この一本、樽の履歴がとにかく渋いんよ。リフィルバーボン樽で13年しっかり寝かせたあと、最後の1年だけポートパイプ(ポートワインの大樽)に移す。しかもそのポート樽が、約50年ものあいだポートワインを寝かせとった樽やねん。ウイスキーが入る前に、樽のほうが50年ぶん仕事しとったわけや。(蒸溜所そのものの話は トマーティン蒸溜所とは? にまとめてあるで)
PORT 46% / 700ml
トマーティン 14年 ポート・カスク 46% 700ml
参考売価:18,000円(税抜)
実勢はリンク先で確認してな(2026年8月2日時点)
※これは公式情報をもとにした予習レビューやで。青いボックスが公式の表現、オレンジがワイの勝手な想像や。
🎯 結論|こんな人におすすめ
- ✅ポート樽の甘さと色を味わってみたい人
- ✅赤いベリーやトフィーみたいな、濃い果実の甘さが好きな人
- ✅樽の来歴にロマンを感じる人(50年ポートを寝かせた樽やで)
- ✅46%・ノンチルフィルタードで、しっかりした飲みごたえが欲しい人
- ✅逆にもっと手頃で軽やかな一本を探しとるなら、バーボン樽系のほうが合うと思うで
📋 基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 銘柄 | トマーティン 14年 ポート・カスク(Tomatin 14 Year Old Port Cask) |
| 種類 | シングルモルト スコッチウイスキー |
| 産地 | スコットランド/ハイランド |
| 蒸溜所 | トマーティン蒸溜所(1897年登録・標高315m) |
| 熟成年数 | 14年 |
| 樽 | リフィルバーボン樽で13年+ポートパイプで1年の仕上げ熟成 |
| 度数 | 46% |
| ろ過 | ノンチルフィルタード(冷却ろ過なし) |
| 容量 | 700ml |
| 参考売価 | 18,000円(税抜) |
| 輸入元 | 国分グループ本社株式会社 |
※ポートパイプ=ポートワインを熟成させとった大樽のこと。ふつうのウイスキー樽より大きいで。
※ポートワインそのものについては 【用語辞典】トウニー(タウニー)とは? と 【用語辞典】ルビーポートとは? で書いとる。ポートはポルトガルの酒精強化ワイン。甘いタイプがよう知られとるけど、実は甘さに幅があるんや。この14年では、タウニーポート樽由来の甘い香りと果実感が特徴になっとる。
🥃 テイスティングノート
青いボックスが公式の表現、オレンジがワイの勝手な想像やで。
👃 香り
📕 公式テイスティング(トマーティン公式)
赤いベリー、甘い蜂蜜、リッチなトフィー。豊かやけど、バランスの取れた香り。
🗣️ マッサンの妄想
赤いベリーと蜂蜜とトフィー——並べただけで甘いやんか。ポート樽は1年しか入れてへんのに、これだけ果実の香りが出るんやなあ。公式が「豊かやけどバランスが取れとる」とわざわざ言うとるのが気になるとこや。甘さで殴りにくるんやのうて、13年ぶんのバーボン樽の骨格がちゃんと下にある——そういうことやと予想するで。
👅 味わい
📕 公式テイスティング(トマーティン公式)
軽やかな果実とナッツが広がっていく。
🗣️ マッサンの妄想
香りは赤いベリー、蜂蜜、トフィー。そこから口の中で明るい果実とナッツへ広がっていく。
日本の輸入元はピーチやマンゴーを挙げとるから、この「明るい果実」はたぶん黄色い果実のほうやろな。赤い果実一辺倒やのうて、いろんな果実が層になって出てくるんちゃうかな。公式が「豊かやけどバランスが取れとる」と書くとこにも期待したいで。
🏁 余韻
📕 公式テイスティング(トマーティン公式)
なめらかなフルーツサラダのような締めくくり。
🗣️ マッサンの妄想
「フルーツサラダ」っちゅう表現がええな。1種類の果実やのうて、いろんな果実が混ざった感じで終わるっちゅうことやろ。公式は余韻を「長く残る」と書いとる。果実のニュアンスを残したまま、なめらかに続いていくタイプやと予想するで。
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
ワイ、この「13年+1年」っちゅう配分がめちゃめちゃ好きなんよ。14年のうち13年は地味にバーボン樽で土台を作って、最後の1年でポート樽の化粧をする。しかもその樽は50年ポートを寝かせとった年季もんやで。長い時間をかけて用意した舞台に、最後の1年だけ立たせる——なんかもう、演出が上手いやんか。
⚖️ ええとこ・気になるとこ
✅ メリット
- ✅樽の来歴がすごい:仕上げに使うポート樽は、約50年ポートワインを寝かせとった樽
- ✅13年+1年の配分:リフィルバーボン樽で13年、そこからポートパイプで1年だけ。土台と化粧がはっきり分かれとる
- ✅香りが華やか:赤いベリー、蜂蜜、トフィー。ポート樽らしい甘い果実の香り
- ✅46%・ノンチルフィルタード:冷却ろ過で香味のもとになる成分を取り除きすぎん造りや
❌ デメリット
- ❌値段が上がる:参考売価18,000円(税抜)。12年やレガシーとは階段が1段ちゃう
- ❌ポート樽系の甘い香りが苦手なら外れるかも:公式ノートには赤いベリー、蜂蜜、トフィーが並ぶ。こういう甘い香りが得意やない人には、別のボトルのほうが選びやすそうや
- ❌年数のわりに値段は張る:14年で18,000円(税抜)。樽の来歴に価値を感じるかどうかで、評価が分かれそうや
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
この一本、香りと味わいで出てくる果実がちゃうらしいんが楽しみやねん。鼻では赤いベリーと蜂蜜、口に入れたらピーチやマンゴーみたいな明るい果実。グラスの中で果実が入れ替わっていく酒って、記憶に残るんよ。まあ実際どうかは飲んでみんとわからんけどな。
📊 トマーティンの他のボトルと比べてみる
| ボトル | 度数 | 樽 | 参考売価 | 性格 |
|---|---|---|---|---|
| 14年 ポート・カスク(この記事) | 46% | リフィルバーボン13年+ポート1年 | 18,000円 | ポート樽の甘さと色 |
| レガシー | 43% | バーボン+バージンオーク | 4,500円 | 新樽の甘さ ※2026年4月メーカー出荷終了 |
| 12年 | 43% | バーボン+リフィル+シェリー8ヶ月 | 8,000円 | 3種の樽をまとめた定番 |
| カスク・ストレングス | 57.5% | ファーストフィル2種 | 12,000円 | 濃さで選ぶなら |
| 18年 | 46% | ホグスヘッド16年以上+オロロソ2年 | 25,000円 | オロロソ2年で仕上げた上位 |
※レガシーは、国分の商品ページに「2026年04月にメーカー出荷終了」と記載されとる(2026年8月4日確認)。店頭に残っとるぶんは買えるけど、これから探す人は在庫に注意してな。
トマーティンのなかでいちばん「樽の話がおもろい」のがこれやな。18年はオロロソシェリーで正統派、こっちはポート樽で変化球。シェリーとポート、どっちの甘さが好みかで選んだらええと思うで。
🍷 おすすめの飲み方(予想)
まずはストレートで、常温のまま。赤いベリーや蜂蜜の香りをちゃんと拾いたいからな。グラスをくるくる回して、5分ほど置いてから鼻を近づけてみてほしい。
加水は少なめで。46%やから、水を入れすぎると果実の甘さがぼやける可能性があるで。足すなら数滴ずつ、様子を見ながらがええと思う。
ハイボールにするのは、正直もったいないかも。ポート樽で1年かけて付けた香りやから、炭酸で薄めるよりそのまま味わうほうが得やと予想するで。どうしても割るなら、炭酸は少なめの1:2くらいで。
💰 買えるところ
14年 ポート・カスクは、12年ほどどこにでもあるわけやない。Amazon・楽天・Yahoo!で在庫を見比べるのがええと思うで。参考売価は18,000円(税抜)や。専門店のほうが在庫を持っとることもあるから、下のリンクも見てみてな。
🥃 ウイスキー専門店でも探す
品揃え豊富な専門店なら、レア銘柄や限定品も見つかりやすいで。価格を比べる時の選択肢に入れてみてな。
▶ 武川蒸留酒販売(山梨の洋酒専門店・品数豊富でコスパ◎)
▶ MALKS(モルクス)(ベルーナ運営・希少/限定ボトルに強い)
📰 当サイトのガイド記事:ウイスキーを安く買う方法|5大通販ショップの賢い選び方(武川・MALKS・Amazon・楽天・Yahoo!の徹底比較)
🎁 まとめ
リフィルバーボン樽で13年、そこからポートパイプで1年だけ。しかもその樽は、約50年ポートワインを寝かせとった年季もんや。
公式のノートは赤いベリー、蜂蜜、リッチなトフィー。味わいは軽やかな果実とナッツで、フルーツサラダのような余韻で締める。日本の輸入元はピーチやマンゴーのニュアンスも挙げとるで。
46%・ノンチルフィルタード。樽の来歴にロマンを感じるタイプの人には、たまらん一本やと思うわ。
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
正直に言うと、ワイがトマーティンでいちばん気になっとるのがこれや。理由は味やのうて、樽の話がおもろすぎるから。50年近くポートを育ててきた樽と、13年かけて育ったトマーティンの原酒が、最後の1年でようやく出合う。ぜんぜん別々に流れとった二つの時間が、ここで初めて重なるわけや。そう思て飲んだら、そら期待してまうやろ。
🥃 トマーティン 14年 ポート・カスクを手に入れる
50年ポートを寝かせた樽で、最後の1年。46%・ノンチルフィルタード・700ml
❓ よくある質問
Q. ポート樽って何?
A. ポートワインを熟成させとった樽のことや。ポートはポルトガルの酒精強化ワインで、甘いタイプが有名やけど甘さには幅があるで。この14年で使うとるんはタウニーポート樽——空気に触れさせて黄褐色に育てたタイプの樽や。くわしくは トウニー(タウニー)とは? と ルビーポートとは? で書いとるで。
Q. 18年とどっちがええ?
A. 樽の方向がちゃう。14年はポート樽で赤い果実の甘さ、18年はオロロソシェリー樽でドライフルーツとナッツの濃さや。参考売価は14年が18,000円、18年が25,000円(税抜)。変化球が好きならポート、正統派のシェリーが好きなら18年やと思うで。
Q. 「1年だけ」の仕上げで、そんなに変わるん?
A. 変わると言われとる。仕上げの熟成(フィニッシュ)は短い期間でも樽の個性がはっきり移るんや。とくにこの14年で使うとるんは、約50年ポートを寝かせてきたタウニーポート樽や。
仕上げは1年やけど、完成品の公式ノートには赤いベリー・蜂蜜・トフィーが並ぶ。少なくともこの一本では、ポート樽の影響がちゃんと分かる仕上がりになっとるようやな。
公式情報・参考リンク
📰 公式サイト・輸入元
- Tomatin 公式:Our Whisky(テイスティングノート・受賞歴・英国公式価格)
- 国分グループ本社:トマーティン商品一覧(日本正規品の度数・参考売価・樽の内訳・ノンチルフィルタードの有無)
- Tomatin 公式:Our Story(蒸溜所の歴史)
※価格・スペックは本記事執筆時点のもの。
最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
📖 この記事に出てきた用語(タップで辞典へ)
分からん言葉があったら、ここから用語辞典でサクッと確認してな。
ノンチルフィルタード…冷やして濁りのもとを濾す工程をあえてやらん造り。香味成分が残って、味に厚みが出やすいんや。
シェリー樽…スペインの酒精強化ワイン「シェリー」を寝かせとった樽。オロロソやPXなら濃いドライフルーツ、フィノなら辛口寄り——中身のシェリーの種類で味の向きが変わるで。
オロロソ(シェリー樽)…シェリーの中でも濃厚タイプ。ドライフルーツ・ナッツ・黒糖みたいなコクのある甘さが特徴や。
酒精強化(ワイン)…ブドウ由来の蒸留酒を足して度数を上げたワイン。発酵の途中で足したら糖が残って甘口(ポート)、発酵を終えてから足したら辛口寄り(シェリー)になるで。
ルビーポート…大きな容器で酸化による変化を抑えて寝かせたポートワイン。若い赤い果実味が残るタイプで、ラズベリーやチェリーを思わせる風味につながる樽や。
トウニー/タウニー(ポート)…小さめの樽でわざと空気に触れさせて、黄褐色に育てたポートワイン。レーズンやナッツ、キャラメルみたいな落ち着いた甘さが付くで。カタカナは2通りあるけど同じもんや。
ホグスヘッド…約250Lの中くらいの樽。バーボン樽をバラして組み直して作られることが多いサイズで、スコッチの熟成では定番やで。


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