長濱蒸溜所の名前がついたウイスキー、いま何本あるか知っとる? ワイがこのブログで書いたぶんを数えたら32本やった。滋賀の小さい蔵から、これだけ出とるんや。
ただ、この32本には落とし穴がある。「AMAHAGAN(アマハガン)」と「シングルモルト長濱」は、名前が似とるのに中身が全然ちゃう。
片方は海外のモルトが主役。もう片方は長濱で造った原酒だけ。ここを知らんまま棚の前に立つと、たぶん迷子になる。
この記事は、その地図を配る記事や。どっちがどっちで、どれから手を出したらええか。ほんで、なんで長濱が「ジャパニーズウイスキー」と名乗らへんのか——ここが分かると、この蒸溜所の面白さが一気に見えてくるねん。
🎯 結論|こんな人に刺さる蒸溜所や
- ✅小さい蔵が本気で造っとる話にグッとくる人
- ✅ミズナラ・桜・沖縄熟成みたいな、和の樽が気になる人
- ✅好きなミュージシャンや漫画のコラボから入ってみたい人
- ✅「ジャパニーズウイスキーって何なん?」の答えを、実例で知りたい人
- ✅6,000円前後から、いろんな樽を飲み比べたい人
🏭 長濱蒸溜所って、どんなとこ?
滋賀県長浜市。琵琶湖の東の岸にある町や。JR長浜駅から歩いて4分のとこに、この蒸溜所はある。
元はビール屋やねん。1996年3月13日にビールを造り始めた「長浜浪漫ビール」が、20年たった2016年11月1日に蒸溜所を置いた。ビールのほうが20年先輩っちゅうわけや。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 蒸溜所名 | 長濱蒸溜所 |
| 運営 | 長浜浪漫ビール株式会社(代表取締役 伊藤 啓) |
| 所在地 | 〒526-0056 滋賀県長浜市朝日町14-1 |
| 蒸溜所の設置 | 2016年11月1日(公式の語は「設置」。稼働も公式は「2016年11月」と月まで) |
| ビール製造開始 | 1996年3月13日(蒸溜所より20年先輩) |
| 蒸溜所面積 | 8坪。公式いわく「日本最小クラスの蒸溜所」 |
| ポットスチル | 3基(初溜釜 1,000L×2基/再溜釜 1,000L×1基)・アランビック型 |
| 主なブランド | シングルモルト長濱/AMAHAGAN(アマハガン) |
※上の表は、長浜浪漫ビール公式サイトの会社概要・ウイスキーページと、公式プレスリリースから引いたもんや。
※仕込み水と、建物が江戸時代の米蔵やという話は、ワイが実際に訪ねたときに見てきたことやから、訪問記のほうに詳しく書いてあるで。
どのくらい小さいかというと、蒸溜所の面積は8坪。会社概要にそう書いてある。江戸時代の米蔵を改修した建物で、ポットスチルは初溜2基+再溜1基の合わせて3基。仕込み水は伊吹山の伏流水や。
8坪っちゅうたら、畳16枚ぶん。25㎡くらいのワンルーム1戸ぶんや。その8坪に、仕込みと蒸溜の設備がぎゅっと詰まっとる。「日本最小クラス」は謙遜やのうて、たぶんそのまんまの意味やと思うわ。
🛢 「一醸一樽」=1回の蒸溜で、1樽だけ
長濱が掲げとるのが「一醸一樽(いちじょういっとう)」という4文字や。
意味はシンプルで、1回の蒸溜でできる原酒が、ちょうど1樽ぶん。だから1回ぶんをまるごと1樽に詰める。それだけ。
でも、これがえらいことやねん。1回ぶんが1樽にそのまま入るから、樽の1本1本が、その日の仕込みの顔を持っとることになる。
シングルモルト長濱に「FIRST BATCH」「SECOND BATCH」と番号が振ってあって、しかも1本ごとに樽の構成がガラッと変わるんは、この造り方の延長線上にあるんやな。
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
8坪でこれをやっとるっちゅうのがええねん。樽ごとに顔がちゃうのを、そろえて隠すんやのうて、そのまま出しとる。ワイが訪ねたときも、樽から直接ボトルに詰めさせてもらえるコーナーがあってな。「この1本、世界にこれだけです」って渡された瞬間、グラス持つ前からニヤけてもうたわ。
🔀 AMAHAGANとシングルモルト長濱は、名前が似とるだけの別モンや
ここが、この記事でいちばん言いたいとこや。
「AMAHAGAN」って名前だけ見たら、長濱で全部造っとるように思うやんか。でも、ちゃう。
公式サイトにはっきり書いてある。AMAHAGANは「海外のモルトウイスキーをベースに、長濱蒸溜所のモルトを絶妙にブレンド」したもんや。ページには「一部輸入原酒を使用」とも明記してあって、名乗っとるのは「ワールドモルト」。
つまりAMAHAGANの主役は、海外のモルトのほう。長濱のモルトは、そこに混ざる側やねん。
いっぽう「シングルモルト長濱」は、公式リリースの言葉をそのまま借りると「自社蒸留原酒のみをヴァッティングした」もん。長濱で蒸溜した原酒だけで組んである。
| シングルモルト長濱 | AMAHAGAN(アマハガン) | |
|---|---|---|
| 中身 | 長濱で蒸溜した原酒だけ | 海外のモルトがベース+長濱のモルト |
| 公式の言い方 | 「自社蒸留原酒のみをヴァッティングした」 | 「海外のモルトウイスキーをベースに、長濱蒸溜所のモルトを絶妙にブレンド」 |
| 種類 | シングルモルト | ワールドブレンデッドモルト |
| グレーン原酒 | 使わへん | 使わへん(モルトだけを混ぜたもん) |
| 当ブログの記事数 | 8本 | 13本+コラボ多数 |
| 値段の目安 | 限定バッチ中心で高め | 定番5種で6,050〜8,250円(公式ショップ税込) |
※「ヴァッティング」=いくつもの樽の原酒を混ぜ合わせること。シングルモルトなら、同じ蒸溜所のモルト原酒だけを組み合わせる。詳しくは用語辞典で。
※上の「公式の言い方」は、長浜浪漫ビール公式サイトと公式プレスリリースの原文や。
ほな、なんで自分とこの原酒だけで勝負せんと、海外のモルトと組んだんか。公式の答えがちゃんとある。
AMAHAGANの第一弾が出たんは2018年12月4日。そのときの発表に、こう書いてある。「将来のシングルモルトのリリースに向け、ウイスキーづくりにおいて最も重要な工程のひとつである『ブレンド』に焦点を当て生み出された」と。
2016年に蒸溜を始めた蔵や。自分とこの原酒が3年たって使えるようになるまで、どうしたって待ち時間がある。その間ただ待っとったんやのうて、海外のモルトと組みながら「混ぜて味を作る腕」を磨いとったんやな。
ここが分かると、AMAHAGANとシングルモルト長濱が地続きに見えてくる。どっちが上でどっちが下、っちゅう話やのうて、ブレンドの腕があるからシングルモルトも組める。そういう順番やねん。
📜 なんで「ジャパニーズウイスキー」と名乗らへんのか
日本には、「ジャパニーズウイスキー」と名乗るためのルールがある。日本洋酒酒造組合が2021年2月12日に決めた「ウイスキーにおけるジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」や。
2021年4月1日に始まって、昔からある商品に許されとった猶予も2024年3月31日で終わっとる。
AMAHAGANに関わってくるとこを、ざっくり4つにまとめるとこうや。
| 要件 | ざっくり中身(基準の原文から) |
|---|---|
| 原材料 | 麦芽、穀類、日本国内で採水された水に限る。麦芽は必ず使う |
| 製造 | 糖化、発酵、蒸留は日本国内の蒸留所で行う。留出時のアルコール分は95度未満 |
| 貯蔵 | 内容量700リットル以下の木製樽に詰めて、日本国内で3年以上 |
| 瓶詰 | 日本国内で容器詰め。詰めるときのアルコール分は40度以上 |
ここ、勘違いしやすいとこやから丁寧にいくで。基準は「麦芽や穀類が日本産であること」までは求めてへん。国産が要るんは水のほうや。
AMAHAGANに入っとるんは、海外で造られたモルトウイスキーの原酒。つまりその原酒は、糖化・発酵・蒸留を日本国内でやったもんやない。せやから第5条の製法品質の要件には該当せえへん、っちゅうことやねん。
で、ここからが面白いとこやねん。
この基準の第6条2項には、第5条の製法品質の要件に該当せんウイスキーについて、こう書いてある。「日本国内の都市名、地域名」などを表示したらアカン、と。「長濱」は地名やから、ふつうに読んだら引っかかる。
ところが、同じ条文にはこう続くんや。
「ただし、第5条に定める製法品質の要件に該当しないことを明らかにする措置をしたときは、この限りでない。」
──日本洋酒酒造組合「ウイスキーにおけるジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」第6条2項
長濱がやっとることを、もう一回並べてみてな。「ワールドモルト」と名乗る。「一部輸入原酒を使用」と書く。
条文と、この表示。ふたつ並べて読んでみてな。
🔑 ワイには「すり抜けとる」やのうて、基準が想定しとる“要件外なら、それと分かるように出す”っちゅう方向に、まっすぐ沿った見せ方に見えるんよ。この話を知ったとき、長濱のことが一段好きになったわ。
※要件と第6条の文言は、日本洋酒酒造組合が公開しとる基準の原文(制定2021年2月12日)から引いた。
※この基準は法律やのうて、業界団体が自分らで決めた自主基準や。
※長濱が「基準を意識してこう書いた」と公表しとるわけやない。基準の中身と、公式サイトの書き方を並べたらこうなる、という話やで。
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
この「ただし書き」を見つけたとき、正直びっくりしたわ。ルールっちゅうと「アカン」を並べるだけのもんやと思い込んどったからな。そうやのうて、「こう書いてくれたら、名前を出してええですよ」っちゅう通り道が、ちゃんと用意してある。ほんで長濱は、その通り道をまっすぐ歩いとる。ラベルの隅に小さい字で書いて済ます手もあったやろに、ブランド名のすぐ下にデカデカと「World Malt」やで。これ、なかなかできることやないと思うねんな。
🎸 コラボの多さは、この蒸溜所のもうひとつの顔
長濱のもうひとつの特徴が、コラボの数や。ちょっと並べてみるで。
| コラボ相手 | ボトル |
|---|---|
| L’Arc-en-Ciel | 結成35周年記念(LEGACY BLEND/RAINBOW NOTES) |
| UVERworld | Pygmalion |
| 吉井和哉 | YAZUKA ワールドモルト TALI |
| 布袋寅泰 | AVANT-GARDE |
| スノーピーク | TAKIBI ブレンデッド |
| 漫画『神の雫』 | アマハガン シャトー・モンペラ |
| ゴジラ | AMAHAGAN ゴジラ |
| アルモリック(フランス) | INAZUMA ジャパニーズ/クリームブリュレ |
ミュージシャンだけで4組。そこに漫画、怪獣、キャンプブランド、フランスの蒸溜所まで来る。ここまで幅広くやっとる蒸溜所、ワイはちょっと他に思いつかへん。
ワイが訪ねたとき、ショップの棚に刀剣乱舞のコラボまで並んどって笑ってもうた。8坪の蔵が、日本中のいろんなカルチャーと握手しとるわけや。
🥃 長濱の32本を、4つの棚に分けて見る
ほな、このブログで書いてきた長濱の記事を、棚ごとに並べるで。
① シングルモルト長濱(8本)|長濱の素の顔
自社の原酒だけで組んだシリーズ。バッチごとに樽の構成が変わるから、1本1本が別の作品みたいなもんや。
| ボトル | 樽の主役 |
|---|---|
| FIRST BATCH | 4種の樽オールスター |
| SECOND BATCH | シェリー × KOVAL |
| THIRD BATCH | ピート主役 |
| Mont-Pérat BATCH | 仏ワイン樽の追熟 |
| FIFTH BATCH | オロロソフィニッシュ |
| SIXTH BATCH | ミズナラ主軸 |
| SEVENTH BATCH | 赤ワイン × ソーテルヌ |
| EIGHTH BATCH | 桜 × アンブラナ樽 |
② AMAHAGAN(13本)|海外のモルトと組んだワールドモルト
定番5種はどれもアルコール度数47%。そこに限定版がどんどん乗っかってくる構成や。
| ボトル | 特徴 |
|---|---|
| ベーシックブレンド | 第一弾。まずここから |
| No.2 レッドワイン | 赤ワイン樽の華やかさ |
| No.3 ミズナラ | ミズナラ樽の和の香り |
| 山桜 | 桜樽が生む和の華やかさ |
| ピーテッド | スモーキー × フルーティ |
| 沖縄エイジング シェリーカスク | 南国で寝かせた限定 |
| Vino de Pago | スペイン最高格付けの赤ワイン樽 |
| KOVAL | 米シカゴのKOVAL樽で全量熟成 |
| 5周年エディション | コア5種をブレンドした限定 |
| メタリックラベル 2nd | 長熟モルト × 40年グレーン |
| Cigar | シガー合わせに振り切った57.9% |
| ゴジラ | シェリー樽100% |
| アトマイザー ヘビリーピーテッド | 追いピート用のスプレー |
③ コラボもの(8本)|好きな人から入るのもアリ
| ボトル | コラボ相手 |
|---|---|
| L’Arc-en-Ciel 35周年ウイスキー | L’Arc-en-Ciel |
| Pygmalion | UVERworld |
| YAZUKA ワールドモルト TALI | 吉井和哉 |
| AVANT-GARDE | 布袋寅泰 |
| TAKIBI ブレンデッド | スノーピーク |
| アマハガン シャトー・モンペラ | 漫画『神の雫』 |
| INAZUMA ジャパニーズ | アルモリック(フランス) |
| INAZUMA クリームブリュレ | アルモリック(フランス) |
④ ハイボール缶(3本)|いちばん気軽な入口
「いきなりボトルはちょっと」という人は、ここからでええと思うわ。コンビニで会えるのが強い。
| ボトル | 特徴 |
|---|---|
| 俺のアマハガン ハイボール缶 | ファミマ限定・食中向けのスッキリ系 |
| アマハガン ハイボール シェリー樽原酒ブレンド缶 | シェリー樽の原酒入り |
| アマハガン ハイボール 神の雫 缶 | ファミマ限定の漫画コラボ |
🧐 へぇ〜! ボトル豆知識(タップで開く)
「AMAHAGAN」を、うしろから読んでみてくれるか。
A・M・A・H・A・G・A・N → N・A・G・A・H・A・M・A。
そう、NAGAHAMA(長濱)や。ひっくり返しただけ。
気づいた瞬間に「うわ、やられた」って声出たわ。これ、飲み会で言うたら1回は「ほんまや!」が返ってくるネタやで。
💬 ※ここからは"噂話程度"に聞いてな:この並びは誰でも確かめられる事実やけど、公式サイトに「名前の由来はこれです」という記載は、ワイには見つけられんかった。愛好家のあいだで広く言われとる話、くらいで受け取ってな。もし公式の出典を知っとる人がおったら、コメント欄で教えてな!感謝のお返事、絶対するで🙏
🛒 買えるところ
AMAHAGANの定番5種は、Amazon・楽天・Yahoo!でわりと見つけやすいで。公式オンラインショップやと6,050〜8,250円(税込・2026年8月11日確認)。ネット通販はもうちょい動くから、リンク先で今の値段を見てな。
シングルモルト長濱のバッチもの、それとコラボ限定は数が少ないから、見つけたときが買いどきや。公式オンラインショップと蒸溜所のショップが本命になる。
🥃 ウイスキー専門店でも探す
品揃え豊富な専門店なら、レア銘柄や限定品も見つかりやすいで。価格を比べる時の選択肢に入れてみてな。
▶ 武川蒸留酒販売(山梨の洋酒専門店・品数豊富でコスパ◎)
▶ MALKS(モルクス)(ベルーナ運営・希少/限定ボトルに強い)
📰 当サイトのガイド記事:ウイスキーを安く買う方法|5大通販ショップの賢い選び方(武川・MALKS・Amazon・楽天・Yahoo!の徹底比較)
🚶 蒸溜所に行ってみたい人へ
長濱蒸溜所は見学できる。しかもJR長浜駅から歩いて4分やから、思い立って行ける距離やねん。
ワイも行ってきた。ポットスチルが目の前にある距離で試飲できるし、樽から自分の手で瓶詰めするハンドフィル体験もある。併設のレストランでビールも飲める。
予約のしかた、アクセス、当日の流れ、長浜観光と組み合わせた1日プランまで、行く人向けの話はぜんぶこっちにまとめてあるで。
🚶 行く人向けの記事はこっち
→ 長濱蒸溜所 訪問記|滋賀のクラフト蒸溜所とハンドフィル体験
🎁 まとめ|8坪の蔵が、隠さんと出しとる答え
長濱蒸溜所の話を、3行にまとめるとこうなる。
- 🥃シングルモルト長濱=長濱で造った原酒だけ。1回の蒸溜が約1樽ぶんやから、樽ごとの顔が見えやすい
- 🥃AMAHAGAN=海外のモルトがベースで、そこに長濱のモルトが混ざる「ワールドモルト」
- 🥃だから「ジャパニーズウイスキー」とは名乗らへん。名乗らへんことを、公式が自分から書いとる
この3つ目が、ワイはいちばんええなと思うねん。
「うちのは日本のウイスキーです」と言うたほうが、たぶん売りやすい。それでも長濱は、ブランド名の真下に「World Malt」と刷った。
8坪の蔵が、海外のモルトと手を組んで、そのことを隠さんと出す。小さいからこそできる勝負のしかたやと思うわ。
まずは定番のベーシックブレンドか、コンビニのハイボール缶から。そこで「お、ええやん」となったら、シングルモルト長濱のバッチもんが待っとるで。
🗣️ マッサンの一言(独断・偏見・妄想込み)
ワイが長濱を好きなんは、そのボトルが何モンなんかを、自分から先に言うてくれるとこや。モルトだけか、海外の原酒が入っとるか、どの樽で仕上げたか。読んでから飲むと、味の理由が分かる。これ、ウイスキーがいちばん面白なる瞬間やねん。ほんで気づいたら、棚に長濱のボトルが増えとる。ようこそ、こっち側へ。
❓ よくある質問
Q. AMAHAGANとシングルモルト長濱、どっちから飲んだらええ?
AMAHAGANのベーシックブレンドからが入りやすいと思うわ。値段も手が届くし、定番やからいつでも買える。そこで長濱の方向性が気に入ったら、シングルモルト長濱のバッチもんに進むのがきれいな順番やな。
Q. AMAHAGANはジャパニーズウイスキーやないの?
日本洋酒酒造組合の表示基準でいう「ジャパニーズウイスキー」の製法品質の要件には該当せえへん。海外で造られたモルトウイスキーの原酒を使うとるからや。ただし、これは品質の話やのうて造り方の分類の話やで。長濱自身も「ワールドモルト」と名乗って、「一部輸入原酒を使用」と公式に書いとる。
Q. 「一醸一樽」ってどういう意味?
1回の蒸溜でできる原酒が、ちょうど1樽ぶん。その1回ぶんをまるごと1樽に詰める、という造り方や。まとめて何十樽に振り分けへんから、樽ごとに個性がはっきり出るのが特徴やねん。
Q. 蒸溜所は見学できるん?
できるで。JR長浜駅から歩いて4分。ポットスチルのすぐそばで試飲できて、樽から自分で瓶詰めするハンドフィル体験もある。詳しくは訪問記を見てな。
公式情報・参考リンク
📰 長浜浪漫ビール公式・日本洋酒酒造組合
- 長浜浪漫ビール公式:長濱蒸溜所ウイスキー(稼働年・日本最小クラスの記述)
- 長浜浪漫ビール公式:AMAHAGAN(「海外のモルトをベースに」「一部輸入原酒を使用」の記述)
- 長浜浪漫ビール公式:会社概要(設立・蒸溜所設置日)
- PR TIMES:シングルモルト長濱 THE SIXTH BATCH(「自社蒸留原酒のみをヴァッティング」の記述)
- PR TIMES:AMAHAGAN World Malt Edition No.1(2018年12月4日・「ブレンドに焦点を当て生み出された」の記述)
- 長浜浪漫ビール公式オンラインショップ:AMAHAGAN(価格の出どころ)
- 日本洋酒酒造組合:ウイスキーにおけるジャパニーズウイスキーの表示に関する基準(PDF・制定2021年2月12日)
※価格・スペック・ラインアップは本記事執筆時点(2026年8月)のもの。
最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
📖 この記事に出てきた用語(タップで辞典へ)
分からん言葉があったら、ここから用語辞典でサクッと確認してな。
ピート/ピーテッド…泥炭(ピート)で麦芽を燻して付ける、焚き火や正露丸みたいなスモーキーな香りのことや。
シェリー樽…スペインの酒精強化ワイン「シェリー」を熟成させた樽や、ウイスキー用にシェリーで風味づけ(シーズニング)した樽。中身のシェリーの種類で味の向きが変わるで。
オロロソ(シェリー樽)…酸化熟成でつくる辛口のシェリー。この樽で寝かせたウイスキーに、ドライフルーツ・ナッツ・黒糖みたいなコクのある風味が移るで。
ミズナラ樽…日本産のオーク(ナラ)の樽。白檀やお香みたいな“和”の香りが付く、世界が憧れる希少な樽や。
フィニッシュ(追熟)…熟成の仕上げに、別の樽へ移して短期間寝かせること。最後にその樽の風味を上乗せする技や。
ブレンデッドモルト…複数の蒸溜所のモルト原酒だけを混ぜたウイスキー。グレーンは入れへんのがポイントや。
ヴァッティング…同じ種類の原酒どうし(モルトならモルト同士)を混ぜ合わせて、香りや味を組み立てる作業のことや。


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