グラスゴーの北にあるグレンゴイン蒸溜所から、北海道産のミズナラ樽で6年育てた16年ものが日本に来るで。その名も「グレンゴイン シングルモルト ミズナラオーク16年」。
シェリー樽とリフィル樽(※1)で10年育てた原酒を、ミズナラの新樽(※2)に移して、さらに6年。バニラとトフィーの甘さに、白檀やお香の香りが重なる1本や。
度数は53.4%で、ISC 2025(※3)では最高賞のトロフィーを取っとる。2026年11月25日に全国で数量限定の発売で、店頭想定価格は60,500円(税込)。
(※1)リフィル樽=ウイスキーの熟成に使うた樽を、また使うもの。木の香りが比較的おだやかに出る。くわしくはリフィルの用語記事へ
(※2)新樽=まだ一度もお酒を入れてへん、新しい木の樽。木そのものの香りがしっかり移る
(※3)ISC=インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ。イギリスで毎年開かれる、世界的な酒の品評会
グレンゴイン シングルモルト ミズナラオーク16年(700ml・53.4%)
店頭想定価格:60,500円(税込)
2026年11月25日発売。全国・数量限定。
【結論】こんな人におすすめ
- ✅ミズナラ樽の、白檀やお香みたいな香りが好きな人
- ✅ピートの煙より、フルーティーでなめらかなシングルモルトが好きな人
- ✅特別な日の1本や、ウイスキー好きへの贈り物を探しとる人
- ✅バーで、ちょっと珍しい1杯に出会いたい人
グレンゴイン ミズナラオーク16年の基本情報
| 商品名 | グレンゴイン シングルモルト ミズナラオーク16年(Glengoyne Mizunara Oak) |
| 蒸溜所 | グレンゴイン蒸溜所(スコットランド・ハイランド) |
| タイプ | ハイランド シングルモルト スコッチウイスキー |
| 熟成年数 | 16年 |
| 樽 | ファーストフィル(※1)のシェリー樽とリフィル樽で10年 → ミズナラの新樽で6年 |
| アルコール度数 | 53.4% |
| 内容量 | 700ml |
| 本数 | 世界で3,195本(日本に入る本数は発表なし) |
| 受賞 | ISC 2025 トロフィー・ダブルゴールド |
| 店頭想定価格 | 60,500円(税込) |
| 発売日 | 2026年11月25日(全国・数量限定) |
| 所有会社 | イアン・マクロード・ディスティラーズ |
| 日本の販売元 | アサヒビール |
(※1)ファーストフィル=シェリーやバーボンを入れたあと、ウイスキーを詰めるのが1回目の樽。前に入っとったお酒の香りが強く出る。くわしくはファーストフィルの用語記事へ
グレンゴインってどんな蒸溜所?|1833年から、ゆっくり造る
グレンゴイン蒸溜所は1833年の創業。グラスゴーから北へ約22km、ダムゴイン・ヒルのふもとにある。ハイランド(※1)とローランドの境目に建つ、ハイランドの蒸溜所や。
グレンゴインの合言葉は「1833年から、ゆっくりと」(UNHURRIED SINCE 1833)。どの工程にも、要るだけの時間をかけて造るんや。造りのこだわりは、この3つ。
麦芽は、風だけで乾かす
ピート(泥炭)を焚いて乾かさへんから、煙の香りがつかへん。ノンピートの造りで、原酒そのものの香りがまっすぐ出る。
蒸留は、スコットランドでいちばんゆっくり
蒸留にかける時間が、スコッチでいちばん長い。そのぶん蒸気が銅のスチル(蒸留器)に長く触れて、甘くてフルーティーな香りの原酒になるんや。
樽の準備に、6年かける
樽は、ヨーロピアンオークとアメリカンオークで特注したもの。ウイスキーを詰められるようになるまで、6年かけて準備する。色づけはせえへんから、ウイスキーの色は樽から出た自然な色や。
日本では、アサヒビールが2002年からグレンゴインを扱っとる。定番として売っとるのは10年と21年や。
(※1)ハイランド=スコットランドの北側の、いちばん広い産地。くわしくはハイランドの用語記事へ
シェリー樽で10年、ミズナラの新樽で6年|オークマスターズの3本目
ミズナラオーク16年は、「オークマスターズ シリーズ」の3本目。世界の名だたるオーク(樽にする木)を、1種類ずつ主役にするシリーズや。
前の2本は「ホワイトオーク」と「ホワイトオーク24年」。どっちも、アメリカのホワイトオークの樽(バーボン樽と新樽)で熟成した2本やった。
その次に選ばれたのが、日本のミズナラ。ブランドディレクターのケイティ・マガーリッジは、「グレンゴインのエレガントでフルーティーな個性を引き立てる樽を、世界中で探した」と話しとる。
造り方は2段階。まずファーストフィルのシェリー樽とリフィル樽で10年。そのあと北海道産のミズナラの新樽に移して、さらに6年寝かせた。
熟成の仕上げに別の樽へ移すフィニッシュ(※1)はよう見かける。でも、ミズナラ樽で6年も育てるんは、かなり長い部類や。
ミズナラは、木に水分が多くて、硬くて節も多い。樽にするのがえらい難しい木として知られとる。それでも使われるのは、白檀やお香を思わせる、ミズナラならではの香りがあるからや。
(※1)フィニッシュ(追熟)=熟成した原酒を別の樽へ移して、風味を重ねる造り方。くわしくはフィニッシュの用語記事へ
妄想テイスティング
👃 香り
📕 公式テイスティング
柔らかなバニラと甘いトフィーに、白檀と、ほのかな日本のお香が重なる。
🗣️ マッサンの妄想
ノンピートのグレンゴインやから、最初はバニラとトフィーの甘さがすっと来そうや。グラスを回すうちに、白檀やお香の落ち着いた香りが、奥からじわっと出てくるんちゃうかな。
👅 味わい
📕 公式テイスティング
温かみのあるスパイス、ココナッツ、みずみずしい青リンゴ、そしてほんのりリコリス(※1)。
🗣️ マッサンの妄想
53.4%の力強さと一緒に、温かいスパイスがぐっと広がると思うねんな。そのあとにココナッツの甘さと、青リンゴのみずみずしさ。シェリー樽とリフィル樽の10年が、甘さに厚みを足してくれそうや。最後にリコリスがほんのり顔を出して、甘いだけで終わらせへん気がする。
🏁 余韻
📕 公式テイスティング
長く、贅沢で、フローラル。春風に舞う桜の花を思わせる。
🗣️ マッサンの妄想
グレンゴインが桜まで持ち出すくらいやから、花の香りはかなり長く続くんちゃうかな。最後は白檀の静かな香りが残って、ひと口ごとに余韻を追いかけたくなりそうや。
(※1)リコリス=甘草(かんぞう)。ほんのり甘くて、少しクセのある薬草のような香り
🗣️ マッサンの一言
白檀にお香、余韻には桜の花。スコットランドで造った原酒やのに、並んどる香りはどれも日本を思わせるもんばっかりや。北海道のミズナラの樽で6年寝かせたからこそ、なんやろな。60,500円の1本でも、妄想するのはタダ。桜の季節はまだ先やけど、テイスティングノートを読むだけで春が来た気分や。
🧐 へぇ〜! ボトル豆知識(タップで開く)
① 名前の意味は「ガチョウの谷」
毎年冬になると、蒸溜所の裏の丘は、渡り鳥のガチョウの群れの目印になる。そこから、ゲール語で「ガチョウの谷」を意味する「グレン・グイン」と呼ばれるようになったんや。ミズナラオーク16年の箱の水墨画にも、鳥が1羽飛んどる。ガチョウの谷の蒸溜所の箱やから、あれもきっとガチョウやろな。
② 始まりは、丘の上の密造酒
いまの蒸溜所の裏にある、木々に覆われた丘。昔そこでは、コネル家が隠れた滝の水を使うて、こっそりウイスキーを造っとった。蒸溜所になったいまも、同じ丘の水を使うとるんやで。
メリット・デメリット
✅ メリット
- ✅ミズナラの新樽で6年:仕上げの樽で6年は、かなり長い部類。北海道産のミズナラの香りを、じっくりまとった16年
- ✅ISC 2025でトロフィー:ダブルゴールドに続いて、最高賞のトロフィーも取った1本
- ✅53.4%で瓶詰め:水を数滴ずつ足して、香りが変わっていくのを楽しめる
- ✅バーで出会える:日本では全国で数量限定の発売。アサヒビールはオーセンティックバーやホテルバーを中心に展開する
❌ デメリット
- ❌店頭想定価格は60,500円:ふだん飲みの1本やのうて、特別な日のための1本になる値段
- ❌数量限定:世界で3,195本。日本に入る本数は発表されてへん
- ❌ピートの煙は無い:ノンピートのグレンゴイン。スモーキーな1本を探しとる人には向かへん
🗣️ マッサンの一言
60,500円は気軽に出せる値段やないけど、16年のうち6年をミズナラの新樽で過ごした、世界3,195本の1本や。特別な日のための1本として、うなずける値段やと思う。ウイスキー好きへの贈り物にしたら、「え、ミズナラのグレンゴインやん!」って、相手の声が裏返りそうや。
ミズナラ樽のスコッチと比べると
ミズナラ樽を使うたスコッチは、ブレンデッドにもある。その2本と並べてみよか。
| 項目 | ミズナラオーク16年 | シーバスリーガル ミズナラ 12年 | デュワーズ12年 ミズナラ |
|---|---|---|---|
| 種類 | シングルモルト(ハイランド) | ブレンデッド | ブレンデッド |
| 熟成年数 | 16年 | 12年 | 12年 |
| 度数 | 53.4% | 40% | 40% |
| ミズナラの使い方 | シェリー樽とリフィル樽で10年 → ミズナラの新樽で6年 | ブレンドの一部を、ミズナラ樽でフィニッシュ | ブレンドしたあと、全部をミズナラ樽でフィニッシュ |
ミズナラ樽の香りを気軽に試すなら、ブレンデッドの2本。ミズナラの新樽で6年じっくり育てたシングルモルトを味わうなら、この16年や。
おすすめの飲み方
まずは常温のストレートで。53.4%のまま、白檀やお香の香りがどう立つかを確かめたい。
次は、水を数滴ずつ足す加水(※1)。度数が下がると、閉じとった香りが開いてくる。水を足すたびに香りがどう変わるかを追いかけるのが、この1本のいちばんの楽しみ方やと思う。
(※1)加水=ウイスキーに少しずつ水を足して飲むこと。香りがひらいて、感じ方が変わる。くわしくは加水の用語記事へ
💰 グレンゴイン 10年の最安値をチェック
ミズナラオーク16年は11月25日発売。グレンゴインのふだんの味なら、定番の10年でいつでも探せるで。
🥃 ウイスキー専門店でも探す
品揃え豊富な専門店なら、レア銘柄や限定品も見つかりやすいで。価格を比べる時の選択肢に入れてみてな。
▶ 武川蒸留酒販売(山梨の洋酒専門店・品数豊富でコスパ◎)
▶ MALKS(モルクス)(ベルーナ運営・希少/限定ボトルに強い)
📰 当サイトのガイド記事:ウイスキーを安く買う方法|5大通販ショップの賢い選び方
まとめ|北海道のミズナラで6年、和の香りをまとったハイランド
グレンゴイン ミズナラオーク16年は、シェリー樽とリフィル樽で10年、北海道産のミズナラの新樽で6年寝かせた、53.4%のシングルモルト。世界で3,195本の限定で、日本では2026年11月25日に発売される。
急がへん造りのグレンゴインが、さらに6年待って仕上げた1本。バニラとトフィーの甘さに白檀とお香、最後に桜の花。どんな順番で香りがほどけていくんか、気になってしゃあない。
🗣️ マッサンの一言
北海道で育ったミズナラが海を渡って、スコットランドの原酒を6年育てて、今度は日本へ帰ってくる。なんや里帰りみたいな話やな。急がへん蒸溜所の1本やから、こっちも急がんと、家でゆっくり1杯ずつ味わう夜を妄想しとるで。
よくある質問
Q. いつ、どこで買える?
A. 2026年11月25日に、全国で数量限定の発売。アサヒビールは、オーセンティックバーやホテルバーを中心に展開するとしとる。
Q. 海外ではもう出とる?
A. グレンゴインの本国では、2025年8月13日に発売されとる。日本に来るのは、そこから1年3か月ほどあとや。
Q. 日本には何本入る?
A. 世界で3,195本の限定品。日本に入る本数は発表されてへん。
Q. スモーキー?
A. グレンゴインは麦芽を風だけで乾かすノンピートの造り。アイラのようなピートの煙は無い。
公式情報・参考リンク
📰 アサヒビールのプレスリリース・グレンゴインの公式サイト
- PR TIMES:『グレンゴイン シングルモルト ミズナラオーク16年』11月25日から数量限定発売(アサヒビール)
- Glengoyne:Glengoyne Mizunara Oak(商品ページ・英語)
- Glengoyne:Glengoyne Mizunara Oak Whisky: A Rare Fusion of Scotland & Japan(2025年8月13日のニュース・英語)
- Glengoyne:The Glengoyne Way(蒸溜所の造り・英語)
※この記事の写真は画像出典:PR TIMES(アサヒビール株式会社)。
※価格・スペック・発売情報は本記事執筆時点のもの。
最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
📖 この記事に出てきた用語(タップで辞典へ)
分からん言葉があったら、ここから用語辞典でサクッと確認してな。
ピート/ピーテッド…泥炭(ピート)で麦芽を燻して付ける、焚き火や正露丸みたいなスモーキーな香りのことや。
シェリー樽…スペインの酒精強化ワイン「シェリー」を熟成させた樽や、ウイスキー用にシェリーで風味づけ(シーズニング)した樽。中身のシェリーの種類で味の向きが変わるんや。
ミズナラ樽…日本産のオーク(ナラ)の樽。白檀やお香みたいな“和”の香りが付く、世界が憧れる希少な樽やで。
バージンオーク(新樽)…一度も使ってへん新品の樽。バニラやウッディな樽の香りが正面から前に出てくる、樽との交流がいちばん濃いタイプや。
オーク…ウイスキー熟成の主要樽材。アメリカン(甘いお菓子系)/ヨーロピアン・スパニッシュ(濃厚ドライフルーツ系)/ミズナラ(和のお香系)/フレンチ(上品スパイス系)などの樽材で香味の方向性が決まる。
アメリカンオーク…バーボン樽の主役(Quercus alba)。バニリンとラクトンが豊富で、バニラ・ココナッツ・キャラメル系の甘い樽香を生む。世界のウイスキーの主力熟成樽やで。
スパニッシュオーク(ヨーロピアンオーク)…シェリー樽の伝統主役(Q.robur/Q.petraea)。タンニンが多く濃厚ドライフルーツ・スパイス・深い色合いを生む。マッカランやグレンファークラスの看板素材や。

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