トマーティンの定番といえば、この12年や。バーボン樽・リフィルのホグスヘッド・シェリー樽の3種類を使い分けて、最後の約8ヶ月だけシェリー樽に移して仕上げる。文字にすると地味やけど、この「最後の8ヶ月」がミソやと思うねんな。(蒸溜所そのものの話は トマーティン蒸溜所とは? にまとめてあるで)
トマーティン 12年 43% 700ml
参考売価:8,000円(税抜)
実勢:4,000〜5,500円くらい(2026年8月2日確認)
※これは公式情報をもとにした予習レビューやで。青いボックスが公式の表現、オレンジがワイの勝手な想像や。
🎯 結論|こんな人におすすめ
- ✅5,000円前後で年数入りのシングルモルトが欲しい人
- ✅バーボン樽の甘さとシェリーの果実味、両方を1本で味わいたい人
- ✅松や杉みたいな、ちょっと変わった香りに興味がある人
- ✅賞の実績で選びたい人(サンフランシスコで2024年ダブルゴールド)
- ✅逆にガツンと濃いのが欲しい人は、同じ蒸溜所のカスク・ストレングスのほうやで
📋 基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 銘柄 | トマーティン 12年(Tomatin 12 Year Old) |
| 種類 | シングルモルト スコッチウイスキー |
| 産地 | スコットランド/ハイランド |
| 蒸溜所 | トマーティン蒸溜所(1897年登録・標高315m) |
| 熟成年数 | 12年 |
| 樽 | バーボン樽+リフィルのホグスヘッド+シェリー樽(最後の約8ヶ月をシェリー樽で仕上げ) |
| 度数 | 43% |
| 容量 | 700ml |
| 参考売価 | 8,000円(税抜) |
| 実勢価格 | 4,000〜5,500円くらい(2026年8月2日確認) |
| 輸入元 | 国分グループ本社株式会社 |
※ホグスヘッドは約250リットルの樽。リフィルは「すでに一度ウイスキーを寝かせたことがある樽」のことや。新しい樽ほど木の味が強う出るから、リフィルを使うと原酒そのものの味が前に出るんやで。
🥃 テイスティングノート
青いボックスが公式の表現、オレンジがワイの勝手な想像やで。
👃 香り
📕 公式テイスティング(トマーティン公式)
ワイルドヘザー(野生のヒースの花)、松、杉。それがやがて甘みを帯びて、クレームキャラメル、りんご、洋梨、マンゴーの表情を見せる。
🗣️ マッサンの妄想
松と杉から入るっちゅうのが、まず面白いやんか。ふつうウイスキーの香りで「杉」はあんまり出てこん。ヒースはスコットランドの荒野に咲く花やから、現地の風景そのものやな。最初は青くて硬い印象で、グラスの中で開いてくるとキャラメルと果物が出てくる——そういう二段構えやと予想するで。
👅 味わい
📕 公式テイスティング(トマーティン公式)
古典的になめらか。フルボディで、バターのような質感。
🗣️ マッサンの妄想
「古典的になめらか」っちゅう言い方が渋いな。奇をてらわん、ちゃんとしたモルトの味やと思うねんな。バターのような質感っちゅうのは、口の中でとろっと広がる感じちゃうかな。43%でこの厚みが出るんやったら、最後の8ヶ月のシェリー樽がしっかり効いとると予想するで。
🏁 余韻
📕 公式テイスティング(トマーティン公式)
バターのような余韻。
🗣️ マッサンの妄想
余韻もバター感。長さについては公式が何も言うてへんから、長すぎず短すぎずやと予想するで。毎晩の一杯としては、これくらいがちょうどええんちゃうかな。
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
この12年、香りの入り口が「ヒース、松、杉」やねん。ワイ、これ見たときに「山の匂いやん」と思たわ。標高315mの蒸溜所で、モナリアッハ山脈の水を使うて造っとる酒やで。そら山の香りもするやろ、と勝手に納得してもうた。こういう「産地が香りに出とる」話、聞くだけで飲んでみたなるやんか。
⚖️ ええとこ・気になるとこ
✅ メリット
- ✅年数入りで手が届く:12年表記のシングルモルトが、実勢4,000〜5,500円くらい
- ✅3種の樽をひとつに:バーボン、リフィルのホグスヘッド、シェリー。最後の8ヶ月だけシェリー樽で化粧をする手の込んだ作り
- ✅賞の実績が長い:サンフランシスコで2024年ダブルゴールド。2014年から何度も金賞を獲っとる常連や
- ✅香りが個性的:ヒース、松、杉から始まる立ち上がりは、ありそうでない
❌ デメリット
- ❌度数は43%:カスク・ストレングスの57.5%と比べたら、当然おとなしい
- ❌余韻の長さが公表されてへん:公式は「バター感」としか言うてへん。どれくらい続くんかは飲んでみんとわからん
- ❌レガシーとの差が値段ぶんあるかは未知数:参考売価でレガシー4,500円、12年8,000円(税抜)。この差を年数と樽で埋められるかは、正直わからん
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
気になるとこに「レガシーとの差」を挙げたけど、これは正直ワイも答えを持ってへん。ただ12年のほうは最後の8ヶ月をシェリー樽で仕上げとるのが大きいと思うねん。レガシーはバーボン樽+新樽で甘い方向、12年はそこにシェリーの果実味が乗る。方向がちゃうから、比べるより両方置いといて気分で選ぶのが正解かもしれんな。
📊 トマーティンの他のボトルと比べてみる
| ボトル | 度数 | 樽 | 参考売価 | 性格 |
|---|---|---|---|---|
| 12年(この記事) | 43% | バーボン+リフィル+シェリー8ヶ月 | 8,000円 | 3種の樽をまとめた定番 |
| レガシー | 43% | バーボン+バージンオーク | 4,500円 | 新樽の甘さ。入門はここ |
| カスク・ストレングス | 57.5% | ファーストフィル2種 | 12,000円 | 濃さで選ぶなら |
| 14年 ポート・カスク | 46% | リフィルバーボン13年+ポート1年 | 18,000円 | ポート樽の甘さと色 |
| 18年 | 46% | ホグスヘッド16年+オロロソ2年 | 25,000円 | シェリー全開の上位 |
12年の立ち位置はちょうど真ん中やな。レガシーより深く、カスク・ストレングスより穏やか。年数も入っとって、値段も手が届く。最初の1本をレガシーにして、次にどこへ行くか迷たら、ここが無難やと思うで。
🍷 おすすめの飲み方(予想)
まずはストレートで、常温のまま。松や杉みたいな香りは冷やすと引っ込みやすい。最初の1杯は何もせんと、グラスをくるくる回しながら5分ほど置いてみてほしい。
次にトワイスアップ(常温の水を1:1)。43%やと閉じとる香りが、水を入れた瞬間にひらく可能性があるで。※【用語辞典】トワイスアップとは? で書いとる。
ハイボールなら、炭酸は強めで1:3〜1:4。バター感のあるまろやかな酒やから、薄めすぎると輪郭が消えてまう。グラスも氷もキンキンに冷やしてから作るんがコツやで。
💰 買えるところ
トマーティン12年は定番やから、Amazon・楽天・Yahoo!などで比較的見つけやすいで。実勢は4,000〜5,500円くらい(2026年8月2日確認)。参考売価が8,000円(税抜)やから、ずいぶん開きがあるな。時期とお店で動くから、リンク先で今の値段を見てな。
🥃 ウイスキー専門店でも探す
品揃え豊富な専門店なら、レア銘柄や限定品も見つかりやすいで。価格を比べる時の選択肢に入れてみてな。
▶ 武川蒸留酒販売(山梨の洋酒専門店・品数豊富でコスパ◎)
▶ MALKS(モルクス)(ベルーナ運営・希少/限定ボトルに強い)
📰 当サイトのガイド記事:ウイスキーを安く買う方法|5大通販ショップの賢い選び方(武川・MALKS・Amazon・楽天・Yahoo!の徹底比較)
🎁 まとめ
3種類の樽を使い分けて、最後の約8ヶ月だけシェリー樽。手間のかかった作りや。
香りの入り口が「ヒース、松、杉」っちゅう個性。そこからクレームキャラメルと果物へ甘く開いていく、二段構えのノートやで。
サンフランシスコで2024年ダブルゴールド。長く評価され続けとるボトルや。レガシーの次の1本として、ちょうどええ位置におる。
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
トマーティンの12年は、派手さで売る酒やないと思うねん。公式のノートも「古典的になめらか」やし、余韻も「バター感」とだけ。でもな、こういう酒が家の棚にあると強いんよ。何を飲むか迷た夜に、とりあえず手が伸びるやつ。ワイはそういう一本やと予想するで。
❓ よくある質問
Q. レガシーと12年、どっちがええ?
A. 方向がちゃうから好みで選んだらええ。レガシーはバーボン樽+新樽で樽由来の甘い香り、12年はそこにシェリー樽の果実味が乗る。参考売価はレガシー4,500円、12年8,000円(税抜)。まず安いレガシーで蒸溜所の素の味を見て、気に入ったら12年へ——という順番が無難やと思うで。
Q. スモーキーなん?
A. 日本の輸入元は「程よいピートの香り」と説明しとる。ただアイラのようなガツンとしたスモーキーやのうて、ほんのり感じる程度やと予想するで。はっきりピートが欲しいなら、同じ蒸溜所の別シリーズ「ク・ボカン」のほうやな。
Q. 「リフィルのホグスヘッド」って何?
A. ホグスヘッドは約250リットルの樽のこと。リフィルは「すでに一度ウイスキーを寝かせたことがある樽」を指す。新しい樽ほど木の味が強う出るから、リフィルを使うと原酒そのものの味が前に出るんや。3種の樽のうち、この樽が「土台」の役割やと思うで。
公式情報・参考リンク
📰 公式サイト・輸入元
- Tomatin 公式:Our Whisky(テイスティングノート・受賞歴・英国公式価格)
- 国分グループ本社:トマーティン商品一覧(日本正規品の度数・参考売価・樽の内訳・ノンチルフィルタードの有無)
- Tomatin 公式:Our Story(蒸溜所の歴史)
※価格・スペックは本記事執筆時点のもの。
最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
📖 この記事に出てきた用語(タップで辞典へ)
分からん言葉があったら、ここから用語辞典でサクッと確認してな。
ピート/ピーテッド…泥炭(ピート)で麦芽を燻して付ける、焚き火や正露丸みたいなスモーキーな香りのことや。
シェリー樽…スペインの酒精強化ワイン「シェリー」を寝かせとった樽。レーズン・黒糖・ナッツの甘い香りが付くで。
オロロソ(シェリー樽)…シェリーの中でも濃厚タイプ。ドライフルーツ・ナッツ・黒糖みたいなコクのある甘さが特徴や。
ホグスヘッド…約250Lの中くらいの樽。バーボン樽を組み直して作る定番サイズで、バランスよく熟成するで。
バージンオーク(新樽)…一度も使ってへん新品の樽。バニラやウッディな樽の香りが正面から前に出てくる、樽との交流がいちばん濃いタイプやで。
オーク…ウイスキー熟成の主要樽材。アメリカン(甘いお菓子系)/ヨーロピアン・スパニッシュ(濃厚ドライフルーツ系)/ミズナラ(和のお香系)/フレンチ(上品スパイス系)などの樽材で香味の方向性が決まるで。
ファーストフィル…前の中身(シェリーやバーボン)を抜いて初めてウイスキーを入れる樽。樽の個性が一番濃く出るで。


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