アイラ島のアードベッグから、日本のコミッティー会員だけに向けた限定ボトルが出るで。名前は「フィオラグ」。スコットランド・ゲール語で「リス」という意味や。
いちばんの特徴は樽。アモンティリャードシェリー樽(※1)だけで熟成したアードベッグは、これが初めてなんや。
アードベッグらしい力強いスモークに、ヘーゼルナッツやトフィー、ドライフルーツの甘さが重なる1本。度数は53.2%で、2026年11月30日(月)19時から、アードベッグ コミッティーストアで発売される。
(※1)アモンティリャード=シェリーの一種。最初はフィノ(酵母の膜の下で育てる辛口のシェリー)として育てて、途中から空気に触れさせて熟成させたもの。ナッツのような香ばしさが持ち味。くわしくはアモンティリャードの用語記事へ
アードベッグ フィオラグ(700ml・53.2%)
希望小売価格:29,700円(税込・送料別)
2026年11月30日(月)19時から、コミッティーストアで発売。会員限定・数量限定・1人2本まで。
【結論】こんな人におすすめ
- ✅アードベッグの煙が好きで、シェリー樽の甘さと重なった味を楽しみたい人
- ✅ウーガダールとはちがう、アモンティリャード樽のナッツっぽさが気になる人
- ✅アードベッグ コミッティーに入っとる人、これから入ろうと思っとる人
- ✅年末の自分へのご褒美や、ウイスキー好きへの贈り物を探しとる人
アードベッグ フィオラグの基本情報
| 商品名 | アードベッグ フィオラグ(Ardbeg Feòrag) |
| 蒸溜所 | アードベッグ蒸溜所(スコットランド・アイラ島) |
| タイプ | アイラ シングルモルト スコッチウイスキー |
| 熟成年数 | NAS(年数の表記なし) |
| 樽 | アモンティリャードシェリー樽(100%) |
| アルコール度数 | 53.2% |
| 内容量 | 700ml |
| 仕様 | ノンチルフィルタード(※1)(ラベルの表記) |
| 色合い | 深みのあるブロンズ色 |
| 希望小売価格 | 29,700円(税込・送料別) |
| 発売日 | 2026年11月30日(月)19:00〜 |
| 販売先 | アードベッグ コミッティーストア(コミッティー会員限定・数量限定) |
| 所有会社 | グレンモーレンジィ・カンパニー(LVMHグループ) |
| 日本の輸入元 | モエ ヘネシー ジャパン |
(※1)ノンチルフィルタード=瓶詰めの前に、冷やして濾過する工程をはぶいたもの。香りや口当たりのもとになる成分が残る。くわしくはノンチルフィルタードの用語記事へ
名前は「リス」|日本のコミッティーへの贈り物
アードベッグには、会費無料のファンクラブ「アードベッグ コミッティー」がある。20歳以上なら誰でも入れて、いまは130か国以上で18万人以上が入っとる。
日本は、世界でもいちばんコミッティー会員が多い国のひとつ。そんな日本の会員への感謝を込めて造ったんが、このフィオラグなんや。
造ったのは、最高蒸留・製造責任者のビル・ラムズデン博士と、マスターブレンダーのジリアン・マクドナルド。ラムズデン博士は「日本は私にとって、世界で最も好きな場所です」と話しとる。
名前のフィオラグ(Feòrag)は、スコットランド・ゲール語でリスのこと。モデルは、スコットランドの赤リスや。
珍しいウイスキーを見つけ出して大事にする日本のファンを、木の実を集めるリスになぞらえた名前。限定ボトルと聞いたら探しに走ってまう日本のファン、言われてみればたしかにリスっぽいわ。
着想のもとは、アードベッグ蒸溜所の近くに自生する野生のヘーゼルナッツ。そこから2人は、アードベッグのスモーキーな原酒を、ラムズデン博士が愛するアモンティリャードシェリー樽だけで熟成させた。
アモンティリャード樽だけで熟成|アードベッグで初めての造り
アモンティリャード樽も、シェリー樽の仲間や。シェリーにはオロロソやアモンティリャードといった種類があって、樽もその種類の名前で呼び分けとる。
アードベッグのシェリー樽といえば、定番のウーガダール。こっちはバーボン樽とオロロソシェリー樽(※1)の原酒を合わせた、54.2%の1本や。
アモンティリャード樽も、実は前に使われとる。Y2Kシリーズの2本目、2025年の数量限定品「Y2K 24年」が、バーボン樽とアモンティリャード樽の組み合わせやった。
フィオラグは、最初から最後までアモンティリャード樽だけ。ここが、アードベッグで初めてなんや。
ねらいは、ナッツの香ばしさ。ジリアン・マクドナルドは、アモンティリャード樽だけで熟成したことで、ナッティー(※2)な個性を引き出したと話しとる。
(※1)オロロソシェリー樽=最初から空気に触れさせて熟成させる、コクの強いシェリーの樽。ドライフルーツのような濃い甘さがつきやすい。くわしくはオロロソシェリー樽の用語記事へ
(※2)ナッティー=アーモンドやヘーゼルナッツ、くるみのような、ナッツ系の香りや味のこと。くわしくはナッティーの用語記事へ
予習テイスティング
👃 香り
📕 公式テイスティング
ヘーゼルナッツ、トフィー、ハチミツの芳醇でまろやかな香りに、レザーや焼きたてのライ麦パンのニュアンスが重なる。数滴の水を加えると、デーツ、サルタナ、レーズンなどのドライフルーツの香りが広がり、スイセンやジャスミンを思わせる繊細なフローラルノートが現れる。
🗣️ マッサンの予想
最初に来るんは、ヘーゼルナッツとトフィーの香ばしい甘さちゃうかな。そこにハチミツと、焼きたてのライ麦パンみたいな香りが重なってくる。煙はナッツの甘さを後ろから包むくらいで、水を数滴落としたら、レーズンやジャスミンの香りへ変わっていくと予想するで。
👅 味わい
📕 公式テイスティング
しっかりとした口当たりに、心地よい刺激を伴うスパイシーで力強い味わい。ナッツ風味のトフィー、アニスシード、レザー、ジンジャールートの風味に、花をつけたカラントのニュアンスが重なる。アードベッグらしいスモーキーさが複雑な風味と調和し、奥行きのある味わいが広がる。
🗣️ マッサンの予想
口に入れたら、53.2%のしっかりした厚みと、ショウガのピリッとした刺激が来ると思うねんな。中盤はナッツ風味のトフィーの甘さ。アニスシード(甘い香りのスパイス)やレザーも重なって、甘さの奥にひとクセありそうや。そこへアードベッグの煙が、ずっと寄り添ってくるんちゃうかな。
🏁 余韻
📕 公式テイスティング
長く続くスモーキーな余韻に、クレオソート、バーチタール、クローブオイルを思わせる深みのあるニュアンスが感じられる。
🗣️ マッサンの予想
余韻は長くスモーキー。クレオソート(※1)やバーチタール(※2)の、いかにもアードベッグらしい煙が残ると予想するで。最後にクローブのスパイスがふっと香って、ナッツの甘さを締めてくれそうや。
(※1)クレオソート=木を蒸し焼きにして取る油。正露丸の香りのもとで、ピートの強いウイスキーの薬っぽい煙のたとえによう使われる
(※2)バーチタール=白樺の木から取るタール。木をいぶしたような、スモーキーな香り
🗣️ マッサンの一言
ナッツとトフィーの甘さに、アードベッグの煙。テイスティングノートを読んどるだけで、焼き栗の屋台の前を通ったときみたいな香ばしさが浮かんでくるわ。53.2%やから、まずはひと口ずつ、ゆっくり開いていくのを待ちたい1本や。
🧐 へぇ〜! ボトル豆知識(タップで開く)
① 「アモンティリャード」は「モンティージャ風の」という意味
名前のもとは、スペインのコルドバ県にある町、モンティージャ(Montilla)。この町で造られとったワインに似たシェリーやから、「モンティージャ風の」と呼ばれるようになったんや。
② コミッティーの始まりは2000年
アードベッグは1981年と1991年の2度、生産が止まっとる。そこから立ち直った蒸溜所を世界中のファンで支えようと、2000年にできたんがコミッティーや。掲げた目的は「蒸溜所の扉を二度と閉じさせへんため」。くわしい歩みはアードベッグ蒸溜所の記事で書いとるで。
③ ラムズデン博士の締めの言葉は「スランジバー」
フィオラグの発表で、ラムズデン博士のコメントは「スランジバー(乾杯)!」で終わっとる。名前のフィオラグと同じ、スコットランド・ゲール語の乾杯の言葉や。
メリット・デメリット
✅ メリット
- ✅アモンティリャード樽だけのアードベッグを飲める:アードベッグで初めての造り。定番のウーガダール(オロロソ樽)とも、Y2K 24年(バーボン樽+アモンティリャード樽)ともちがう
- ✅限定のアードベッグで、29,700円:Y2K 25年(137,940円)やレアカスク No.20080(110,000円)とくらべると、ずっと手を出しやすい
- ✅53.2%・ノンチルフィルタード:香りや口当たりのもとになる成分を残した造り。水を数滴足して、香りの変わり方も楽しめる
- ✅1人2本まで買える:1本は自分用、もう1本はウイスキー好きへの贈り物にするのもええな
❌ デメリット
- ❌コミッティー会員しか買えへん:先に会員登録(無料・20歳以上)が要る
- ❌数量限定:本数は発表されてへん。売り切れたら、そこでおしまい
- ❌煙はしっかりアードベッグ:ナッツの甘さが看板でも、アードベッグの力強いスモークはそのまま。ピートが苦手な人の最初の1本には向かんと思う
🗣️ マッサンの一言
会員登録がひと手間やけど、登録はタダで、20歳以上なら誰でも入れる。数量限定の勝負は、11月30日(月)の19時。その夜は早めに晩ごはんを済ませて、スマホを握って待っとこか。
シェリー樽のアードベッグと比べると
ほかのシェリー樽アードベッグ2本と比べてみよか。
| 項目 | フィオラグ | ウーガダール | Y2K 24年 |
|---|---|---|---|
| 売り方 | 日本のコミッティー会員限定 | 定番 | 数量限定(2025年) |
| 熟成年数 | NAS | NAS | 24年 |
| 樽 | アモンティリャードシェリー樽だけ | バーボン樽+オロロソシェリー樽 | バーボン樽+アモンティリャードシェリー樽 |
| 度数 | 53.2% | 54.2% | 47.8% |
| 値段(税込) | 希望小売価格 29,700円 | 通販の実勢 約8,800〜9,700円(送料込み) | 希望小売価格 127,600円 |
11月30日(月)19時、コミッティーストアで発売
フィオラグが買えるのは、アードベッグ コミッティーストア(オンラインショップ)だけ。コミッティーの会員限定や。
11月30日(月)19時になると、商品ページに「カートに入れる」ボタンが出てくる。そこからカートに入れて、決済まで進む形や。
買う前に知っときたい決まりは、こんな感じ。
・1人2本まで(超えた注文は、全部キャンセルになる)
・カートに入れただけでは、在庫は押さえられへん。決済が終わった時点で確定
・注文のあとのキャンセルはできへん
・送料は別(本州・四国は990円、北海道・九州・沖縄は1,320円・税込)
・発送は12月中に順に。12月下旬までに届く予定
・海外への発送と、転送サービスへの発送はできへん
まだ会員やない人は、先にコミッティーの会員登録を済ませとこ。
⚠️ 入手ルートについての注意
コミッティーストアで買うた商品は、すべて転売禁止と決まっとる。二次流通で見かけても、それはアードベッグが認めたルートやない。
おすすめの飲み方
まずは常温のストレートで。53.2%のまま、ヘーゼルナッツとトフィーの香りがどう立つかを見ておきたい。
次は、水を数滴ずつ足す加水(※1)。アードベッグは、数滴の水でデーツやレーズンのドライフルーツ、スイセンやジャスミンの花の香りが出てくると書いとる。香りの変わり方を追いかけるのが、この1本のいちばんの楽しみ方やと思うで。
ノンチルフィルタードやから、水を足すと少し白く濁ることがある。濁っても味が落ちたわけやないから、安心してな。
(※1)加水=ウイスキーに少しずつ水を足して飲むこと。香りがひらいて、感じ方が変わる。くわしくは加水の用語記事へ
💰 アードベッグ ウーガダールの最安値をチェック
フィオラグは数量限定。シェリー樽のアードベッグなら、定番のウーガダールでいつでも探せるで。
🥃 ウイスキー専門店でも探す
品揃え豊富な専門店なら、レア銘柄や限定品も見つかりやすいで。価格を比べる時の選択肢に入れてみてな。
▶ 武川蒸留酒販売(山梨の洋酒専門店・品数豊富でコスパ◎)
▶ MALKS(モルクス)(ベルーナ運営・希少/限定ボトルに強い)
📰 当サイトのガイド記事:ウイスキーを安く買う方法|5大通販ショップの賢い選び方
まとめ|ナッツと煙が組んだ、日本のファンへの贈り物
アードベッグ フィオラグは、日本のコミッティー会員のために造られた限定品。アードベッグで初めて、アモンティリャードシェリー樽だけで熟成した53.2%のシングルモルトや。
蒸溜所の近くのヘーゼルナッツから生まれた1本で、ナッツとトフィーの甘さに、アードベッグの煙が重なる。いつものアードベッグに、ナッツの香ばしさがどう加わるんか。気になる1本やな。
🗣️ マッサンの一言
リスにたとえてもろた日本のファンとして、この木の実はぜひ拾いに行きたいところや。リスが描かれた箱を横に置いての一杯、想像しただけでニヤけてまうわ。家でゆっくり、ナッツの香りと煙を一緒に楽しむ年末になったら最高や。
よくある質問
Q. 酒屋さんやバーでも買える?
A. 販売先として発表されとるのは、アードベッグ コミッティーストアだけや。
Q. 何年熟成?
A. ラベルにも発表にも、熟成年数は書いてへん(NAS)。
Q. 日本以外でも買える?
A. 日本のコミッティー会員のために造られたエディションで、コミッティーストアは海外への発送も受け付けてへん。ラムズデン博士も「この特別なウイスキーを日本の皆様だけにお届けしたい」と話しとる。
公式情報・参考リンク
📰 アードベッグ・モエ ヘネシー ジャパンのプレスリリース・公式サイト
- PR TIMES:日本のアードベギャンに贈る、特別な一本『アードベッグ フィオラグ』2026年11月30日(月)より発売開始(モエ ヘネシー ジャパン)
- アードベッグ コミッティーストア:ARDBEG FEÒRAG(商品ページ)
- アードベッグ コミッティーストア:会員登録
- PR TIMES:『アードベッグ Y2K 24年』2025年9月18日(木)より数量限定発売
- PR TIMES:アードベッグ、コアレンジのパッケージデザインを刷新/新たな定番「アードベッグ トゥルーダーニッシュ15年」も登場(モエ ヘネシー ジャパン)
※この記事の写真は画像出典:PR TIMES(モエ ヘネシー ジャパン株式会社)。
※価格・スペック・発売情報は本記事執筆時点のもの。
最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
📖 この記事に出てきた用語(タップで辞典へ)
分からん言葉があったら、ここから用語辞典でサクッと確認してな。
ピート/ピーテッド…泥炭(ピート)で麦芽を燻して付ける、焚き火や正露丸みたいなスモーキーな香りのことや。
ノンチルフィルタード…冷やして白濁のもとになる成分を濾す工程をあえてせん造り。その成分が残りやすいから、冷やしたり加水したりすると白う濁ることがある。傷んだんやないで。味に厚みが出るともよう言われとる。
シェリー樽…スペインの酒精強化ワイン「シェリー」を熟成させた樽や、ウイスキー用にシェリーで風味づけ(シーズニング)した樽。中身のシェリーの種類で味の向きが変わるんや。
オロロソ(シェリー樽)…酸化熟成でつくる辛口のシェリー。この樽で寝かせたウイスキーに、ドライフルーツ・ナッツ・黒糖みたいなコクのある風味が移るで。
フィノ(シェリー)…シェリーで一番辛口・ドライなタイプ。ナッツやアーモンドの香ばしさが出る。
アモンティリャード…フィノとオロロソの中間のシェリー。甘さ控えめで、栗やナッツの香ばしさがあるで。
NAS(ノンエイジ)…熟成年数をラベルに書いてへんウイスキーのこと。年数のちがう原酒を組み合わせることもあるけど、NASっちゅう言葉だけでは中身の年数までは分からへん。


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