「昔、世界でいちばんでっかいモルト蒸溜所やったんやで」——そう言われて、素直に「へぇ」で流せるやろか。ワイは無理やった。しかもその蒸溜所、いまはそのでかさを自分から手放しとる。ほんで宝酒造が40年、過半数株主であり続けとる。ここまで来たら、もう気になって仕方ないやんか。
それがハイランドのトマーティン蒸溜所や。この記事では、この蒸溜所がどんなとこで、どんな歴史をたどってきて、いまどんなボトルを出しとるんかを、まるごと案内していくで。
🎯 結論|こんな人に刺さる蒸溜所や
- ✅3,000円台から手が届くシングルモルトを探しとる人
- ✅スモーキーが苦手で、穏やかで飲みやすいハイランドが好きな人
- ✅樽ちがいを飲み比べたい人(バーボン・シェリー・ポート・新樽と、ひと通り揃っとる)
- ✅酒に歴史のドラマを求める人(この蒸溜所、話がぎょうさんある)
- ✅日本とのつながりが濃い酒を飲んでみたい人
🏔 トマーティンって、どこにあるん?
スコットランド北部、インヴァネスから南へ25kmほど行った山あいの村や。スコットランドでもっとも標高の高い蒸溜所のひとつで、標高315mのとこにある。
仕込み水はモナリアス山系から流れてくる、村を流れる小川の水や。この小川には「オルタ・ナ・フリス(自由の小川)」っちゅう名前が付いとる。いまも同じ水を使い続けとるで。
ついでに言うと、トマーティンっちゅう村の名前は、スコットランドの古語で「ネズの木の茂る丘」っちゅう意味らしい。人口はおよそ500人。ほんまに小さい村やねん。
ほんで、なんでこんな山の中に蒸溜所が建ったんか。きっかけは鉄道や。1892年、ハイランド鉄道の最終ルートがトマーティンを通ると発表された。それを聞いて、地元生まれ地元育ちのジョン・マクドゥーガルが蒸溜所を計画しはじめる。樽を運ぶ足ができた瞬間に、山の中がいきなり「商売になる場所」に化けたわけやな。
※ハイランドっちゅう産地そのものについては、【ハイランド】とは?4サブエリア・代表蒸溜所・スペイサイドとの違いを完全解説 で詳しく書いとるで。
📈 世界最大になって、そこから降りた話
ここがトマーティンのいちばん面白いとこや。順に見ていこか。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1892年 | ハイランド鉄道の最終ルートがトマーティンを通ると発表される |
| 1897年 | 6月8日、「トマーティン・スペイ・ディストリクト蒸溜所」として登録 |
| 1906年 | いったん閉鎖 |
| 1909年 | 新会社のもとで再開。スチル2基/年産22.5万リットル |
| 1974年 | スチル23基/純アルコール換算で年産1,250万リットル。世界最大のモルト蒸溜所に |
| 1986年 | 2月、宝酒造と大倉商事が共同で買収してトマーティン社を設立。宝酒造が過半数株主に |
| その後 | 使うてへんスチルを撤去して23基→12基へ。ブレンド用の大量生産から、シングルモルトを育てる方へ |
数字の伸びを見てほしい。1909年の再開時は年産22.5万リットル。それが1974年には1,250万リットルや。約56倍やで。スチルも2基から23基に増えとる。当時は世界最大のモルト蒸溜所やった。公式サイトもはっきり「making it the largest malt distillery in the world」と書いとる。
※この1,250万リットルは純アルコールに換算した数字や。資料によって「1,000万L」「2,200万L」みたいにちがう数字が出てくるんは、換算のしかたがちがうからやで。
※23基の内訳はウォッシュスチル12基+スピリットスチル11基。それまで11基やったところに、1974年に12基を増設した形や。
ただ、その量はどこへ行っとったか。ほとんどがブレンデッドウイスキーの材料や。世界最大のモルト蒸溜所まで膨らんだけど、造っとる目的はブレンデッド用の原酒やった——そこが面白いとこやねん。
ほんで方針が変わる。使われてへんスチルを撤去して、23基から12基へ減らした。この12基が、いまも蒸溜所に残っとる。ブレンデッド市場向けの大量生産から、シングルモルトのレンジを育てる方へ——商売の軸足を移した節目やな。
🔍 ちなみに:4月から9月は、止まる
トマーティンには4月から9月まで「サイレントシーズン」がある。この期間は蒸溜を止めて、設備の整備やメンテナンスをするんや。
半年も止まると聞いたら「そんな休んでええん?」と思うけど、公式自身が「スコッチウイスキー造りでは一般的な慣行」と書いとる。トマーティンだけの特別な話やないねん。
ただ、巨大な設備も走らせっぱなしではウイスキーを造れへん。人もスチルも、休ませる時期が要るっちゅうことやな。
🗣️ マッサンの一言
世界一を獲ったのに、そこから自分で降りた。これ、なかなかできることやないと思うねん。使えるスチルを11基も外すんやで。売上をいちばん増やせる道具を、自分の手で減らしたわけや。数字を追いかけるのをやめて、中身の話をすることにした——そういう選択やんか。ワイはこういう話に弱いわ。グラスを傾ける前から、もう好きになってまう。
🇯🇵 日本と、この蒸溜所の40年
1986年、トマーティンは日本企業に買収された。そして宝酒造は、いまも過半数株主であり続けとる。
40年やで。買って終わりやのうて、40年ずっと過半数を持ったままや。ほんで日本での輸入・販売は国分グループ本社が担当しとる。(親会社と輸入元は別会社やから、ここはちょっとややこしいな)
この話、ワイは「へぇ〜」で終わらんかった。買われた側が、40年後も同じ名前で残っとるっちゅうのがすごいと思うねん。しかも量を減らす方向に舵を切ったのは、買収してだいぶ経ってからや。短期で儲けを取りにいくんやったら、絶対そっちには行かへんやんか。
🕯 消えた日本の蒸溜所、その最後に残った原酒
ここからは、ウイスキー好きなら「えっ」となる話や。
宝酒造は、福島県に「白川蒸溜所」を持っとった。1939年に大黒葡萄酒が建てて、1947年に宝酒造が引き継いだ蒸溜所や。1951年からモルトウイスキーを造り始めて、2003年に閉鎖され、取り壊された。
ここで造られたウイスキーは、一度もシングルモルトとして世に出たことがない。全部が宝酒造のブレンデッド「キングウイスキー」の中身になって、誰にも名前を知られへんまま消えていった蒸溜所やねん。
ところが、1958年に蒸溜された原酒が、最後にひとまとまりだけ残っとった。英語の原文は「the last remaining parcel of stock」。樽1本というより、最後に残っとったひとまとまりの在庫、という意味合いやな。
この原酒がどう生き延びたか、そこがまた面白い。1958年に蒸溜して樽で寝かせたあと、蒸溜所で陶製の甕(かめ)に移された。ほんで白川が閉鎖されたとき、宝酒造の九州の工場でステンレスタンクに入れられて、そのまま何十年も手つかずで眠っとった。
それを2019年、宝酒造の黒壁蔵で探し当てたのが、トマーティンのマネージング・ディレクター、スティーブン・ブレムナーや。そして2022年9月13日、世界1,500本限定・49%の「白川1958」として、ようやく世に出た。
※この経緯は、トマーティン公式の2022年8月24日ニュースリリースに書いてあるで。甕もステンレスタンクも、2019年の発見も、1,500本も49%も、ぜんぶ公式の言葉や。
🧐 へぇ〜! ボトル豆知識(タップで開く)
白川蒸溜所がモルトウイスキーを造っとった期間は、1951〜1957年/1958〜1966年/1968〜1969年の3つに分かれとる。残った原酒は1958年、つまり2期目の初年のもんや。
ほんで当時の造りが渋い。この時期は国産の大麦麦芽を中心に使い、発酵を5日間に伸ばして、東北と北海道のミズナラで作った国産350リットル樽を使うとった。いまでこそミズナラ樽は世界の憧れやけど、当時は「手に入る木で作った樽」やったわけやな。
※ただし、この1958年の原酒そのものが、どの樽で何年寝たんかまでは公表されてへん。
トマーティンっちゅうスコットランドの蒸溜所のサイトに、福島の消えた蒸溜所のページがある。この不思議さ、ちょっと沁みるやんか。
🥃 代表的なボトルを、ざっと見ていく
ほな、いまのトマーティンが出しとる主なボトルを並べてみるで。バーボン樽・シェリー樽・ポート樽・新樽と、樽ちがいがきれいに揃っとるのがこの蒸溜所の面白いとこや。
| ボトル | 度数 | 樽 | 英国公式価格 |
|---|---|---|---|
| レガシー(ノンエイジ) | 43% | バーボン+アメリカン・バージンオーク | £37 |
| 12年 トリプルカスク | 43% | バーボン+シェリー+リフィル | £49 |
| カスク・ストレングス(ノンエイジ) | 57.5% | ファーストフィルのバーボン+オロロソシェリー | £62.50 |
| 14年 ポート・カスク | 46% | バーボン+タウニーポート樽 | £78 |
| 18年 | 46% | オロロソシェリーバット+伝統的なオーク樽 | £126 |
| ク・ボカン(別シリーズ) | 46% | ミディアム・ピート(15ppm)/様々な樽 | —— |
※度数・樽・価格は tomatin.com の表示。日本での実勢とは別やから、参考程度にな。
バーボン樽+新樽の甘さ
※2026年4月メーカー出荷終了
43% / ノンエイジ / バーボン樽+アメリカン・バージンオーク樽 / 参考売価 4,500円(税抜)
バージンオーク(誰も使うてへん新品の樽)を混ぜとるから、樽由来の甘い香りが出る作りやな。
🏆 IWSCで98ポイント・金賞アウトスタンディング賞、さらに年数表記のないノンヴィンテージ・シングルモルト スコッチ部門の最優秀賞(国分グループ本社 2025年1月14日発表)
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年数入りの定番
43% / 12年 / バーボン樽+リフィルのホグスヘッド+シェリー樽で仕上げ / 参考売価 8,000円(税抜)
仕上げに約8ヶ月だけシェリー樽に移す、っちゅう凝った作り方をしとる。日本の輸入元は「程よいピートの香り、麦芽の甘さとまろやかな熟成感」と説明しとるで。
🏆 サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペで2024年にダブルゴールドを獲っとる常連や
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水で薄めてへん、そのままの濃さ
57.5% / ノンエイジ / ファーストフィルのバーボン樽+ファーストフィルのオロロソシェリー樽 / ノンチルフィルタード / 参考売価 12,000円(税抜)
度数57.5%。加水せず、樽から出したままに近い濃さで詰めた一本や。樽はどっちもファーストフィル——バーボンやシェリーに使われた樽を、スコッチの熟成に使うんが1回目やから、樽由来の香味が出やすいとされとる。
ノンチルフィルタード(冷却ろ過をせえへん)で、香味にかかわる成分を強う取り除かんと詰めとるで
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樽の履歴が渋い
46% / 14年 / リフィルバーボン樽13年+ポートパイプ1年 / ノンチルフィルタード / 参考売価 18,000円(税抜)
14年の中身が面白い。13年リフィルバーボン樽で寝かせて、最後の1年だけポートパイプ(ポートワインの大樽)に移しとる。
しかもそのポート樽、約50年ものあいだポートワインを寝かせとった樽やねん。ウイスキーが入る前に、樽のほうが50年ぶん仕事しとったわけや。※タウニーポートについてはこっちで書いとるで
📖 14年 ポート・カスクを予習レビュー(くわしくはこっち)
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長期熟成+オロロソ仕上げの上位モデル
46% / 18年 / リフィルのホグスヘッド16年以上+オロロソシェリー樽2年 / ノンチルフィルタード / 参考売価 25,000円(税抜)
16年以上リフィルのホグスヘッドで寝かせて、最後の2年をオロロソシェリー樽で仕上げる。18年のうち16年は静かに、最後の2年で化粧をする——そういう組み立てやな。
シェリー樽の甘さと18年ぶんの丸さ、どっちも欲しい人向けや
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⑥ ク・ボカン シグネチャー
伝説の魔犬の名を持つ、別シリーズ
46% / 8年以上 / ミディアム・ピート(15ppm)・様々な樽をヴァッティング / 参考売価 9,000円(税抜)
これはトマーティンとは別の名前で出しとるシリーズや。ボトルごとに樽も味も変わるから、ひとまとめのテイスティングノートは無い。次の章でくわしく紹介するで。
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🐕🦺 「ク・ボカン」って何なん?
ク・ボカン(Cù Bòcan)はウイスキーのシリーズ名や。トマーティン蒸溜所が、トマーティンとは別の名前で出しとるもうひとつの顔やねん。(「キュボカン」と書かれることもあるけど、日本の輸入元は「ク・ボカン」と表記しとる)
まず名前がええ。ク・ボカンっちゅうのは、トマーティン蒸溜所のあるインバネス地方に語り継がれる、伝説上の魔犬のことや。その魔犬に畏敬の念をこめて名付けられたシリーズやねん。山の中の蒸溜所らしい名前やなあ。
ほんで、造り方もふつうとちがう。
- 毎年、冬の2週間ほどしか造らへん
- ミディアム・ピート(15ppm)をきかせた原酒を使う
- 樽をいろいろ試す。カリブのラム樽で仕上げたり、オロロソシェリー樽やったり
めずらしい風味を引き出すために、実験を重ねるハイランド・シングルモルト——それがク・ボカンや。
いつものトマーティンが穏やかで甘い本流やとしたら、ク・ボカンは年に2週間だけ現れる、魔犬の名を持つ変わり者っちゅうとこやな。
🗣️ マッサンの一言
この並び、見とるだけで楽しいと思わへん?バーボン樽・シェリー樽・ポート樽・新樽と、樽ちがいがひと通り揃っとるんや。ワイやったら、まずレガシーで蒸溜所の素の味を掴んで、次に14年 ポート・カスクに行きたいな。50年ポートを寝かせた樽ってなんやねん、気になって夜も眠れんようになるやろ。濃いのが好きな人は、57.5%のカスク・ストレングスから入っても面白いと思うで。
🛒 買えるところ
トマーティンは限定品やのうて定番やから、Amazon・楽天・Yahoo!などで比較的見つけやすいで。レガシーなら安いところで3,000円台から、12年で5,000円前後あたりが目安やな(価格は時期で動くから、リンク先で今の値段を見てな)。
🥃 ウイスキー専門店でも探す
品揃え豊富な専門店なら、レア銘柄や限定品も見つかりやすいで。価格を比べる時の選択肢に入れてみてな。
▶ 武川蒸留酒販売(山梨の洋酒専門店・品数豊富でコスパ◎)
▶ MALKS(モルクス)(ベルーナ運営・希少/限定ボトルに強い)
📰 当サイトのガイド記事:ウイスキーを安く買う方法 比較|5大通販ショップの賢い選び方(武川・MALKS・Amazon・楽天・Yahoo!の徹底比較)
🎁 まとめ|でかさを手放した蒸溜所が、いま出しとる答え
トマーティンは、1974年に世界最大のモルト蒸溜所やった。スチル23基、純アルコール換算で年産1,250万リットル。1909年の再開時が22.5万リットルやから、56倍まで膨らんだ計算や。でもその中身は、よそのブランドに流れていくブレンド用やった。
そこから降りた。使うてへんスチルを撤去して23基から12基へ。いまは1年の半分を整備にあてて、山の水で、その12基で静かに造っとる。その入門ボトルがIWSCで98ポイント・部門最優秀賞を獲った——この流れ、なかなか気持ちのええ話やと思わへん?
ほんで日本から見ると、この蒸溜所にはもう一本の線が通っとる。宝酒造が40年、過半数株主であり続けとること。そして、福島で消えた白川蒸溜所の最後に残った原酒が、甕からタンクへと移されながら60年以上生き延びて、いまトマーティンの名のもとで世に出たこと。グラス1杯の向こうに、スコットランドと日本が細い線でつながっとるわけや。
🗣️ マッサンの一言
ワイ、この蒸溜所を調べながら白川の話がずっと引っかかっとるんよ。一度もシングルモルトとして世に出んまま、建物ごと消えた蒸溜所や。その最後に残った原酒が、樽から甕へ、甕からタンクへと移されながら生き延びて、60年以上たってスコットランドの蒸溜所の手で世に出た。酒って、こういう時間の運び方をするんやなあ。トマーティンの1杯を飲むとき、ちょっとだけこの話を思い出してもろたら嬉しいわ。
❓ よくある質問
Q. トマーティンって日本の会社のもんなん?
A. 宝酒造が過半数株主や。1986年2月に宝酒造と大倉商事が共同で買収してトマーティン社を設立し、宝酒造がいまも過半数を持っとる。ただし日本での輸入・販売は国分グループ本社で、こっちは別の会社やで。
Q. どれから飲んだらええ?
A. まずはレガシーやと思う。3,000円台から手が届いて、穏やかで飲みやすい。ただ新樽(バージンオーク)の甘さもはっきり出とるから、「蒸溜所の素の味」っちゅうよりトマーティンの軽やかさと新樽の個性を、いっぺんに味わえる入門編やな。そこから12年で年数の丸さを見て、樽ちがいを楽しみたなったら14年ポートや18年シェリーへ、濃さが欲しかったら57%のカスクストレングスへ——っちゅう順番がええんちゃうかな。
Q. スモーキーなんはある?
A. トマーティンの本流は、スモーキーを前に出す造りやない。スモーキーが欲しいときは、同じ蒸溜所が造っとる「ク・ボカン(Cù Bòcan)」のほうを見てみてな。ミディアム・ピート(15ppm)をきかせた別シリーズで、毎年冬に2週間ほどだけ造られとる。
※ただしトマーティン本体にもピートがまったく無いわけやない。日本の輸入元は12年について「程よいピートの香り」と説明しとるで。
Q. 蒸溜所の見学はできるん?
A. 公式サイトにツアーの予約ページがあるで。ただし4月から9月はサイレントシーズンっちゅうて生産を止めて整備しとる期間やから、「動いとるところを見たい」なら時期を確かめてから行くのがええやろな。
公式情報・参考リンク
📰 公式サイト・プレスリリース
- Tomatin 公式:トップページの年表(1892年の鉄道ルート発表〜1909年再開・1974年23基/年産1,250万L・1986年2月に宝酒造と大倉商事が買収。※沿革ページは廃止され、いまはトップページに載っとる)
- Tomatin 公式:Our Whisky(各ボトルの度数・樽・公式テイスティングノート)
- Cù Bòcan 公式サイト(軽くピート・毎年冬の2週間だけ蒸溜)
- Tomatin 公式:Shirakawa(白川蒸溜所)(1939年創業〜2003年閉鎖・国産ミズナラ350L樽・最後に残った原酒)
- Tomatin 公式:白川1958 発表リリース(2022年8月24日/陶製の甕・九州のステンレスタンク・2019年に黒壁蔵で発見・1,500本・49%・9月13日発売)
- 国分グループ本社:「トマーティン レガシー」がIWSCで最優秀賞を受賞(2025年1月14日発表・98ポイント/参考売価)
- 国分グループ本社:トマーティン商品一覧(モナリアッハ山脈の水/各ボトルの日本正規品スペック・度数・参考売価・ノンチルフィルタードの有無/ク・ボカンの名前の由来=伝説上の魔犬)
※価格・スペック・発売情報は本記事執筆時点のもの。
※本文の数字・表・テイスティングノートは、上の公式ページの記載から引いとるで。
最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
📖 この記事に出てきた用語(タップで辞典へ)
分からん言葉があったら、ここから用語辞典でサクッと確認してな。
ピート/ピーテッド…泥炭(ピート)で麦芽を燻して付ける、焚き火や正露丸みたいなスモーキーな香りのことやで。
カスクストレングス…樽から出したまま、加水でうすめてへん高い度数のボトルのこと。香りも味も力強い。
シェリー樽…スペインの酒精強化ワイン「シェリー」を熟成させた樽や、ウイスキー用にシェリーで風味づけ(シーズニング)した樽。オロロソやPXなら濃いドライフルーツ、フィノなら辛口寄り——中身のシェリーの種類で味の向きが変わる。
オロロソ(シェリー樽)…酸化熟成でつくる辛口のシェリー。この樽で寝かせたウイスキーに、ドライフルーツ・ナッツ・黒糖みたいなコクのある風味が移るで。
トウニー/タウニー(ポート)…小さめの樽でわざと空気に触れさせて、黄褐色に育てたポートワイン。レーズンやナッツ、キャラメルみたいな落ち着いた甘さが付くで。カタカナは2通りあるけど同じもん。
ミズナラ樽…日本産のオーク(ナラ)の樽。白檀やお香みたいな“和”の香りが付く、世界が憧れる希少な樽やで。
バージンオーク(新樽)…一度も使ってへん新品の樽。バニラやウッディな樽の香りが正面から前に出てくる、樽との交流がいちばん濃いタイプや。
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