、海風を浴びて熟成した原酒に、ヘビリーピーテッド原酒を15%ブレンドしたもんやった。塩気を思わせるスモーキーさが出るという説明やな。

そして第二弾の#002が「日本の果樹園」海 → 果樹園。ちゃんと風景が対になっとるわけや。1本ずつ日本のどっかの景色を切り取っていくシリーズやと思うと、なんか旅みたいでええやん。#003が何になるんか、勝手にワクワクしてもうてる。

ちなみに#001と#002は、どっちも500ml・40%・税込1,628円で揃えられとる

テイスティングノート

青いボックスが公式、オレンジがワイの感想や。

公式は香り・味わい・余韻に分けたノートを出してへん。青いボックスは、実物の裏ラベルの文から、その項目に当たる部分を抜いたもんや。

👃 香り

📕 公式テイスティング(裏ラベル記載文より)

裏ラベルに香りを説明した一文は無い。書かれとるんは「濃密な甘み」と「可憐な花々を連想させる華やかな余韻」——味わいと余韻の話だけやねん。せやからここは、ワイの鼻が感じたままを書くで。

🗣️ マッサンの感想

グラスに注いだ瞬間は、ほんまに素直な果物や。桃とか洋梨みたいな、みずみずしい方向。ここまでは「果樹園」というテーマそのままやな。
ただな、鼻を近づけていくと様子が変わる。奥にもう一段、濃い甘い匂いが座っとる。ジャムになる一歩手前くらいの、煮詰まった甘さや。
この時点でもう「ただの爽やか系ちゃうな」と気づかされるで。

👅 味わい

📕 公式テイスティング(裏ラベル記載文より)

濃密な甘み」「和の果実が持つ繊細かつ力強いエッセンスを樽から引き出し、ウイスキー本来のモルト感と美しく調和させました。」

🗣️ マッサンの感想

一口目は「お、フルーティやん」で素直に嬉しい。ほんまの見せ場は、そのあとや。
桃や洋梨が案内役をしとったはずやのに、飲み込む手前で梅酒樽が「ここからワイです」と前へ出てくる。とろっと丸い甘さが持ち上がって、味の景色が一段濃くなるんや。夏に氷入れて飲むあれの、あの濃いとこな。
正直に言うと、ワイ個人の好みは「フルーティ単体で走り切ってくれる方」やった。爽やかな入りが気に入っただけに、途中で味の担当者が交代した感じがしてもうてな。ここは完全に好みの話やと思うで。

🏁 余韻

📕 公式テイスティング(裏ラベル記載文より)

「可憐な花々を連想させる華やかな余韻。」

🗣️ マッサンの感想

甘さが最後まで席を立たへんタイプや。長さそのものは中くらいやけど、消え際まで熟した果実と、梅酒樽の丸いコクが残る。
40%やから喉の刺激は穏やかで、そこは飲みやすい。甘い余韻が好きな人には、この残り方がごちそうになるはずや。

🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)

ラベルの「JAPANESE ORCHARD」を見た時、ワイは完全に爽やか系を想像しとった。ほんで飲んだら、果樹園は果樹園でも夏の終わりの、実が熟れきった果樹園やった。この裏切られ方、嫌いやないで。
ええか悪いかで言うたら、値段を知る前と後で評価が変わるタイプの一本や。詳しくは下で書くけどな。

【答え合わせ】梅酒みたいなコクの正体は、ほんまに梅酒の空樽やった

ここがこの記事でいちばん書きたかったとこや。一口飲んだ時にワイが思い出したんは梅酒やった。桃や洋梨みたいな入り口の奥から、とろっと濃い甘さが前へ出てくる。ラベルに梅の字はどこにも無いのに、グラスの中では「ワイ、ここにおりますけど?」みたいな顔をしとるんや。


まず裏ラベルには、こう書いてある。

和の果実が持つ繊細かつ力強いエッセンスを樽から引き出し、ウイスキー本来のモルト感と美しく調和させました。

(トキノカ 刻の香 #002 裏ラベル記載文より引用)

「和の果実」のエッセンスを「樽から」引き出した——て書いてある。ただ、何の樽かまでは書いてへん


その正体を出しとったんが、コラボ相手のリカーマウンテンやった。店舗の公式Xの発売告知に、こう出とる。

昨年大好評だった江井ヶ島蒸留所とリカーマウンテンのコラボウイスキー「刻の香」の第2弾が新登場!

梅酒の空樽で熟成したフルーティタイプになっております!

◎刻の香 -TOKINOKA- JAPANESE ORCHARD
 量り売り(10ml)200円(税込)
 500ml 1,480円(税込1,628円)

リカーマウンテン SHINJUKU TOKYO 公式X・2026年7月7日の投稿より引用)

梅酒の空樽で熟成。ワイが感じたコクの正体、当たっとったわけや。裏ラベルの言う「和の果実」も、これで腑に落ちる。勝手に表彰式が始まるほどやないけど、答え合わせで丸をもろた気分やな。


ちなみにXでも「梅酒に感じる、ちょっと渋みのある酸味がある」という感想が上がっとった。梅酒を思い出したんは、どうやらワイだけやなかったみたいやで。

🔰 ここ、初心者がいちばん誤解するとこや:「梅酒樽」て聞くと、梅酒をウイスキーに混ぜたみたいに思うやろ? ちゃうねん。
梅酒を出したあとの空っぽの樽にウイスキーを入れて寝かせる、という造りや。樽の木に染み込んで残っとる甘酸っぱい香味を、ウイスキーの方が受け取る。混ぜとるんやのうて、樽越しに移っとるわけやな。

⚖️ ただし、分かっとるのはここまでや

この「梅酒の空樽で熟成」を書いとるんは、共同企画元であるリカーマウンテンの店舗公式Xや。ほんで造り手の江井ヶ嶋酒造やけど、#002そのものには公式Xで触れとる——「リカーマウンテンさん限定販売商品です」とな。ただ、梅酒の空樽についての説明は、そこにも公式サイトにも見当たらへん(2026年7月時点でワイが確認した範囲やで)。

ほんで、この投稿が使うとる言葉は「熟成」であって「フィニッシュ」やない。最後の仕上げだけ梅酒樽を使うたんか、それとも全期間なんかは確認でけへん。せやからこの記事では「梅酒樽フィニッシュ」とは書かへんで。

さらに、どのくらいの期間寝かせたんか、樽の大きさや元の梅酒の種類、ベースの原酒の比率——このへんは何も公開されてへん。
答えは出た。けど設計図までは見せてくれへん一本や。そこから先は、グラスの中で確かめるしかないな🥃

🧐 へぇ〜! ボトル豆知識(タップで開く)

① 「TOKINOKA」は、実は海外では前からある名前や
この#001・#002の番号シリーズが初登場やと思うやん? ちゃうねん。TOKINOKAは江井ヶ嶋が海外向けに出しとるブレンデッドのブランド名で、ヨーロッパやオーストラリアでは「Tokinoka」「Tokinoka Black(50%)」「Tokinoka Black Sherry Finish(50%)」あたりが並んどる。日本酒の空樽で仕上げた「Tokinoka Black Sake Cask Finish」なんちゅう限定品まであってな。
日本で見かけへんだけで、海の向こうでは先輩やったわけやな。

② 免許を取ったんは1919年。山崎の着工より4年早い
江井ヶ嶋酒造がウイスキー製造免許を取得したんが大正8年=1919年。山崎蒸溜所の着工が1923年やから、その4年前や。同じ年に蒸留工場が建って、ホワイトオークウイスキーも出しとる。
ただし「日本で一番古い」とは言い切れへん。サントリーが免許取得の年を公表してへんからな。公式に確認できる免許取得年としては国内最古の部類——これが正確なとこや。

③ 今の蒸溜所の建物は1984年生まれ
歴史は1919年からやけど、現在稼働しとる蒸溜所の建物が建ったんは昭和59年=1984年。「1919年からずっと同じ建物」やないところは、豆知識として押さえとくとええで。

飲んで分かった、良かったところと気になったところ

✅ メリット

  • この値段でこの密度:税込1,628円で、ここまで甘みの層が分かれとるブレンデッドはそうそう無い。値段を知った瞬間に評価が一段上がるタイプや
  • テーマが本当に味に出とる:「日本の果樹園」を掲げて、果実の甘さがちゃんと正面から出てくる。看板に偽りなしや
  • 40%で当たりが柔らかい:濃い味やのにアルコールの角が立ってへん。甘い酒から来た人でもすっと入れる
  • 500mlという丁度ええサイズ:個性のある企画品でも気軽に一本試せるし、飲み比べ用に置いとくにも丁度ええ量や
  • シリーズを追う楽しみ:#001は海、#002は果樹園。次はどこの景色や? と待てる一本や

❌ デメリット

  • コクの出方で好みが割れる:ワイ自身、フルーティ単体で走ってくれる方が好きやった。爽やか一直線を期待して買うと、途中で「あれ?」となる可能性はある
  • 詳しい設計までは分からん:梅酒の空樽を使うたことは分かった。けど熟成期間も、後熟だけなんか全期間なんかも非公開。メーカー公式サイトには商品ページすら無い
  • ネット通販でほぼ買えん:Amazon・楽天・Yahoo!、JANコードで探しても#002は出てこんかった。実店舗が主戦場や
  • ジャパニーズウイスキーの表示基準には合致してへん:グレーン原酒が英国製造やからな。これは下でちゃんと説明するで

🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)

この一本な、ワイは先に飲んで、あとから答えを知ったんや。ネットで答えを読んでから飲むんが当たり前になった時代に、この順番はなかなか味わえへん。
「梅酒っぽいな」と首をひねって、調べたら「梅酒の空樽」。自分の舌が先に着いとったと分かった時の嬉しさ、これは値段では買えんやつや。
みんなも先に一口いってから、答え合わせしてみてほしいわ。

江井ヶ嶋のほかのボトルと比べてみた

ここで並べる江井ヶ嶋のボトルはぜんぶ500mlやから、値段をそのまま横に比べられるで。

※江井ヶ嶋には700mlや1800mlのボトルもあるで。容量がちゃう商品と比べる時は、1mlあたりで見比べてな。

銘柄(500ml)度数参考価格味の方向
刻の香 #002(本記事)40%税込1,628円果実の甘さ+奥に濃いコク
刻の香 #001 LEGACY BLEND40%税込1,628円海・塩気を思わせるスモーキー
あかし レッド40%約800〜900円軽快・毎日の普及版
地ウイスキー あかし40%約1,100〜1,200円穏やかな樽感の入門枠
あかし シェリーカスク46%約1,750〜2,200円レーズン系の洋の甘さ
あかし ピュアモルト43%税込2,970円モルト100%の香ばしさ

※価格は2026年7月時点の当サイト調べ。刻の香の2本はワイの実購入額(#002)と流通価格(#001)や。

こう並べると位置づけがはっきりするな。刻の香は「毎日の一杯」やのうて「今日はちょっと変わったやつ」の枠や。同じ甘い系でも、シェリーカスクがレーズンみたいな洋の甘さなら、#002は和の果実の甘さ。似とるようで、行き先がまるでちゃう。

おすすめの飲み方

まずはストレートで、常温のまま。この子は温度が下がると、せっかくの果実の甘さが縮こまってまう。最初の一杯はグラスに注いで、ちょっと置いてからいくんがええで。奥のコクが顔を出す瞬間が分かりやすい。

ハイボールは、かなり強めの炭酸でいくのがおすすめ。甘さがしっかりしとるから、弱い炭酸やと甘さが勝ってぼやける。ワイは炭酸強めで割ったら、コクが後ろに下がって入り口の果実感が主役に戻った。「フルーティ単体の方が好き」派のワイには、正直こっちの方が好みやったわ。

ロックは……甘さが締まる代わりに、香りの華やかさも一緒に静かになる。せっかく「果樹園」がテーマなんやから、香りが元気なうちに楽しんだ方がええと思うで。氷を入れるなら、大きめのを一個だけにしとこか。

💰 刻の香シリーズの最安値をチェック

※#002はリカーマウンテン限定販売やから、ネット通販には基本並ばへん。シリーズ他作や江井ヶ嶋の他ボトルが出てくることがあるで。

どこで買える?

入手先状況
リカマン(実店舗)◎ ワイはここで買うた。1,480円+税=税込1,628円。そもそもリカーマウンテン限定販売の商品や——江井ヶ嶋酒造の公式Xがそう案内しとる。ほかを探すより、まずここやな。
しかも店舗によっては量り売りがある。新宿の店の告知には10mlで200円(税込)と出とった。いきなり1本いくんが不安なら、まず200円で味見してみるんもアリやで
Amazon・楽天・Yahoo!× リカマン限定販売やから、基本的にはここには並ばへん。実際2026年7月時点で#002の出品はゼロやった(JANコードで探しても0件)
江井ヶ嶋酒造の公式通販× 刻の香シリーズの掲載なし(2026年7月時点)

※公式Xが言うとるんは「限定販売」=売る店が限られとるということで、「数量限定」「売り切れ次第終了」とはどこにも書かれてへん。ただ店舗ごとに在庫は変わるはずやから、見つからん時は最寄りの店に聞いてみてな。

🥃 ウイスキー専門店でも探す

品揃え豊富な専門店なら、レア銘柄や限定品も見つかりやすいで。価格を比べる時の選択肢に入れてみてな。
武川蒸留酒販売(山梨の洋酒専門店・品数豊富でコスパ◎)
MALKS(モルクス)(ベルーナ運営・希少/限定ボトルに強い)

📰 当サイトのガイド記事:ウイスキーを安く買う方法|5大通販ショップの賢い選び方(武川・MALKS・Amazon・楽天・Yahoo!の徹底比較)

まとめ|1,628円で、果樹園の奥に梅酒樽がおった

結論から言うわ。ワイ個人の好みで言うたら、フルーティ単体で走り切ってくれる方が好きやった。入り口の果実感がええだけに、途中から出てくるあの濃いコクは、ワイにはちょっと重かった。

ほんでも、値段を知った瞬間に評価がひっくり返る。税込1,628円やで。果樹園を散歩しとったはずが、途中で梅酒の仕込み蔵に案内される——この二段構えが1,000円台で味わえるんやから、面白い買いもんやと思う。

爽やかな果実感だけで終わらせんと、奥に濃い甘さまで持たせた一本や。そこを面白いと感じるか、ちょっと重いと感じるかで評価が分かれると思う。甘い酒や梅酒が好きな人には、これはむしろ真ん中ど真ん中やで。

ほんで飲んだあとに「この甘さ、どこから来たんや?」と考えさせてくれる。家飲みの夜が、ちょっとだけ面白くなる一本やで。

🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)

この一本、メーカーの公式サイトにも載ってへんし、通販にもまだ並んでへん。梅酒樽の話は、手元のボトルと店の告知1本をたどって書いた。こういう答え合わせは、書いとって妙に楽しかったわ。
#001が海で、#002が果樹園。次はどこの景色を持ってくるんやろな。#003が出たら、ワイはたぶんまた棚の前で立ち止まると思うで。

🥃 トキノカ 刻の香を手に入れる

日本の果樹園を、1,628円で。まずはリカマンの棚をのぞいてみてな

よくある質問

Q. これって「ジャパニーズウイスキー」なん?

A. 日本でブレンドして瓶詰めされたウイスキーやけど、業界の表示基準には合致してへん。ここ、ややこしいから丁寧に説明するで。

日本洋酒酒造組合が2021年2月12日に制定した「ウイスキーにおけるジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」(施行は2021年4月1日)では、こう決められとる。

糖化、発酵、蒸留は、日本国内の蒸留所で行うこと
(同基準 第5条「製造」より)

この#002は原料原産地名に「英国製造(グレーンウイスキー)」と書かれとる。つまりグレーン原酒は英国で蒸留されたもんを輸入しとるわけで、この条文に真正面から当たる。せやから基準上は「ジャパニーズウイスキー」を名乗れる商品やない。ラベルにも名乗ってへんしな。

⚠️ よくある勘違い:「原料が輸入やから非合致」やない。
基準が国産を求めとるんは水だけや。麦芽はどこの国のもんでもええ(山崎も白州も輸入麦芽を使うとる)。
非合致になるんは「蒸留を終えた原酒」を輸入して混ぜた場合やで。

ちなみに江井ヶ嶋酒造は、この基準を作った日本洋酒酒造組合に加盟しとって、公式サイトで「基準を遵守する」と明言しとる。基準を守っとるからこそ、名乗らずに正直な表示をしとるわけやな。「非合致=悪い酒」やないで。むしろこの造りやからこそ、1,628円という値段が成り立っとる面もある。

Q. やっぱり梅酒の樽なん?

A. そうやで。この商品を江井ヶ島蒸留所と一緒に企画したリカーマウンテンが、店舗の公式Xで「梅酒の空樽で熟成したフルーティタイプ」と案内しとる。ワイが飲んで感じた梅酒っぽさは、ただの連想やのうて造りにつながっとったわけや。


ただし梅酒そのものを混ぜたウイスキーやないで。梅酒を出したあとの空樽でウイスキーを寝かせて、樽に残った香味を受け取っとるんや。


ただ造り手の江井ヶ嶋酒造は、梅酒の空樽については触れてへん。熟成期間も、後熟だけに使うたんかどうかも分かってへん。

Q. #001と#002、どっちから飲むべき?

A. 好みで真っ二つに分かれるで。#001「LEGACY BLEND」はヘビリーピーテッド原酒を15%入れたスモーキー方向、#002は果実の甘さ方向。ピートが平気な人は#001、甘い酒が好きな人は#002からどうぞ。同じシリーズでこれだけ振り幅があるんが、この企画の面白いとこやな。

公式情報・参考リンク

📰 江井ヶ嶋酒造 公式サイト・関連資料

※本記事のスペック・裏ラベル引用は、筆者が購入した実物ボトルの記載に基づく(2026年7月確認)。
※価格・流通状況は執筆時点のもの。最新情報は必ず各販売元でご確認ください。

📖 この記事に出てきた用語(タップで辞典へ)

分からん言葉があったら、ここから用語辞典でサクッと確認してな。

ピート/ピーテッド…泥炭(ピート)で麦芽を燻して付ける、焚き火や正露丸みたいなスモーキーな香りのことや。

シェリー樽…スペインの酒精強化ワイン「シェリー」を熟成させた樽や、ウイスキー用にシェリーで風味づけ(シーズニング)した樽。中身のシェリーの種類で味の向きが変わるで。

オーク…ウイスキー熟成の主要樽材。アメリカン(甘いお菓子系)/ヨーロピアン・スパニッシュ(濃厚ドライフルーツ系)/ミズナラ(和のお香系)/フレンチ(上品スパイス系)などの樽材で香味の方向性が決まるで。

アメリカンオーク…バーボン樽の主役(Quercus alba)。バニリンとラクトンが豊富で、バニラ・ココナッツ・キャラメル系の甘い樽香を生む。世界のウイスキーの主力熟成樽やで。

フィニッシュ(追熟)…熟成の仕上げに、別の樽へ移して短期間寝かせること。最後にその樽の風味を上乗せする技や。

NAS(ノンエイジ)…熟成年数をラベルに書いてへんウイスキーのこと。年数のちがう原酒を組み合わせることもあるけど、NASっちゅう言葉だけでは中身の年数までは分からへんで。

ブレンデッドモルト…複数の蒸溜所のモルト原酒だけを混ぜたウイスキー。グレーンは入れへんのがポイントや。

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